スポーツをしている時や何気なく歩いている時、
階段から落ちて足をくじいた。。。
多くの場合、このようなときは体重をのせることができず、
足を引きずるように歩くことしかできません。
捻挫をした直後に医療機関に行くのが一番イイのですが、
日曜日などで医療機関が休みのときや
救急病院にいくほどでないだろうというときなど
なかなかそうもいかないことも多いので
その場ですぐできる痛みを和らげるための方法を紹介します。
知っておくといざというときにすごく便利です。
まわりから拍手喝采されること間違いナシです。
足首の仕組み
少しだけ足首のことを知っておいたほうがいいかもしれません。
足首は足関節と呼ばれていて脛骨、腓骨、距骨の3つの骨で構成されています。

つま先を上下に動かしたり、足の裏を内側に向けたりすることができます。↓

距骨の下には足根骨と呼ばれる小さい骨が7つ集まって足の土台を形成しています。
その骨たちは靭帯という組織で繋がっていてちょっとした動きでも
うまいこと上からの体重を分散させてくれます。
骨の上には筋肉が付いていて筋肉が縮む事で関節は動くことができるのですが足関節には筋肉がほぼありません。
そのかわりに筋肉と骨をつなぐ腱という組織がたくさん通っていて足の指を動かしたりしています。
代表的なのがアキレス腱ですね。
アキレス腱はふくらはぎの太い筋肉と”かかと”を繋いでいます。
これが切れると足首は動かなくなって立つことも歩くこともできなくてしまいます。
つまり足首の周りにはほぼ骨と皮しかない状態です。
だからさわるとゴツゴツしているのです。
足首をひねる
足の裏を内側に向ける動作がいきすぎたときに外側の骨をつないでいる「靭帯」という組織が損傷を起こします。
これが足関節の捻挫で激痛が走って足首がボコっと腫れて歩けなくなります。
スポーツの現場ではけっこう多いのが足首の捻挫です。
整骨院でもこの足首の捻挫した人はけっこう多くいらっしゃいます。
整骨院やその他の医療機関にすぐ行ける時はいいですが、必ずしもそうでない場合がけっこうあります。
特にスポーツをやる時なんかは日曜日や祝日にやることが多いかと思われます。
その日は医療機関も休みの事が多いのでだいたいその翌日以降に医療機関に行く事が多いと思われます。
ではどこにも頼れるところがないときにどうすればいいのかを解説していきたいと思います。
足の捻挫ですみやかにやるべきことその1
安静にして冷やす+α
捻挫というのは起きた直後にいかに処置するかでその後の治り方も全然違ってきます。
捻挫をしてしまったら、安静を保持して冷やすのが通常です。
足をくじいたらまずは冷やすことと安静にして動かさないこと。
これが大原則です。
ほかにもできることがあります。それがふくらはぎ付近の筋肉をほぐしてあげることです。
これがホントに大事なことです。
捻挫は足首をひねってそこに体重がのっかる事で起こることが多いですが、
その足首をひねった時にそこに付いてる筋肉が普段ではありえないぐらい伸ばされてしまうのです。
↓


この筋肉が伸ばされた状態のまま放置してしまう事が多くて、
捻挫してから何年も経ってるのにいまだに違和感がとれないとかいうケースがけっこうあります。
これは最初の段階でキチンとした処置をしていない事が原因です。
足首をひねったからといって足首だけを処置してしまうと
その部分は治るかもしれませんが、周りの筋肉には傷が残ったまま放置されてしまうので
やがて硬く凝り固まってしまってずーっと違和感が残ってしまうことになります。
足の捻挫ですみやかにやるべきことその2
とりあえず固定する。
捻挫は靭帯の損傷なので動かすと激痛が走ります。とにかく痛いです。
なのでできるだけ動かさないようにします。
安静を確保したら、とりあえず回りにあるものなんでもいいので
ガチガチに固めてしまいましょう。テーピングテープや包帯などがあれば一番イイのですが
ないときはタオルでもTシャツでもなんでもイイです。
さきほどのと併せてやってあげると非常にラクになります。
スポーツの現場では包帯とテーピングテープは常備しておいたほうがいいですね。
まとめ
人間は二足歩行の動物なので足が2本しかありません。
なので必然的にケガをする率も高くなります。
特に普段スポーツをしない人は急な運動をするとそういう事が起こりやすいです。
人間は本来動いてナンボの動物なので日ごろから体を動かすことをオススメシマス。
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