芸術家の脳は日々進化してるので毎日同じものを鑑賞しても感じ方が違う

同じ絵をみてもそのときの状況によって

感じかたが違うことってありませんか?

それはあなたの脳が日々進化している証拠です。

真の芸術家になるにはこの日々の進化がすげえ大事なことです。

芸術家は満足してしまったらそこで終わりです。

満足してしまわないためにどうすればいいか?

今回はそんなお話です。

 

細胞が生まれ変わっていることを自覚する

 

人の細胞は日々生まれ変わっています。

当然のように脳の細胞も日々生まれ変わってどんどん

新しいものになっていきます。

その進化は死ぬまで終わることはありません。

毎日まったく同じタスクをこなしていたとしても

日々の積み重ねてる事が少しずつでもあるはずなので

それは決して毎日同じでなく昨日よりも今日、

今日よりも明日の方が何かしらの進化を遂げているはずです。

 

そんな感じで考えればわりと自分のマインドをコントロールしやすいです。

 

芸術における感覚というものも日々進化をしているはずなので

毎日同じものを鑑賞したとしても昨日と今日では感じかた、とらえかたが

微妙に変わっているはずです。

 

ところがどっこい。

今の世の中で日々進化している人ってどのぐらいいるんだろう

、って考えたとき、すごく少数派なんでしょうね。

僕の肌感覚ではかなり少ないように感じます。

進化しようとしてない人が大多数です。

だからそういう考えを持っているだけでかなりリードしているといえます。

ご安心ください。

 

いいと思う感覚は日によって違う

 

日々進化してるかどうかを測る簡単な方法があります。

それは毎日何かしらの同じ芸術に触れるということです。

僕は毎日だいたい同じ時間に音楽を聴きながら

自転車に乗って走っているんですが、

たとえ同じ音楽を同じ場所で聴いてたとしても

その日によって感じ方が全く異なるんですよね

 

昨日はひとりでニヤニヤできるぐらい感動できたのに

今日はそこまでじゃないなーと思う事が多々あります。

これは昨日とは違う自分になっているからそうなのであって

昨日の感動を与えてくれた曲はあくまで昨日の自分に対してです。

まあ単純にそのときの精神状況とかによってもかなり左右されてしまうので

一概にそうとも言い切れないところはありますが。笑

 

まあそれはそれでひとつの解釈として、僕の解釈はこうです。

今日の自分はもうその曲からエネルギーをたくさんもらってるので

そこの部分の感動に対してはすでにお腹いっぱいになってしまった。

だから同じ曲を聴いても感動が薄れてしまった。という感じ。

 

、ということで違う曲をかけて聴いてみました。

するとイントロに入ったとたん、

すでに違う世界に飛んでいってしまった感覚を覚えました。

もうそうなるとニヤニヤが止まりません。笑

ひとりで音楽聴きながらニヤニヤしてるって、、、

相当怪しいヤツになってしまってますが、

芸術家なんてそんな人間ばっかりなんで大丈夫です。笑

脳は常に新しい刺激を求めているということがわかりました。

でもこれ同じ場所で同じ音楽を聴いたとしてもまた新たな感動が

生まれることってよくあるんです。

そのときの自分は間違いなく進化してるといえるでしょう。

 

細かいことを考えるヒマを与えてくれない作品がある

 

ごくまれにですが何回聴いても全然満足しない、

常に感動させてくれる曲もあります。

 

そんな曲はあまり多くは存在してませんが

テンション上げたい時とかに聴きたい曲、

泣きたい時に聴きたい曲があったりして

それぞれその時の気分によってこの時はこれ!

みたいなのがいくつかあります。

そういうのないですか?笑

 

その曲を聴いて毎回同じように感動するわけではなく、

毎回違う発見があったりしていちいち感動させられます。

 

例えていうならラーメン屋の大将が

常連客には毎回少しだけ違う隠し味を入れるみたいな。

 

同じなんだけど同じじゃない。

そんな感覚。

 

でも音楽は録音されたものを流してるから

そんなことはありえないはずなんだけど、

やっぱりどこか違うような感覚になる

 

これは聴き手が少しずつ進化してるということにほかなりません。

それを分析すると

同じ曲でもその時によって聴く角度が少し変わる。

角度が変われば前に聴いた時とは違うものが見えてくる

、みたいな感じです。

 

漫画でも同じことが起こる

 

これは漫画を読んだ時にも同じ現象が起こります。よく起こります。

何回も何回も読んでてストーリーとかセリフとか

全部完璧に覚えてるのになぜか手にとってしまうのってないですか?。

読みたくなってしまう。

、というよりその作品に触れたくなる

といったほうがニュアンス的にあってますかね。

 

 

やっぱりその時その時で感じ方が全然違っていて

新たな発見がいっぱいあるんですよ。

すごく不思議な感覚ですが。

この感覚を味わうことができたらそれはもう日々進化できているってことです。

この現象はほかの芸術作品でもしょっちゅう起こり得ます。

 

込められた「ナニカ」の大きさ

 

なぜそういう現象が起きるのか?

芸術には不思議な魔法みたいなものがあるからです。

 

その作品に込められたエネルギー。

 

僕はその言葉や形に表すことができない不思議な力のことを

「ナニカ」と呼んでいます。

言葉にできないんです。感覚的なものなので。

なんかよくわからないけどその作品に惹きこまれることって

よくありますよね?

 

作品に込められたナニカの量が多ければ多いほど

鑑賞側を飽きさせないのは間違いないです。

だから何回読んでも何回聴いてもお腹いっぱいになることがないんです。

 

僕の経験談ですがこんな話があります。

 

僕は高校生のときに寝る前に必ずジブリの

「天空の城ラピュタ」を流しながらふとんに入っていました。

ストーリーはもちろん、セリフもほとんど覚えていたので

まったく画面を見ていません。

ただ流れてくる音楽やセリフ。それが耳に入るだけで心地よかったんです。

これはその作品からにじみ出てくる「ナニカ」によって

僕の芸術の脳みそが刺激されて癒しの効果を生んでいたんです。

 

まとめ

 

作品にいくら膨大な「ナニカ」のエネルギーが込められてても

鑑賞側の進化が止まってしまえばそこで

そのエネルギーを感じ取ることはできなくなってしまいます。

よくいるでしょ?

「もうみたから違うのみようよー」

とか言ってくる人。

その人の芸術の脳はすでに進化することをやめてしまっているんです。

芸術の脳は子どもの感覚に近いものがあります。

、ていうか子どもです。笑

無邪気な少年の心を忘れてしまったとたん、

芸術の脳は進化が止まってしまいます。

子どものような純粋な心を忘れないようにすれば

芸術の脳は常に進化し続けます。