オンライン絵画教室【Dの部屋其の一】

絵でいちばん大切なモノ

 

 

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こんにちは。水墨画家のDと申します。

このたびはDの部屋へようこそお越しくださいました。

ここでは、僕がこれまで絵が上手くなるためにやってきた、練習方法とか、考え方とか、持てるものすべてを余すことなくお伝えしていくのでよろしくお付き合いください。

 

まず、なんで絵は描きまくらないと上手くならないのか?の答え合わせをします。

 

A、人間は超アナログな生き物だから♡

 

アホみたいな答えでたいへん申し訳ないのですが、これがすべてで、核心をついてしまっておりますので許してください。

人間って超ーーアナログで、身長は一日で急激に伸びないし、増えた体重も一日で急に落ちないし、そもそもサルからヒトに進化するまでに何万年も時間を費やしてて、急激に変化することがないんです、基本的に。

絵も同じで、急に上手くなるみたいなことはなくて、描きまくって練習をたくさんして、積み上げないことには上手くなれないんです。それはもう避けて通ることはできない、アナログ人間の宿命です。

そんな宿命に真っ向からぶつかっていっても、完全に分が悪いので、どうにかこうにか仲良くつきあっていけたらそれがいちばん素晴らしいんです。今日いちばん伝えたいのはそっちなんですけど、それを語るにはいかに人間がアナログかっていうことを知っておいた方がいいと思うので、人間のアナログっぷりをとくとご堪能ください。

 

アナログにんげん

 

人間が超アナログな生き物で、地道にコツコツ積み上げないと何にもできないのは、はるか昔、サルだった頃から何にも変わってないんです。こんなふうに見た目に若干の変化はあるものの、中身はほぼ変わってないんです。♯若干とは??

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たぶんそこはこの先何百年かはずーっと変わらないと思います。

そんなふうに半永久的に変わらないものもあれば、劇的な変化を遂げたものもあります。

 

それがインターネットの爆発的な普及です。

 

インターネットのおかげでホントにいろんなことができるようになって、人間の生活がココ10年、20年でビックリするぐらい変わりましたよね。それは僕ら絵描きにとってもすごくいい追い風になってて、

ひと昔前だったら、絵を学ぼうと思ったら本屋さんに出かけて絵の描き方みたいな本を買ったり、絵画教室とか美大とか専門学校に通ったりして、お金と時間をそこに費やさないと絵って学べなかったんです。

 

でも、ネットが普及したことによって、

絵を描くのに必要な知識も技術もネット上にぜんぶ転がってて、

しかも1円もかからず、1秒もかからず、家から一歩も出ることなく絵を学べるようになったんです。僕なんかはその典型的なヤツで、もう、ホントに机から一歩も離れずにネットだけで絵が上手くなったんです。

昔に比べると格段に絵を学びやすい時代になったことは間違いないんです。

 

でもいくら知識とか技術とか、「情報」を仕入れやすくなったとはいえ、実際にそれをやるのは超アナログな生き物である「人間」です。いや、もはやサルです。笑

知識はいくらでも頭で理解できるのですが、結局技術は体で覚えないと身につかないんです。

 

どうですか?このアナログっぷり。w

 

 

んで、その技術ってのがまたなかなかのくせ者で、なかなか身につくようなシロモノじゃないんです。絵を描く手の動きってすんごい細かくて、それこそエンピツの持ち方とか、指先のちょっとした微妙な動きとかをミリ単位で調節しないといけないっていうぐらい、めちゃくちゃおデリケートなんです。

だからそのぶん、余計に時間もかかるし、量もめちゃくちゃこなさないことにゃあ、なかなか体が覚えてくれないんです。

でね。

僕、わりと手先が器用なんです。

ドラムもギターもベースもできるし、あと料理とか裁縫とか家事全般らくらくこなせるぐらい、まぁまぁ器用なんです。

だから正直、絵も楽勝やろ♪って思ってたんです。

 

全然ダメでした。w

 

もー全然思うようにいかないんです。手先が器用とか、そんなもん一切通用しないみたいです。

 

仕方がないので描きまくりました。たぶん数でいうと何万枚とか、ヘタしたら何百万とかいってるんじゃないかなーっていうぐらい、とにかく描きまくりました。

そのおかげで絵はめちゃんこ上手くなりました。

でも僕以外の人はそんなもん知ったこっちゃないので、「才能あるからやんー」って言ってくれるんです。それはそれですっげえ嬉しいことなんですけど。

 

才能なわけないんです。

 

圧倒的な量を地道にコツコツ積み重ねた、血と汗と涙の結晶なんです。世の中の絵が上手い人は100人いたら100人全員がそれぞれ圧倒的な量の血と汗と涙を積み重ねてます。

それがアナログにんげんの宿命です。

でも多くの人がその宿命に真っ向から挑んで撃沈してます。

要は、

最初は「やるぞぉー!」って意気込んでやるけど、そんなすぐに上手くいかなくて、面白くなくなるんです。んで、挫折しちゃうんです。

ココが今日のいちばん大事なところです。

なんで挫折しちゃうのか?

めっちゃカンタンなことなんです。

 

絵を描くことが大好きかどうか

 

だけなんです。

ただの「好き」じゃなくて「大好き」です。ココがミソです。

 

途中で挫折しちゃう人は絵を描くことが「大好き」になれてないだけなんです。

だから挫折「できちゃう」んです。

僕もさっき言ったみたいに思うようにいかなくて悔しい思いをたくさんしました。

でもやめれなかったんです。笑笑

ちょっと絵を描くことから離れることはあっても、結局やっぱり描くの楽しいからすぐ戻って来ちゃうんです。それぐらい絵を描くことが「大好き」になってしまってるんです。

世の中の絵描きさんはみんなそうだと思います。なんだかんだ言いながら結局絵を描くことが大好きなんですよ。

 

そういう精神状態になると、挫折することがバカらしくなります。

結果、圧倒的な量を積み重ねることができて絵は上手くなります。

それも気づいたら上手くなってたっていう、夢のような体験を僕はしました。

じゃあどうやったら「大好き」っていう精神状態にもっていけるのか?ですよね。

これたまたまそうなったんじゃなくて、意図的に自分をそうなるように持っていけるんですよ。実際僕はそれを狙ってやったので。そのヒントが僕の幼少期の体験にあったので、その話をまた明日しようと思います。