手の親指の付け根に痛みを感じたら。知られざる腱鞘炎やバネ指の原因とは

「手の親指の付け根が痛い」

 

パソコンなど手を頻繁に使う仕事をしている人が

よく相談にこられます。「違和感を感じる」程度なら

まだ大丈夫なのですが、これが「痛い」に変わってくると

危険信号です。

 

厄介なのは「腱鞘炎」や「バネ指」です。

ここまでいってしまうと、とにかく痛い。

 

利き手になることが多いので

お箸を使えなくなったりペンを握れなくなったりして

日常の生活に多大なる支障をきたしてしまうことが多いです

 

そうなってしまってはもはや生きることに

なんの楽しみもなくなってしまい、

むしろ苦痛でツライ方が大きくなってしまいます。

 

お箸を使えなくなるとごはんがマズく感じてしまいます。

いかに、お箸でつかんで口に運ぶという動作が食べることへの

楽しみを助けているかがこの時に初めて理解できます。

普段は気にもしないことですが、

手が使えるというのはすごくありがたいこと

だということが骨身にしみます。

 

そしてお箸を使うというのが意外にも

けっこう力が要るという事実を教えられます。

ほかにも、ドアが開けられなかったり

ポテチの袋が開けられなかったり

水道の蛇口をひねるのにも一苦労。。。

 

そんなささいなことでもものすごい力がいるという現実を突きつけられます。

 

そして、最悪の場合、指を手術したり何回も注射したりと、

どちらもかなりの苦痛を味あわされることになります。

特に注射は激痛で二度とやりたくないという声が多かったです。

 

そうなる前に対処しないといけません。

 

親指の付け根の仕組みと構造

 

まず親指の仕組みを理解していきましょう。

親指は「楕円関節」と呼ばれていてほかの指とは違ってある程度は

自由に動かすことができる構造になっています。

足の親指はほかの手の指と同じような構造になっているので

そこまで自由に動かすことはできないですよね。

この自由に動かすことができる構造だからこそいろんな細かい

作業ができるようになったんです。

画像をみればわかりますが、手の親指は骨の数がひとつ少ないのがわかります。

数がひとつ少ないことでほかの指との距離感が絶妙になり、

それもまた細かい作業をするのにうってつけな構造になったといえます。

 

手や指には筋肉がない!?

 

 

僕ら人間は指で物をつかんだり、家を建てたり服を作ったり文字を書いたり

作物を育てる道具を作ったり。今だとキーボードを叩いたりスマホをいじったりと、

人間の文明が発展するうえで手や指が実に細かく

動くことでいろんな細かい作業が可能になりました。

 

もし仮にこれほどまでに手先が器用に動くことがなかったら

僕ら人類は未だに他の動物たちと同様、

本能の赴くまま、狩りをしたり木の実をとったりして

生活していたかもしれません。

 

実は手首から先の手の部分にはほとんど筋肉がありません。

指を動かすための筋肉は前腕の肘の近くの部分に集まっています。

 

 

その理由は実に合理的で指にまで筋肉があると、

動かすときに邪魔になってしまうからです。

 

 

親指の場合だと、指を動かすと前腕の肘に近い部分が

ピクピク動いているのがわかります。

やってみてください。

 

親指を動かす筋肉がその部分にあることの証です。

この筋肉が縮んだり伸びたりすることで指は動かすことができます。

なので指には骨と皮と血管、神経しか存在していません。

 

もちろん細かいことまで言い出すと、多少の筋肉は存在しますが。

あくまでだいたいです。

 

 

手の親指が痛くなる原因

 

手の親指が痛くなったりするのはほぼこの前腕の筋肉が関係しています。

腱鞘炎やバネ指もそうです。

始まりはこの筋肉に原因があるのです。

でも人間の脳はイマイチそういう感受性が豊かでないみたいで、

ホントの原因が前腕にあったとしても手首付近が痛いと認識してしまうのです。

人間の脳は優れているのかバカなのかよくわかりません。笑

 

よくわからないところは多々ありますが、

これはもうどうしようもない事実なので

そんなことはもはやどうでもいいのです。

実際にそういうことが起こっていることが何よりの問題です。

 

実際に僕が今まで患者さんに触れてきた中で手の親指が痛い人の原因は、

前腕の筋肉がカチカチになっているケースがほとんどでした。

 

筋肉がカチカチになるというのは

筋肉の使いすぎで循環がうまくいってないということです。

関連記事⇒肩こりや腰痛を生む「筋肉が硬くなる仕組み」を徹底解説

なのでその部分の筋肉をほぐせばだいたい治ります

 

刀の鞘みたいなもの??

 

ただ、腱鞘炎バネ指は少し話が違ってきます。

指には「腱鞘」という組織が存在しています。

腱の鞘。

 

腱は筋肉と骨をつなぐ組織のことです。わかりやすいのがアキレスですね。

その腱という組織を、ガードしたり、動きをスムーズにするために鞘があります。

 

鞘があることによって縮んだり伸びたりする動作が滑らかになります。

この鞘が指を使いすぎることによって何回も腱と触れ合います。

刀を鞘に入れたり出したりを繰り返してるようなものです

そんなことしたら鞘は少しずつでも確実に傷んでしまいます。

それと同じことが指の中で起こってしまっていると考えれば

わかりやすいかと思います。

 

だから文字通り症が起こるので「腱鞘炎」といいます。

筋肉をほぐせば治りますが、ほぐすまでの期間

ある程度指が動かないようにしておくほうが

治りも早くなります。

こんなものがオススメです。

 

指がハネル??

 

手の親指の疾患にもうひとつ厄介なものがあります。

それがバネ指です。

バネ指は腱鞘炎のもうひとつ上のレベルで、

使いすぎによって炎症を起こした鞘が

おかしくなって変形して固まってしまったものをいいます。

 

変形した鞘に刀を入れると引っかかって入れにくくなってしまいます。

この引っかかってしまうことで

指を曲げたときや伸ばしたときにカクっとなってしまいます。

 

それはちょうど指にバネがあるみたいに

跳ねることからバネ指と呼ばれるようになったといわれています。

 

これには個人差があってカクっとなったときに

激痛が走る人から、特に痛みを感じることがなく

ただ指がカクっとなる人までさまざまですが

どちらも気持ちいいものではありません。

 

手や指は生活をするうえで欠かせないものです。

仕事や家事、その他もろもろ手を使わないことは皆無に等しい。

痛くなる前には必ず何かしらの信号が体から出ています

 

その信号をいち早く察知して

処置をすればそこまで苦痛を味あわなくてすむのですが

なかなかそうはうまくはいかないのが現実かと思います。

だけど、自分の体はほかの誰かがみてくれるわけではありません。

自分自身がいちばん理解しているはずです。

常にアンテナをはりめぐらせてください。

このバネ指も筋肉をほぐすことで治ります。

治るまでの期間はある程度固めておいたほうが

治りが早いです。

 

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