自分で自分を愛さないと誰も愛してくれない

愛されたい。

 

そんなふうに思っている人ほど他人に愛されていません。

 

愛されてないというか、愛されててもそれを受け入れれてないっていう状態です。

 

なので、愛情が不足してるわけでもなんでもなく、愛情が届いていないだけなのです。

たとえどれだけ自分以外の人が愛情を注いでくれてようが、それが心の深いところまで届いていないので愛情を感じることができてないのです。

 

愛情が届かないのは、過去に何か心に傷ができるような出来ごとがあって、心を閉ざしてしまってるからです。

心を閉ざしてしまうと、ホントは寂しいのに寂しいって言えなかったり、自分の思ってることを言えなくなってしまいます。

そうなると自分に自信が持てなくなって、自分をちゃんとみれなくなってしまいます。

 

自分のことをちゃんとみれてないと、他人のことはもっとみれないので、他人がいくら愛情を注いでくれてたとしてもそのことに気づけないんです。

 

これを解決するには、ちゃんと自分をみつめる必要があります。

 

過去についてしまった心の傷をまずは受け入れる。

 

これはなかなか簡単にはいかないですが、時間をかけてでも、少しずつでも受け入れるべきです。

どうやって受け入れるかっていうと、その傷を自分のせいにしてしまうんです。

 

たとえ100%相手が悪い、と思えるような状況だとしても、自分に何か悪いところはなかったのか?って考えるんです。

 

いくらそれを他人のせいにしても、何も変わらない。

他人を変えようとしてもそんなに簡単に変わるもんじゃないし、変わるかどうかもわからない。

 

じゃあ自分を変えるしかない。

 

変えれるのは自分だけです。

 

自分の考え方を変えて自分を成長させるしかないのです。

 

自分を変えるっていうのはだいぶしんどいことです。

特に最初はなかなか受け入れることができない。

どうしても相手のせいにしてしまいます。

 

だけどそのままだと後々もっとしんどくなります。

しんどいのは最初だけです。

少しずつ楽になっていきます。

 

そうやって心の傷を受け入れれたら、心が少しずつ開けていきます。

 

心が開くと自分の思ってることを外に出すことができるようになります。

 

外に出すと、それが自分の耳を通って頭の中に入るので、不思議と自分のことを客観的に見つめれるようになります。

 

「あ、おれこんなこと思ってるんだ」みたいな感じで。

 

そうなると他人の自分をみる目が変わってきます。

人間ってすごく単純な生き物なので、相手が変わったなーって思ったら接し方が変わるんです。

 

他人の自分をみる目が変わったらそれが嬉しくなって、他人に対してより積極的に自分の思ってることを言えるようになっていきます。

 

そんな相乗効果が生まれるので、まずは自分が変わることを心がけるべきです。

 

それが「自分を愛する」っていうことです。

 

自分のことをちゃんとみて、ちゃんと愛することができたら、そんなことは気にならなくなって「愛されたい」なんて思わなくなります。

不思議なことに、そうなった時にいろんな人から愛されるようになる、っていうすごい皮肉なことが起きます。

 

愛ってなんだろう

 

愛されたいとか自分を愛するとか、そもそも「愛」ってなんなんだろうって考えたら、それは思いやりが昇華したものなんですよね。

 

自分に対してホントの意味での思いやりを持てるかどうか。

 

人のせいにするっていうのは、その時はそれで自分の心が落ち着くかもしれないけど、後々のこと考えたらそれは何ひとつ自分のためになっていない。

 

むしろ人に責任をなすりつけるとそこから「恨み」とか「妬み」とか負の感情しか生まれない。

 

負の感情って連鎖してどんどん膨らんでいくので、気づいたらとんでもない大きさにまで膨らんでしまってるものです。

 

なのでそうなる前に自分を止めないといけないのです。

 

それが自分を変えるっていうことです。

そのために自分を追い込んでしんどいことを乗り越えるという、一見すると自分をいじめるようなこともしないといけないんですね。

 

その時だけじゃなくて、もっと未来のことを考えることが自分に対しての最大限の思いやりです。

 

そうすれば明るい未来がみえてくるハズ。

 

 

 

 

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