人生って孤独だなあと思ったことはありますか?
僕はめちゃくちゃあります。笑
たぶん誰しも一回はそんなことを考えたことがあるんじゃないかなと。
でもその時間ってよく考えたらすっげえ自分と向き合ってる時間なんですよね。
今日はそんなことを深いところまで考えてみました。
人は皆生まれた瞬間から孤独な旅を始める

母親のお腹の中にいるときってへその緒でつながってるので
栄養は母親にもらえるから何もしなくても勝手に成長していきます。
でもいざ外に出るとへその緒は切られてしまって
その瞬間につながりはなくなってしまいます。
たとえ同じ母親のお腹の中で育った双子でも、
お腹から出た瞬間に別々に切り離されてしまうので
その瞬間に別人です。まあ僕は双子の兄弟はいないので
実際のところどういう感覚なのかはわかりませんが。笑
どれだけ偉くなっても、
どれだけ有名になっても
どれだけお金を稼いでも、
どれだけ大勢の人に愛されてても、生まれるときと死ぬときは1人です。
誰もついてきてくれやしません。むしろついてこないで。笑
ムリにまったく気の合わない誰かとつながろうとしても
それは自分にウソをつくことになるんじゃない?
そんなことしてもあとでしんどくなるだけだからやめとき。
人間なんてみんな孤独なんだよ。
孤独を恐れないで堂々としてりゃいいんだよ。

孤独なときは自分と向き合う最高の時間
人とのつながりに何を求めますか?
一緒にいる安心感?
切磋琢磨できるライバル?
しょせん誰かといても孤独を感じることは多々あります。
でも、孤独を感じるときこそ自分を見つめるチャンスなんです。
ほかに誰もいない1人の時間に自分が何モノなのか、
何をしたいのか、どんな死に方をしたいのか、
とか考えてみてはどうでしょう?。
1人でいるからこそ向き合う相手は自分しかいません。
それは誰かと一緒にいたり、人ごみの中にいると
わからない自分の姿が見える時間でもあります。
孤独を嫌って群衆の中にばっかりいると本当の自分の姿がわからなくなる。
たまには1人になってゆっくり自分と語り合うのもいいんじゃないでしょうか。
孤独と孤立の違い

勘違いしちゃいけないのが孤独と孤立はちがうということ。
どっちもひとりであることには変わりないけど、
漢字もちがうし言葉の意味もまったく違います。
孤独
孤独は友達はたくさんいて心はつながってるけど1人でいる
、みたいな感じです。
僕の身の上話を例に出して考えてみます。
しばらくおつきあいください。笑
僕は小さいころ、1人になるのが怖かったんです。
小学生の時に転校を繰り返したことがきっかけで
徐々に心を閉ざしてしまって、1人になることが
こわくて耐えられませんでした。
転校を繰り返して心を閉ざすまではむしろ
1人で遊んでるほうが楽しいというような少年でした。
1人で虫かごとアミをもって出かけて川とか草むらで魚やバッタを
追いかけてるほうがワクワクして楽しかったのを覚えています。

友達と遊ぶことで自分の時間が奪われるのを極端に嫌ってました。
最低ですね。笑
なぜそういうことができたかというと
生まれた時からその地域で一緒に育った同年代の子どもたちが
たくさんいたことである種の安心感がそこにあったからです。
小さい時からずっと一緒にいたという経験値みたいなものがあって
みんなが家族みたいなものだったからそんなことができたんだと思います。
心のよりどころがあったんです。
事実、そんなことをしていてもまわりの友達は関係なく遊びに誘ってくれました。
たまに誘いにのって一緒に遊んでたので。
これは自分と同じようなことを共有できる人が
いなかったからしかたなく1人で遊んでただけの話です。
ホントはさみしかったんですよ。

でも寂しいのと自分のやりたいことを天びんにかけたときに
自分のやりたいことのほうが勝っちゃったわけです。
これが「孤独」です。
遊ぼうと思えばいつでも遊べる友達がいる。
その上であえて1人で活動することを好む。みたいな感じですね。
孤立
では孤立とは何でしょう。
これはもう単純に誰ともつながりがない本当に1人の状態のことです。
またしばらく僕の身の上話にお付き合いください。笑
そんな感じで調子に乗っていると運命というのは残酷なもんで、
いきなりその言葉は母親の口から僕に降ってきました。

「団地当たったから引越しするよ。」
…………はい???
引越し!?
いままで一緒にいた友達と離ればなれになるだと???
親の勝手な都合により僕は友達の輪から
ムリやり引き離されてしまうことになってしまいました。
そうなると一気に自分1人だけしかいないような感覚になりました。
なんせ、学校に行っても気の許せる友達なんていません。
ある程度時間がたったら友達はできます。
でも友達が出来るまでの時間は完全に1人です。

僕は自分で言うのもあれなんですがわりと繊細な心の持ち主です。
学校に行っても他のみんなはそこの地域で一緒に育ってきたヤツらばかり。
僕にはその経験値がゼロだったわけです。その地域においては。
いわば、産まれた時から強制的にやり直しさせられるようなものです。
でもまわりのみんなはすでにその輪の中でそれぞれ育ってしまっている。
この劣等感はすさまじかったです。
ちょっとでも油断すると仲間はずれにされてしまうという
恐怖が常にありました。
この仲間はずれの状態が「孤立」です。
孤立は友達がいないただのひとりぼっち。
転校する前は一緒に育った安心感で心のつながりを保てていました。
でもそれが突然切り離されてしまって、心のよりどころがなくなってしまったのです。
この程度の孤立なんてたぶんハナクソレベルです。
世の中にはもっとツライ思いをしてる人がたくさんいると思います。

孤独を楽しむ
孤独は心を通わせることのできる友達はいるけど
自分の想いや意志を共有できる人がまだ現れてないだけです。
いつか自分と似たような想いとか意志をもった人が
必ず自分の前にあらわれるときがきます。
その時まで、孤独な自分としっかり向き合ってどんどん自分と
語り合いましょう。
キチンと向き合えば自分の本質のところが見えてくるはず。
自分の本質がわかれば何をすれば自分が満足するのか、
何に対して寂しさを覚えるのか、自分が何を欲しているのか、
などなど、いろんなことがわかってきます。
「孤独」であることに不安を覚える
こともあるけど、それは自分を知らないからです。
知らないからどこが心のよりどころなのかもわからないんです。
自分を知れば知るほど心のよりどころはカンタンに見つかります。

それは家族だったり友達だったり、
共に仕事をしていく仲間だったり。
心のよりどころが見つかれば孤独と向き合う時間すら楽しくなってきます。
人生で孤独は当たり前。
孤独をどう過ごすかでより人生が濃密なものになっていくことでしょう。