孤独の中に人生を深める濃密な時間がある

人は生まれた瞬間、お母さんと唯一繋がっていたへその緒を切ることで孤独な旅が始まります。

いろんな人と関わったりするものの、最終的にはひとりで考えてひとりで行動して生きていくのが人間です。

 

そして人生の終末を迎える時も孤独に旅立っていきます。

 

生きてる間、ずっと孤独です。

 

同じような生き物がおよそ80億人地球上には存在しています。日本だけだと1億2000万人ぐらい。

全人間がそれぞれ孤独に生きています。

 

人間は脳が発達していろんなことを考えれる生き物です。そのおかげであーだこーだと余計な事まで考えてしまうこともありますが、前向きにとらえると、それを言語化したり何かしら形に残すことで他者とコミュニケーションをとったり、想いを受け継いだりすることで、今日の文明が発達しました。これは地球上で人間のみに与えられた素晴らしい能力です。

 

そんな中、めちゃくちゃ気の合う人もいるし、ナンジャコイツ?って思うような人がいたりします。それは人それぞれ生まれた国も文化と親も違うし、育った環境も違うので、考え方も80億人いれば80億通りの考え方があるわけです。

 

考え方が人それぞれ全然違うから、合う合わないが出て、それが刺激になって成長するきっかけになったり、ときには争いの原因になったりもします。

 

そうやって合う人合わない人、いろんな人と関わってコミュニケーションをとって、切磋琢磨したり時には気持ちをぶつけ合ったりして、気が合う人と巡り会うことができたら、心の繋がりができていきます。そこに喜びを感じることが、人として生きる上での最大の醍醐味で目的です。

 

そういうのとはちょっと種類が違いますが、いろんな人が集まって気持ちがひとつになって、そこで繋がりを感じれることがあります。

 

たとえばスポーツの応援とか。

オリンピックとかワールドカップとかWBCとかは国中がひとつになってみんなで一緒になって応援するので、パブリックビューイングとか居酒屋とかでみんな子どもみたいにはしゃいで楽しんでる光景なんかすごくステキだなーと思います。

個人的には阪神ファンなので、甲子園球場に観戦に行った時のあの一体感がすごく好きです。

あそこは、名前も年齢も知らない人と一瞬で仲良くなれる異次元の空間で、ホント日本じゃないみたいな感じ。アメリカのNBAみたいにノリがいい。

野球のルールを知ってても知らなくてもみんなが優しくしてくれるし、みんなで阪神タイガースを必死で応援するからこそ生まれるお祭りのような一体感があります。そういうのもホント人間ならではだなぁと思います。

 

そんなふうにひとつの目的に向かって想いを共有して分かち合えるのもさっきとは違った意味での心の繋がりで、それも人として生きる上での醍醐味です。

 

それをその場だけが楽しいと感じれる人はたくさんいます。そういう人はひとりになった瞬間に孤独を感じて寂しくなったり不安になったりします。

 

反対に、その場だけじゃなくてひとりになって孤独を感じても、ずっと心の繋がりを感じることができる人もいます。

そうなると、寂しくなったり不安になることもなくなって常に心は充実した感じになります。

 

それは、どれだけ孤独と向き合えるか、で変わってきます。

 

冒頭で言ったように人はしょせん孤独な生き物です。人だけじゃなくて地球上の全生物は脳も心もひとつで、それが誰かと繋がってるわけではありません。共有したくてもできないものです。

 

その事実を受け止めてしっかり自分自身と向き合って、深いところの自分を知るのです。

 

深いところの自分を知るっていうのは、たくさん自分自身と向き合って自分自身に問いかけることで、自分の奥底にある想いとか信念みたいなものに触れることです。

 

そういうのって誰かといる時とかみんなの輪の中にいる時には深いところまではたどり着けなくて。誰もいない静かな場所でひとりで悶々としてる時にようやくもうひとりの自分が顔を出してくれて、そこでやっと自分自身と話ができる感じ。

 

自分自身のことは自分がいちばんよく理解してるはずで、たとえばあの時のあの行動はこんな狙いがあったんだ、とかっていうのをミリ単位でこと細かく知ってるのは自分自身だけです。

 

自分以外の人にそれをミリ単位でこと細かく話したとしても、頭では理解できても心までも理解できるとは限らない。

そこを理解してくれる人はたぶんごくわずかで、出会えたらそれは奇跡的。

短い人生の中でひとりぐらいはそんな人と出会えるんじゃないかなと思うけど、そんなことはわからない。

それぐらい人って孤独な生き物なんだっていうことを自分でたどり着いて受け止めることができたら。

 

だからこそ繋がれた時に深い感謝が生まれる。

 

有難い、と。

 

そう思えた時、心はすごく充実します。

 

誰かひとりでもそういう心の繋がりが持てると、心の拠り所ができるので、孤独が怖くなくなる。

 

っていうよりも、孤独じゃないって思わせてくれる。

孤独なんだけど孤独じゃない。

 

そんな矛盾した気持ちだけどそれもまた人間ならではの奥ゆかしさで、その気持ちがあると心に余裕ができて自分をさらけ出せる。

 

ワガママに生きてもいいんだって思わせてくれます。

 

そこまで思えない人は自分と向き合う時間が足りてないんだろうな、と。

 

まぁ。

そこらへんの考え方も人それぞれなのが面白いところですね。