初心者でもお手軽!お金をかけずに水墨画の道具をそろえる方法

水墨画を始めたいと思っても初心者であれば

「道具をそろえるのにけっこうなお金がかかるんじゃないか?」

という不安がついてくるのではないかと思います。

 

数ある絵画の中でも少し異色で独特な雰囲気を持っている水墨画。

それだけでなんかカッコイイという風潮がありますよね。

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水墨画ってすごく歴史が古くてかれこれ1000年以上の歴史を誇ります。日本だけでも室町時代から水墨画は存在していたといわれています。水墨画は中国から伝わったものなので中国での歴史もくわえると3000年ぐらい歴史を誇る、伝統ある芸術なのです。

僕自身もそうでしたが、始める前はそんな歴史のある水墨画なんだから道具とかも結構高いんじゃないかとだいぶビビッておりました。

なので、とてもじゃないけど画材屋さんなんてとんでもねえ!って思ってしまって、なかなか行く勇気が出ませんでした。

だからなんとか画材屋さんに行かなくてすむ方法をめちゃくちゃ考えました。その結果、お金をかけることなく誰でもお手軽に行ける100均とかホームセンターでじゅうぶん事足りてしまうことを発見しました。

 

そんな僕の経験を踏まえて実際に僕が使っている道具を紹介しながら解説していきます。ホントに誰でもすぐに揃えれるのでマジでオススメです。そしてそれを使って描いたのがこちらの動画です。↓↓↓

水墨画を描くための道具

 

水墨画の道具はほかの油絵やアクリル画、水彩画とかと違ってすごくシンプルです。

 

たったこれだけです。4つだけ。

この4つの道具があればいつでもどこでも自由に水墨画を描くことができます。まぁでも、できるだけ室内で描くことをオススメいたします。外だと風とかあって紙とか墨がとんだりしてけっこう大変デス。あとはもう、自分が何を描きたいのか。それだけですね。順を追って解説していきます。

 

 

水墨画というと、どうしても"和"なイメージがあるので「道具も和じゃないとダメ?」と思ってしまうと思うんです。少なくとも僕はそう思ってました。だから和紙で描かないといけないのかなぁというふうに考えてしまっていました。でも全然そんなことはないんですね。

なぜかというと芸術は自由だからです。基本的にはこの精神にのっとってやっていきたいと思っています。こうしないとダメだという決まりは一切ありません。

水墨画だからといって必ずしも和紙に描かないとダメという決まりはありません。

関連記事⇒水墨画の紙:和紙を使わないとダメなの?

むしろ僕の独自の方法だと、和紙は紙としては薄いものが多いので水墨画の性質を存分に発揮できません。水墨画は水と墨の滲みを上手に使ってぼかしたりすることでいろんな演出ができて表現の幅が広がるものです。

こんなふうに。↓↓↓

こんなふうに描こうと思ったらびっくりするぐらいめちゃくちゃ大量の水を使うんです。なので一般的な和紙ではすぐに破けたりすぐにダメになってしまいます。それが和紙を使わない理由です。なのでなぜ今までそういう概念がなかったのかが不思議なぐらいです。

僕が使っているのはフランスの「アルシュ」という水彩画用の紙です。

これは水彩画を描くときに使う画用紙です。水彩画はその名のとおり水を大量に含ませて描く絵画です。なので紙自体がけっこう分厚い作りになっていて、大量の水を含ませても破れたりすることはありません。

僕の独自の方法の水墨画でもちょうどいい感じで使えます。いくつか種類があって、その中でも「極細 300g」というものがキメが細かくてなおかつそれなりに厚みもあるので滲ませたりするときに抜群の効果を発揮してくれるので重宝しています。大好きです。

でもこれはけっこう値も張るので正直なかなか手が出づらいかと思います。ある程度描けるようになって自信がついてきたら購入してもいいかもしれないですね。

初心者の人はホームセンターとかで売ってるスケッチブックとかで全然事足りると思います。実際僕もやり始めたときはホームセンターで買ったF6サイズのスケッチブックでした。

これはある程度キメ細かくて厚みもそれなりにあるので比較的なんでも表現しやすいと思います。割とホームセンターとか文房具屋さんとかでも売っているので手に入りやすいです。

ただ、水を含ますと紙が波打ってしまうのでそこは水張りなどをすれば紙を一定の状態に保ちながらやることもできます。

関連記事⇒【水張りのやり方】パネルを使って紙が波打たないようにする方法

漫画家の人が使うケント紙とかもけっこう使えます。

ちょっと厚みが少なくて頼りない感じはありますが、キメの細かさでは群を抜いており、細かい表現がしやすいです。繊細な表現をしたいという人にはオススメの紙です。

 

水墨画においていちばん重要な道具、それはです。いちばん重要な道具とか言っていますが、100均の筆とかで全然問題ありません。やっすいやつでじゅうぶん事足りてしまいます。人によっては「良いものを使ったほうがいいです」とか言う人もいたりしますが、そもそもやり始めたばっかりで何が良いものか悪いものなのかの判断ができるはずがありません

良いもの=値段が高いもの

必ずしもそうではないと思います。

ある程度練習を重ねて、自分なりの描き方をつかんでくると「こういう表現をしたいからこんな筆が要る」ってなってきます。そのときにいろいろおサイフと相談しながら購入すればいいかと思います。

大事なことなのでもう一回言いますが、最初は100均で売ってるような筆でもじゅうぶん事足りてしまいます。

実際に僕は100均で購入した筆1本だけで下の絵を描き上げました。

すごいでしょ?(*^^*)

大切なことは「いい道具」じゃなくて「いい腕」だということです。基本的な画力が高ければ道具は関係ないということを証明できました。

画力もないのに高い筆を購入するぐらいならそのお金の分をエンピツとコピー用紙を大量に買って絵をたくさん描いて練習したほうがよっぽど役に立ちます。

筆は墨と水を含んでくれるものであれば何でもいいのです。なので小学校のときに使っていたような水彩絵の具で使うような筆でも、習字の時間に使うようなものでも、それが描きやすいと思ったのならそれでいいのです。なので家に筆が潜んでないか探してみてください。見つけてもしそれが使えるのならわざわざ新たに購入する必要がないのでラッキーです。(*^^*)

関連記事⇒水墨画の筆の選び方:初心者は2,3本あれば事足りる

余談ですが、ある程度描けるようになればそれなりにこだわりが出てくると思います。僕がやってるうちに出てきたこだわりで購入したのがこの子たちです。

数えてみたら大小合わせて15本もあったのでびっくりしました。それぞれ使い道が全然違うのでもうこれ無しでは描けなくなってしまったほどです。

 

 

 

次に紹介する道具は墨です。

水墨画というぐらいなので、墨がないとおハナシになりません。

この墨も筆と一緒で最初は何が良いのか悪いのかなんてわからないので小学校の習字の時間に使ってるような墨でじゅうぶんです。僕も最初は近くのホームセンターに売ってる書道用って書いてあるやつを使っていました。たしか600円ぐらいのやつです。それでも全然問題なく使えてこの絵を描き上げました。

筆と同様、やってるうちにこだわりが出てきてもっといい墨を使いたいなと思うようになりました。

そんな僕が現在使ってる墨はコチラです。↓↓↓

水墨画を始めてから1年ぐらい経って初めてそういう墨とか硯とか筆が売ってる専門のお店に行きました。これはそのお店の人にこんな絵を描くにはどんな墨がいいかを聞いて購入したものです。それ以来ずっとこれを使っています。

一本4000円ぐらい。高すぎず安すぎずで、ちょうどいいお値段かなと思います。もっと高いのはウン万円したります。

墨を磨るのって実はけっこう時間がかかる作業でして、真黒な墨にしようと思ったら2,30分はかかってしまいます。そんなに時間がないという場合は墨汁を使うという手もあります。

僕も最初は墨汁を使って描いたりしていました。

いや、むしろ一番最初に描いたのはわけのわからない青いインク。笑

これで描いていました。何でもいいんです。描きたいという気持ちさえあれば。

そして初めて筆をとって描いたのがこれです。↓↓↓

人間成長できるもんです。

こんな感じで僕はいちばん最初は青いインクとスケッチブックと筆で1000円ちょっとですべての道具をそろえることができました。

かなりお手軽でした。何にもリスクはありません。墨を擦るのには硯がいるのですがこれも墨を擦れたら何でもいいです。なので実際には4つじゃなくて5つですね。

ちなみに今は便利な世の中になりまして、こんな自動で墨を磨ってくれるものもあります。使うか使わないかは完全に個人の好みですが、墨を磨る時間はけっこうな時間をとられるので時間がないっていう人にはおすすめの道具です。

 

あと使う道具は水

 

道具というには少し厚かましい気もしますが。それが水です。だけど””墨画というぐらいなので水は極めて重要な役割を持っています。ていうか水がないとおハナシになりません。

墨を磨るのにも水を使うし墨を薄めるのにも水が必要です。ぼかしたりにじませたりするのも水がないと表現できません。紙を波打たないようにする”水張り”も水を大量に使います。あれ?けっこう大事なポジション担ってますね。

 

関連記事⇒【水張りのやり方】パネルを使って紙が波打たないようにする方法

 

水に関しては、普通の水道水を使えばいいのでそこまで気を使うようなものでもないです。

が。

いろいろこだわるようになれば軟水のほうがいいだとか常温のほうがいいだとか、いろいろこだわりが出てくるようになってきます。水を入れるものはそれこそなんでもいいと思います。ちなみに僕はこれを使っています。

これは紙に水を含ますときとか筆を洗うときに使うやつです。500mlのペットボトルをハサミで切ったもの。ww

これは薄い墨を作るときに使うやつです。↓↓↓

何個かあれば濃度を分けて使うことができるので2、3個ぐらい用意しておくと便利です。ちなみにこれも100均で購入したものです。↑↑

筆を拭くもの

 

あとは筆をふくふきんや手ぬぐいなどがあると準備完了っっっ!これも筆が拭けたらなんでもよいです。

筆が傷むのが早まるのでタオルなどは使わないほうがいいです。

ちなみに僕が使っているのはこちら↓↓↓

思いっきりハンドタオルを切ったやつです。#タオル使ってるやんけ

少し水で湿らせておくと水をよく吸い取ってくれます。

 

まとめ

 

水墨画で使う道具はこんな感じでとにかく最高に安上がりでそろえることができます。とりあえず僕は水墨画を描こうと思ったとき何の知識もなくまったくのゼロから始めました。

でも最初から知識だけを頭に叩き込んでしまうと頭でっかちになるので、できることからやろうと思って自分なりに考えて本質的なところから考ようと思いました。自分の今の実力を踏まえると、そんなに高いものが果たして本当に必要なのか?という疑問が出てきました。

最終的な目的地は「素晴らしい絵を描くこと」で、いい道具をそろえることではありません。じゃあ描けたら何でもいいじゃないかということになり、その結果、人には恥ずかしくてお見せできないような道具ばかりが集まってしまいました。

形から入ることが悪いということではありません。それで描きたいという気持ちが湧いてくるのなら、それはすごく素敵なことだと思います。

僕は小学校のときに使ってた書道道具が見当たらなかったので筆とか硯とかは新しく購入しましたが、いまだに置いてるよって人はそれでじゅうぶんです。あえて値が張るものを購入する必要はまったくありません。

水墨画は白と黒だけで表現する絵画なので色がないぶん構図とか描く対象物の形が思いっきり出てしまう絵画です。なので実際に墨と筆を使う前にエンピツとコピー用紙みたいな安いものでたくさん練習を積んでからやるとイイかと思います。

どんな絵も基本はエンピツから。です。

僕はいろんな人が水墨画を楽しめるような世界になればいいなと思っています。

せっかく日本に生まれたので日本の伝統文化である水墨画を一生かけていろんなことを仕掛けていろんな水墨画家の人とイベントみたいなこともやりたいと考えています。手始めに水墨画教室をやろうと準備中です。もし僕と共感してくださったなら、下のフォームから登録しておいてください。無料の絵画教室ですが、メンバー限定で水墨画教室の案内も送らせていただきます。

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