【水墨画の題材】描いていて心から楽しいと思えるものを描こう

水墨画を始めたいけど何を描いたらいいんだろう?

何かいい題材はないかな?

そんな疑問について解説していきたいと思います。

僕の作品も参考になるかと思います⇒Dの水墨画作品集

水墨画を始めてから1年で到達したレベルです。

この作品で収入を得たり海外で入賞することができました。参考にしてもらえればと思います。

 

 

 

基本的には描きたいものを描くべき

 

結論から言うと題材なんてものは自分が描きたいと思えるものならなんでもいいと思ってます。

これは水墨画に限らずですが、描きたくないものを無理やり描く必要はまったくありません。

「まずは自分が楽しむこと」

これに尽きます。絵なんてものは楽しくなければやってて意味がありませんので。

ただ、人によってはあれを描きなさいだとかこれを描いたほうが練習になるみたいなことを言ってくる人もいると思います。

聞いたフリをして右から左へ流してください。それが自分の中で納得できてかつ、楽しくできるものなら何の問題もありません。

でも少しでも嫌だとか、何で?とか疑問に思った時点でやらなくていいと思います。

楽しくなくなってしまうので。

僕も描き始めたころにとある、絵に詳しいおじさまにアドバイスを受けたことがあります。

「絵の練習するなら自分の手を死ぬほど描きなさい」と。

数枚描いてすぐにやめました。面白くなかったので。

先日も相談を受けました。

絵を始めようと思ってとりあえずデッサンの練習から始めようと思い、スケッチブックを買って近くの公園に行って

風景を描いてみたけどなかなか上手くいかずに、結局途中でやめてしまった。

この方は自分ではまったく絵心がないとおっしゃっていました。それでも描いてみようと思って絵の練習ならとりあえず風景だろうと思ってわざわざスケッチブックを買ったそうです。

でもそんな人がいきなり風景を描こうとするのは無謀です。

それよりも、別にスケッチブックを買わなくても自宅にあるような白い紙、たとえばコピー用紙でもいいんです。

そんな安い紙で全然オーケーなので自分の描きたいと思うものを描けばいいと思います。

というお返事をさせていただきました。

自分が心から描きたい!と思うものを描いたほうが楽しいです。できあがったときの喜びも全然違います。

僕が絵を描き始めたのはまだ幼稚園ぐらいのときでしたが、そのときは好きなもの=自分が描きたいと思うものをひたすら描いて練習していました。

そのとき、できあがったものを見たときの喜びがあるからまた描きたいと思ってさらに自分から進んで絵を描くのです。

結果としてそれが練習量に結びついて上達していくのだと思います。

上手く描きたければ数をこなすことは正しいです。それは500%正しいです。

でもそれは強制されることではありません。自発的に動いてこそ意味があるのです。

1枚の絵ができあがって、まだまだだなぁと思えるのは伸びしろがまだたくさん残っているということです。

つまり、まだまだ上手くなれる可能性を大いに秘めているということです。

そんなふうに考えれば描くことが楽しくなります。

楽しくなければ続きません。

イヤイヤやっててもいつかやめてしまうことの方が確率は高いです。なので自分が描きたいと思うものを描くべきだと僕は考えます。

なんでもいいんですよ。好きなキャラクターとかでも。

水墨画は竹とか梅とか山とかそんな題材が多いですが、それを否定する気はさらさらありません。

描きたいと心底思えるのならむしろそれを描くべきです。でもみんなが描いてるからとか、先生に教えられたからとかそういう理由で描くぐらいなら、描かないほうがいいということです。

水墨画だからといって和を重んじる必要はまったくありません。むしろ逆のほうが世界が広がります。

自分が描きたいと思うものを優先的に描いたほうが圧倒的に楽しく描けます。

ちなみに僕は竹とか梅とかは描いたことがありません。

面白くなかったので。描いてみて面白くなかったのですぐさまやめました。

 

 

 

白黒だということを生かせるもの

 

題材として選ぶものは最初は簡単に描けそうなものから描いたほうが楽しいです。

少しだけ注意点としては、水墨画は白と黒だけだということですね。

色がないのでパッと見たときにそれとわかる、わかりやすいものを描いたほうが楽しいかと。

これが水墨画の最大の特徴であり、魅力でもあるのですが、色がないとわかりにくいもの、たとえば夕焼けとか空とかですね。

このようなものは色がないと表現がかなり難しいです。

夕焼けなんかは特に。

色がないとパッと見ではよくわかりません。

関連記事⇒【水墨画の魅力】白黒だからこそ表現できることがある

 

上の記事にもあるように、形だけでそれとわかるようなものがいいです。

果物なんかはわかりやすいですね。僕がいちばん最初に描いたものはリンゴでした。

青いインクで描いたリンゴです。

これはある程度形が整っていれば誰が見てもリンゴだとわかるものです。

だからと言ってリンゴを描いたほうがいいということではありません。

そんな感じのわかりやすいもの、かつ自分が描きたいと思うものを描いて、描く楽しさを体に覚えさすのです。

楽しくなればそれが自信にもつながります。僕はこのリンゴを描いたことで自信がつきました。

水墨画を描くことが楽しくなったんです。

ちょっと重ねるとすっごく立体感が出るんです。それに気づいたのもたぶんこの作品だったと思います。

 

いきなり筆で描かないほうがいい

 

ここまで言ってきといてなんなんですが、いきなり筆で描くことはしないほうがいいと思います。

もちろん、いきなり筆で描くことを否定する気はありません。

あくまで僕個人の考えかたです。いきなり筆でやりたいという気持ちが強いのであればむしろ全然オッケーだと思います。

ただ、水墨画というのは筆で描く絵画です。

筆はものにもよりますがなかなか自分の思う通りに動いてくれないのです。

なのでまずはエンピツである程度のレベルまで練習してからのほうが、いざ筆に移ったときに描きやすさが全然違うのです。

僕が始めて1年で描けるようになったのはそういった下地があったからです。

そんなふうに考えてたのでまずはエンピツで描きたいものを描きまくっていました。

そうすることで濃い場所と淡い場所が描く前からある程度判別しやすいのです。

最大の利点は自分が何を描いてて楽しいかというのを理解できることです。頭の中で思い描くものと実際に描いてみるのでは違うこともあります。

なので、まずはエンピツで描いてみて楽しいと思えれば筆で描く、といった手順でやればより楽しんで絵を描くことができると思います。

僕も実際に筆で描く前にエンピツでラフを描きます。描いてみていけそうだなと思ったら本番に移ります。

そんなもんです。

この作品の下絵はこれです。

 

まとめ

 

おそらく水墨画だけでなく、すべての絵画、芸術に共通して言えることだと思いますが、描きたいと思う気持ちがすべてだと思います。

それが自分の中だけで完結するのか、人を巻き込んでその人を喜ばせたいのか、で変わってくるのだと思います。

人から依頼された絵はあくまでも依頼主のものです。

それは自分だけが満足するものでは依頼主は喜びません。

中にはそれでも喜んでくれる人はいますが。自分が描くことでその人が喜んでくれる。

そのポイントと自分が描きたいものの公約数を探して描けば楽しく描くことができます。

なのでどんな題材を選ぶかはあくまでも自分の意志をどこにどうもっていくかですね。

これは依頼主がいた場合の話ですが、根本的には同じだと思います。

自分が描きたくないと思ってしまえばそれは作品にも自ずと出てしまいます。

描くことを楽しめるような題材を選んで楽しく水墨画を描いてください。

 

 

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