【膝の痛み】違和感から痛み、そして激痛、歩けない・・・

膝に違和感や痛みを感じたことはありませんか?

膝は歩いたり立ったりする動作の中心になる関節です。

普段はあまり気にしませんが痛くなると

その大事さを痛感できると思います。

最悪の場合歩けなくなってしまいます。

 

僕の治療実績の中でも多いのが肩腰に次いで多いのが

「膝の痛み」です。

膝が痛いといっても、足を引きずって歩いてるような

症状の重い人から、なんとなく違和感を

感じるという程度の、症状の軽い人までさまざま。

 

中でも足を引きずって歩いてるような人は、

今までいろんなところに行ったけど結局症状が

一向に改善しない、というような人たちばかりでした。

僕はそんな人たちを

問題なく歩けるようになるまでに治してきました。

 

 

どうやって?

 

 

それを今回は説明していこうと思います。

原因と対策がわかれば少し気持ちも楽になると思います。

 

膝関節の役割

 

 

膝関節の仕組みと役割を理解するだけでも少し前進できます。

膝関節の役割としていちばんの役割は体重を支えることです。

人間は進化する過程で二足歩行になっていきました。

四足歩行なら前足と後ろ足の4本の足で

バランスをとればいいので負担も4分の1ずつですみます。

 

ところが二足歩行になってしまったので負担も倍になってしまいました。

 

人間の体重は大人で平均60キロぐらいです。

 

 

しかもそのうち膝から上の部分が大きい割合を占めているので

かなりの負担が膝関節にかかっていることになります。

 

それもただ立つだけじゃなくて歩いたり走ったり、

ときには飛んだら跳ねたりすることもあります。

 

そんな大きな負担を支えるためにはそれなりの設備が必要です。

 

膝関節の成り立ち

 

 

膝関節は大腿骨と脛骨と膝蓋骨(膝のお皿)という

3つの骨で成り立っています。

 

大腿骨は太ももの中心にある骨で人体の中ではいちばん大きな骨です。

よく海賊旗に使われているのがこの大腿骨と言われています。

 

その大腿骨とその下の脛骨でほぼ膝関節は出来上がり。

 

膝のお皿は太ももから脛骨に付着している筋肉

「大腿四頭筋」等の滑車のような役割を持っています。

 

膝のお皿がなければ膝関節はちゃんと役割を果たすことができません。

 

、というわけでこの3つの骨がそれぞれちゃんと

役割を分担して存在しているということがおわかりいただけたと思います。

 

 

軟骨の存在

 

 

膝関節は骨だけではなく、骨と骨との間には

軟骨というクッションのような組織があります。

この軟骨は半月版と呼ばれていて、聞いたことが

あるという人もいるんじゃないでしょうか?

 

そして骨と骨をつなぐひものような靭帯

潤滑油のような滑液

それらすべてを包みこむサランラップのような関節包

骨だけではなくいろんな組織が僕たちの体を作ってくれています。

 

その中でも半月版の役割はものすごく重要なカギを握っています。

 

骨と骨が直接ぶつかり合ってしまうと、

骨には神経が通っているので激痛が走ります。

 

それを防ぐために半月版という組織があります。

この軟骨には神経が通っていません。

 

人間の体ってうまいことできてますね。

 

そのかわりに栄養血管もないので、

一度損傷してしまうと二度と再生することはありません。

 

 

よくテレビで軟骨どうのこうのと言ってるのを見かけるけど、

実際にあれを使って膝の痛いのが治りました!

っていう人を僕は見たことがありません。

 

話を戻しますと、この軟骨が加齢やケガなどですり減ったり

なくなったりしてしまうと骨と骨が直接ぶつかることになります。

 

そうなると衝撃が直接骨にくるので激痛が走ります。

その痛みは尋常ではないのです。

それを放置すると膝の関節の形が変わってしまいます。

 

これが「変形性膝関節症」というやつで、最悪の場合

手術をして人工関節を入れるということになってしまいます。

 

これも手術をして良かったという人を僕は聞いたことがありません。

 

、というのも手術をしたあとのリハビリが

ものすごく苦しくて辛いのです。

それだけ苦しくて辛い思いをしたにもかかわらず、

手術をする前の状態に戻ることはほぼないそうです。

 

それでも痛みに苦しむよりはよっぽどマシだということで

しかたなく納得せざるを得ないというような感じです。

 

膝の痛みの原因

 

 

膝の痛みのそもそもの原因は実は関節自体にはありません。

先ほど述べたような症状はあくまでも最悪のケースで、

そこに至るまでにキチンと治療すればそんなことは起こりにくいです。

 

初期の段階からいきなり膝関節に原因があるのは

急性な外傷ぐらいです。スポーツの現場でよく起こります。

なのでケガでもしない限りいきなり膝関節が

痛くなるということは考えにくいのです。

 

その原因というのは実は筋肉にあります。

 

 

人間の体の組織で関節を動かすことができるのはこの筋肉だけです。

 

膝関節でいうと、大腿四頭筋とか内転筋とか、

数でいうとだいたい20個ぐらいの筋肉が膝を曲げたり

伸ばしたりするために頑張ってくれています。

しかもその役割はただただ関節を動かすだけではなく、

膝にくる衝撃を和らげるための

クッションの役割も果たしてくれています。

 

筋肉が衝撃を和らげてくれている分、膝関節の負担が減るのです。

 

ところが、筋肉というのは常にゆる〜い緊張状態にあります。

緊張するということはそれだけエネルギーを消費しているということです。

 

車で言えば常に停車しててもエンジンが動き続けてるアイドリング状態。

つまり、少しずつでもガソリンを燃やして排気ガスを出していますね。

 

筋肉も常に血液からエネルギーをもらって老廃物を出し続けています。

その老廃物が少しずつ蓄積して、筋肉は硬くなっていきます。

 

この硬くなってしまった筋肉が真犯人なのです。

硬くなった筋肉ではクッションの役割を果たすことはできません。

、ということはその分の負担が膝関節にいってしまいます。

 

それまでより負担が大きくなった膝関節は徐々にツラくなっていきます。

その状態が「膝が痛い」という状態です。

 

いきなり膝関節が痛くなるわけではなく、最初は

膝の周辺がなんとなくダルいとか、重いとかその程度です。

 

その程度なら、と放置してしまうと脳はそれにだんだん慣れてきます。

 

慣れてしまったら次は痛みを感じるまで放置してしまいます。

 

そこではじめて「あれ?なんか膝が痛い」

、ということに気づくのです。

 

それでもまだ"なんか痛い"程度なのでそのまま放置する人もいます。

 

中には病院や整骨院に行ってもちゃんと治療してくれず、

ないがしろにされて放置せざるを得ない人もいますが。。。

関連記事⇒整形外科医が何もしてくれない能ナシだからです:その理由を徹底解説!

 

そうなると次は"なんか痛い"程度ではすまず、激痛になります。

 

そうやって最悪のケースまで至ります。

 

 

対処法

 

 

痛みの原因の初期段階はまず筋肉が原因なので

筋肉をほぐせば簡単に治ってしまいます。

 

実際に僕は最短でたった1回の施術で

膝の痛みを治してしまったことも少なくありません。

 

重度の場合には包帯などで固定してとりあえず炎症を抑えて

それから筋肉をほぐして、、、と段階を踏みながら治療をしていきます。

 

こんなふうにならないためには常に自分の体にアンテナを張って

違和感を感じたらすぐに何かしらの行動を起こすことと、

筋肉は常に柔らかい状態を保つことが何よりも大事なことです。

そのためにすべきことは・・・

 

ストレッチです。

 

ただ、このストレッチも

単発ではまったく効果がなくてですね・・・。

 

筋肉は毎日少しずつほぐしていかないと

すぐにもとに戻ってしまうやっかいものです。

 

学生時代に体柔らかかった人が年いって

めちゃめちゃ硬くなるように。

つまりは楽して健康な体を手に入れようなんて

いうこと自体が大きな間違いでして。

 

なんでもそうですが継続してこそ力を発揮できる

ものなんだと僕は思うので、ぜひそこんとこを

理解してご自愛くださいませ。

 

 

自分の体は自分しかわかりません。

 

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