絵の歴史に関する超個人的な考察:絵が誕生した瞬間はこんな感じだった

おはよーございます。

水墨画家のDです。

 

この記事はたいして調べもせず、僕が今まで得た知識と経験をもとに、絵の歴史ってこうなんじゃないか?っていう憶測をつらつらと語るものであります。

なのでちゃんとした絵の歴史が知りたい場合は今すぐここを離れてたもれ。笑

 

参考までにコチラをごらんください。

絵画でひもとく!分かりやすい西洋と日本の美術の歴史

 

それではれっつごー。

 

絵の歴史:もしも絵がなかったら・・・

 

 

今や絵は僕ら人間にとってなくてはならないものです。

 

もし。

 

絵というものが存在していなかったらこの世界はどうなっていたことでしょう。

 

まず。情報の共有ができません。

たとえばタコを知らない人にその姿かたちを伝えようと思ったら、絵をみせればそれがどんな生き物なのかが1秒で理解できます。

まあ、知らない人がアレをみたら「気持ち悪っっっ」しか出てこないでしょうけど。笑

 

でも。もし絵がなかったとしたら、どんな姿かたちをしているのかを言葉だけで伝えないといけません。

 

まず足が8本生えててー。

その上にデッカイ頭があってー。

足には吸盤がついててー。

骨がなくってー。

 

みたいな感じで。

 

タコを知らないという人はあまりいないので、タコと知らずにこの説明を聞いたとしてもすぐにタコの姿かたちが頭の中に鮮明に浮かぶ人がほとんどです。

でも知らない人からすると、足が8本の時点で「んん!??」ってなると思うんですよね。

わからないから。

もしかしたら人間のような足を想像するかもしれません。

 

でもタコには骨がないので、もうその時点で訳が分からなくなってパニック全開です。

 

さらにその上にデッカイ頭があるとか言われたらもう何がなんだかサッパリです。

 

そんな感じで、もし絵がなかったら情報の共有がかなりやりにくいので、ものすごく生活が不便になる、というか死活問題にも発展しかねません。

 

タコなんて知らなくても死活問題にはなりませんが、それがもしサメとかクラゲのような危険生物だとしたら。

サメは初見でもなんかみただけで「あ、ヤバい…」って分かりそうな感じがします。

なんせデカいし。

みるからにヤバそうじゃないですか。

ヘタすりゃ襲ってくるし。

たぶん海でみかけたら初見でも一目散に逃げそうな感じ。

でもクラゲは初見でみただけではそれがヤバいものなのかどうかの判断ができません。

なんせあのみた目です。そしてユラユラ海に浮かんでるだけで襲ってくることもありません。

どっちかっていうとカワイイ部類に入ってしまう生き物で、危険なニオイはみじんも感じさせません。ペットにする人もいるぐらいです。

 

でも触ると毒があったりするので、ヘタをすると命を落としてしまうこともあります。

 

海でクラゲを触ったらダメだ、と言われてもそれがどんな姿かたちをしてるのかがわからなかったら注意のしようがありません。

「かわいい~」とかいってついつい触ってしまいそうです。

そしてビリビリしびれてしまってその時に初めてコイツはアブナイ生物なんだ…と理解することができます。

 

でもクラゲの絵があれば、クラゲの情報が一発で伝わるので、海でみかけた時に「あ、これがあのクラゲか…!」ってすぐに理解できるじゃないですか。

こんなカワイイ見た目なのに・・・。

 

そんな感じで絵には命に関わる危機も回避させてくれる、っていう素晴らしい一面があります。

 

絵の歴史:ニッポンが誇る絵の文化「マンガ」

 

絵は人生をも変えてしまう可能性だってあります。

 

それがマンガです。

 

我が国ニッポンはマンガによってこれだけの発展を遂げたと言っても過言ではありません。

 

マンガは今や世界中で愛されている素晴らしい文化に発展しています。

 

ジブリとかドラゴンボールとかワンピースとか。

他にもたくさん。

世界中の人たちからニッポンのマンガは素晴らしい!と賞賛されています。

そして。

マンガ家という職業が日本にはあります。

彼らは絵を描くことを仕事にしていて、絵によって人生が激変した人たちです。

 

もし絵というものが存在していなかったら。

ものすごくつまらない世界になっていたことは間違いありません。

そして多くの人が食いっぱぐれてしまっていたことでしょう。

 

絵の歴史:誕生の瞬間

 

じゃあそんな絵はどんなふうに誕生したのか?

 

ここからほぼ憶測です。

 

絵はまだ文明がそんなに発展していない、人類がまだ狩りをして洞窟に住んでいた頃からあったと言われています。

 

最初に絵を描いた人というのは、先ほどのタコの話のように、今までみたこともないような生き物をみて、その感動を伝えるために絵を描いたんです。

 

「さっき海でなんかへんな生き物みたんやけど!」

みたいな感じで、ひとりの若者が興奮気味に村に帰ってきました。

彼は必死にその生き物の特徴を言葉で伝えようとしました。

足が8本生えててっ。

その上にでっかい頭があってっ。

骨がなくってっ。

足に吸い付く変なものがあってっ。

 

と。

 

でもその感動はなかなか言葉では伝わりません。

なんせみたこともない生き物です。

 

足が8本とか頭がデカいとか骨がないとか言われても、人間のような足を想像してしまったりして、ただただ「気持ちわる〜」とか言ってあまり相手にしてくれない村人たち。

 

でも、どうしてもその感動を伝えたい若者は、地面にそのみたまんまの形を描きました。

するとどうでしょう。

 

「ええーー!何これー??スゲーーー!!」

 

と、やっとこさ感動が伝わって、みんなこぞってタコをみるために海へと走り出しました。

そして捕まえて焼きタコにして食べましたとさ。

 

これが地球上に絵が生まれた瞬間です。

 

最初は情報を伝えるための手段として絵が描かれたものだったんです。

 

自分の頭の中にあるイメージを他の人に正しく伝えるために。

 

で、その絵をより正しく伝えるためには色をつけないとダメじゃん!となったわけですね。

 

それで誕生したのが絵の具です。

 

で。それが日常生活に入り込んで文化として当たり前になってくると、ただ目でみたものの情報を伝えるためだけじゃなく、自分の頭の中に描いた空想の世界を描いて人を喜ばせようとする人が現れた。

 

たぶんこんな感じで絵の歴史は発展していったものと思われます。

 

ちなみに。

空想の世界というのは、今までにみたものを頭の中で勝手に組み合わせてできるものなので、ゼロから作り上げたものではない、ということです。

 

オリジナルの絵はすべて模倣から生まれるのです。

 

そのへん詳しくはオンライン絵画教室「Dの部屋」で解説しています。

 

興味があればのぞいてみてください。

 

それではまた〜。