絵を学ぶなら芸術大学に入る?専門学校?それとも…

絵を勉強するにあたって、いちばん手っ取り早いのは

絵の基礎を学ぶことができる芸大や専門学校に入ることです。

環境も整っているし、たっぷり絵に時間を費やすことができます。

その整った環境で本当に自分だけの独創的な絵が

描けるようになるのでしょうか?

強い意志を持っていればそれも可能なことかもしれません。

 

でもまわりの人に流されたり、環境に甘えてしまうような

18歳の若者がそこまで強い意志を持てているかどうかは

はなはだ疑問です。

学校に入るかどうかを決める前に少しだけ自分と向き合ってみて

本当に学校が必要なのかを検討してみてもいいかなと思います。

絵を学ぶなら調べればだいたいの情報はネットに転がってる

 

だいたいの人はまわりの意見に流されて自分がみえなくなったり、

楽しく絵を描いていたはずがネバナラヌ精神になってしまって

まったく楽しくなくなってしまって最終的に絵を描くことを

やめてしまうのがほとんどです。

なんてもったいないんだと僕は思います。

僕は水墨画を独学で始めてひとりで学び、

上達させて水墨画の仕事の依頼をいただけるまでになりました。

独学なので誰に教わることもなくぜんぶ自分で調べたりして

ゼロから独自の手法で水墨画を描いてます。

 

本気で絵を描こうと思ったときから学校にいくという

選択肢は僕にはありませんでした。

たしかに設備が整っていたり、いろんな資料があったりというのは

ものすごく魅力的ではあるのですが。

 

だけど環境なんてものは自分次第でどうにでもできるし、

今はネットで調べればなんでも出てくる時代です。

それを活用しない手はないです。

youtubeを見たりGoogleで検索したり、

ときには見てくれる人から意見をいただいたりした

こともあるけど、基本的にはひとりでやってきました。

 

心の底から尊敬できて、この人についていきたい!

ぜひこの人から絵を教わりたい!、という人が

まわりにいない限り、価値観や考え方の合わない人に

無理についていく必要はまったくないし、まして

学校に入る必要はまったくないというのが僕の考えです。

それよりも

遠回りでもいいから自分なりに考えて失敗を繰り返しながら

学んでいくほうが後々かならず役に立つと僕は確信しています。

 

僕の場合はたまたま近くにそういった人がいなかっただけです。

だけど尊敬できる人や影響を受けた人はたくさんいます。

できることならその人たちに教わって絵を勉強したいと思いました。

だけど、残念ながら近くにはいなかったので断念しました。

 

芸術作品というのは作品がすべてなので

そもそも近くで教わる必要があるのかどうなのかというところです。

 

絵は教わるのではなく見て学ぶ

 

僕は昔、音響の仕事をしていたときに、

聞いて教わったことよりも自分なりに考えてやって

失敗しながら学んでいったほうが身につくことを学びました。

 

ここはどうするんだろう?

、というのを聞いて教わるのではなく、自分の目で見て

盗んで覚えることのほうがより自分の身につきました。

あまりにも聞かなさすぎて「やる気あるの?」、とつっこまれましたが。

よく技術は盗めといいますが、

まさにその通りじゃないかなと僕は思います。

時間はかかるかもしれないけどそっちのほうが

頭で考えるよりも先に体が動くようになるので

仕事としてはそっちのほうがよかったと感じてます。

 

つまりこれは、教えるということに意識を集中させるよりも、

実際に現場でその人が仕事してるときのほうが

100%意識を実際の仕事に集中してるので、

それを見て学ぶほうが得るものが多い、ということです。

こういう場面ではこうするのか、とか

こんなトラブルのときにはこうやって対処するのか、

などなど、その師匠のこまかい仕草や動きをみて

自分なりに取り込んでいざ自分がやるときの参考にしたりした、という感じです。

手取り足取り教えてもらうこともひとつの方法ではありますが

実際に自分が現場に立ったときに先に頭で考えてしまっては

ときすでに遅しな場面も出てくるわけです。

 

絵を教わるのも手取り足取り教わったものでは

そこまで自分の身にはならないと僕は考えてます。

 

それよりもその人が描いてる現場を

生や動画で見たりしたほうがよっぽどためになりますよ。

パソコンやスマホで動画見るだけでもかなり勉強になります。

無料だし、見たいときに見れるので学校にいく手間も省けるし

いいことだらけです。

絵は個性の世界です。

教えかたにもよりますが特定の人だけに教えを乞うと

その人の感性とかやりかたが染み付いていきます。

それでよしとするなら全然オッケーですが、僕はそれよりも

いろんな人の技とか知識を吸収したほうが後々役に立つと

思うので誰か特定の人に付くのはオススメしません。

絵描きなんて孤独な作業の積み重ねですからね。

 

描きたいものはすでに決まってますか?

それがあるかないかでもどう行動すればいいのかが

全然違ってきます。

 

描きたいものが決まっている人の場合

 

 

自分がどんな画風でどんな絵を描きたいかがすでに

なんとなくでも見えている人、明確に決まっている人は

なおさら人に教わるべきではないと僕は考えます。

 

この場合の人に教わるというのは弟子入りしたり

芸術大学に入ったりしてその人のそばで絵の勉強をするということ。

 

尊敬する人や影響を受けた人が一方的に発信してるもの、

たとえばyoutubeの動画とかオンラインの絵画教室

みたいなものはいくら見ても問題はないと思います。

でも直接その人に触れて活動することよりも、

少しずつでも、多少遠回りしてでも、

自分なりに自分の世界観を育てていくほうがイイです。

なぜならそれを見て自分で考えるからです。

教えてもらうわけではなく、どうやって描いているのかを

観察することで頭はフル回転します。

そこで吸収したものをどうやったら自分で表現できるかを

試行錯誤していろんなことを自分なりにやれば

それが自分の技として昇華していきます。

 

絵描きは絵だけ描いていればいいというものではありません。

むしろそのほかの芸術だったり自然だったりいろんなものに

触れて感性を磨くことも大事なことです。

 

その方法としていろんな音楽を聴くということを僕はオススメします。

 

音楽は耳からのみ情報が入るので、

音楽を聴くことによって脳のいろんなところが刺激を受けて

今までみたものの映像が頭の中を駆けめぐるような感覚になるんです。

耳からの情報だけなのでそれにインスピレーションを受けて

自分が描きたいもののがブワーっと沸いて出てくることがよくあるのです。

 

旅に出ていろんな世界を見ることも可能であればしたほうがいいですね。

間違いなくいろんな刺激を受けて自分の中の世界が広がるので。

 

僕はまだ海外に旅に出たことは一度しかありませんが

それでもほかの国の文化にふれることはいろんな刺激をもらえるので

絵描きにとってこれほど楽しいことはありません。

 

旅をするなら日本でもじゅうぶん世界は広げれることはできます。

そこに音楽があればなおイイですね。

 

僕は実家の近くの海を眺めながら好きな音楽を聴くだけでも、

じゅうぶん感性が刺激されていろんな絵のアイデアが湧いて出てきます。

 

これがもっといろんな世界に行ってやったら

、と思うとワクワクが止まりません。

 

つまり、絵を描くことよりもほかのことから刺激を受けて

そのうえで絵を描くほうが作品により深みが出る、という感じです。

 

描きたいものが決まってない人の場合

 

 

自分が描きたいものが決まってない、あるいはわからない人は、

まずはそれをぼんやりでも決めることに集中したほうがイイですね。

 

自分が描きたいものがわからないままデッサンやクロッキーなどの

絵の基本を学ぶことが決して悪いわけではないですが

自分が描きたいものが明確にあったほうが

練習にも身が入るし、モチベーションの維持にもつながります。

 

なによりも楽しんで絵を勉強できます。

 

決まってないのに学校とか入るのはなおさら危険です。

それはやりたいことないからとりあえず大学入ってやりたいこと探す

っていうのと同じで、結局環境に甘えて自分のやりたいことが

みつからずにサークル入ってバイトして遊びまくって……

みたいなことになっちゃいます。

それじゃあ描きたいものをみつけるどころか絵を描くことすら

続くか微妙なところです。

描きたいものがないならとりあえず社会に出てお金を稼ぐことを

したほうがいいですね。どんな方法でも。

バイトしてもよし、就職してもよし、自分で起業してもよし。

お金を稼ぐ仕組みを理解することは絵描きとしてやっていくなら

必須アイテムです。

自分の絵がお金になる瞬間ってたまらんですよっっ。

 

描きたいものを明確にするのには、多少手間はかかりますが

いろんなものを見て触れて刺激を受けることです。

美術館、大自然、映画、ドラマ、漫画、などなど

刺激を受けれそうなものは手当たりしだい片っぱしから

手をつければどこかで自分の中でグッとくるものがみつかるはず。

そんなことしてたら学校に行ってるヒマなんてありません。

そこに音楽があれば刺激を受ける手助けになってくれます。

いいですよ。音楽聴きながらあちこちめぐるのって。

 

まとめ

 

絵という芸術は自分が見たもの、聞いたもの、触れたもの、

食べたもの、感じたものをいったん自分の中に取り込んで

かみ砕いてそれを1枚の紙の上に表現するものです。

僕の流儀としては絵と音楽ってものすごい相性がいいんです。

耳と目は完全に別モノなんで。

 

目で見たものは今までの記憶の中に蓄積されていて、

それを思い出させてくれる力を音楽は持っています。

耳から受ける刺激と目から受ける刺激は脳の違う場所に届くので、

それが絶妙なバランスで融合したとき、あなたの中で

今まで見たこともないような世界が広がると僕は確信してます。

学校に行ってるヒマなんてないですよ。