ドラえもんで泣ける感動の名作5選

こんにちは。水墨画家のDと申します。

今回はドラえもんの、見たら必ず号泣する感動の名作を5つ選んでみました。

王道中の王道の作品ばかりですが、30歳を過ぎてもなお、いや、むしろ30歳をすぎればこそ、涙なくしては見れない作品ばかりです。

観るときはぜひ1人で観ることをおススメします。あと、ティッシュは必ず「箱」でご用意ください。ゴミ箱も近くにセットしておいてください。必ず使いますので。

基本的にネタバレ大放出ですが、これらの作品はネタバレしてても関係なく泣けるものばかりなので安心してお進みください。僕は何回観ても、ティッシュを大量に使うほど号泣してしまいます。ひっくひっく言いながら。大の男が。

もうセリフも全部覚えちゃってるんじゃないかというぐらい観ているというのに。何回観てもやっぱりその作品が醸し出してる空気感とか雰囲気とかに全部持ってかれちゃうんですね。

声優さんの魂のこもった演技とか。作画とか。風景とか。キャラクターの動きとか。音楽とか。それらがひとつのピースになって全部がパズルのように上手く重なり合うことでひとつの作品を作り上げていることは間違いありません。そんなことも考えながら観ると、より一層作品の世界に入り込むことができて、涙腺から出てくるもので視界がにじんでしまうでしょう。

それではまいります。

 

おばあちゃんの思い出

 

 

ある日、のび太が小さいころに大事にしてたクマのぬいぐるみがゴミ捨て場に捨てられていた。

それを偶然発見してしまったのび太。

そのクマのぬいぐるみはボロボロになっていて、のび太が幼稚園のころに亡くなったおばあちゃんが繕ってくれたツギハギがたくさんあった。

おばあちゃんはとても優しかった。のび太がどんなワガママを言っても絶対に怒ることなく、ずっとニコニコ温かく見守ってくれていた。

クマのぬいぐるみを手に、そんな優しかったおばあちゃんの思い出をドラえもんに語るのび太は「タイムマシンを使えばおばあちゃんに会える!」と言い出した。

ドラえもんは「未来からきたのび太だなんて言ってもわかってもらえないよ」と乗り気ではない様子。それでも気持ちが収まらないのび太に「姿を見るだけ」と約束してしぶしぶついていくことに。

 

ーーーーここは過去の世界。

 

街を歩いているとそこにはおばあちゃんの姿が。こっそりあとをついていくと幼いのび太が家の前で待っていた。おばあちゃんに駆け寄り「おだんごあった?」と聞く幼いのび太。「ごめんよのびちゃん。おだんごはもう売り切れてなかったんだよ。かわりにおはぎ買ってきたよ」とおばあちゃん。

幼いのび太は「いやだいやだ!」とじだんだ炸裂。

しまいには「おばあちゃんなんかキライだ!あっちいけ!」と言いたい放題。

そんなおばあちゃんにワガママ放題の幼い自分をみて恥ずかしくなってしまった現在ののび太。

思わず「なんでおばあちゃんに意地悪するんだ!」と幼い自分を叱りつけて泣かせてしまった。するとママが出てきて「どうしてウチの子をいじめるんです?」と、逆に叱られてしまった。

その後、おばあちゃんとふたりで街に出かけた幼いのび太。その手にはあのクマのぬいぐるみを抱いていた。

歩き疲れておばあちゃんにおんぶしてもらって寝てしまい、公園のベンチでひと休み。目を覚ました幼いのび太は「花火あった?」と口を開いた。秋も終わろうかという時期に花火なんか売ってるはずもなく、「ごめんよのびちゃん。花火は夏しか売ってないんだって。おばあちゃん街じゅう探したけどどこもそうだって」とおばあちゃん。

するとまた「いやだいやだ!」「おばあちゃんなんかキライだ!あっちいけ!」とワガママ炸裂。カゲに隠れて見ていた小学生のび太は「僕はワガママばっかり……」と泣いて悔やんだ。

おばあちゃんは「はいはい」とその場を離れる。ひとりになった幼いのび太に、どこからきたのかノラ犬が近づいてきてクマのぬいぐるみを連れ去られてしまった。

すかさず追いかける小学生ののび太。幼いのび太を守っていたおばあちゃんはその姿を見ていた。

格闘の末、見事クマのぬいぐるみを守り切った。

 

最後にもうひと目だけ「おばあちゃんに会いたい」と家の中に入ったとき、幼いのび太に見つかってしまう。

すかさず「ママー!さっきの変な人がいるよー!」と告げ口されてしまった。

とっさに入った部屋にはおばあちゃんがいた。駆けつけてくるママ。

のび太の運命はーーーーーーーー?

 

そこからもうずっと涙が止まりません。なんなら音声ナシでも全然泣けます。

個人的におばあちゃんの声優さんがすっごくいい味出してて声だけでも泣けてしまいます。自分のおじいちゃん、おばあちゃんと重ねてしまって号泣不可避の名作です。ぜひ観てください。

 

 

ぼくの生まれた日

 

 

今日はのび太の誕生日。

のび太はカレンダーを見ながら何やら浮かれ気分。「誕生日だから何をしても許される」と、ついついお調子に乗ってしまい、パパとママにこっぴどく叱られてしまい、あげくの果てに「あんたみたいな子はうちの子じゃない」の言葉。

のび太はショックで家出した。みんなに祝ってもらおうとそれぞれの家に向かうも、みんな打ち合わせしたかのようにそれぞれが何かしらの用事があった。誰一人相手してもらえない。ひとりさみしく歩いていると心配して「帰ろう」と諭すドラえもん。

でも、そんなドラえもんにも「今日は僕みたいなダメな子が生まれてきてみんなががっかりした日なんだ」と、聞き入れようとしない。

ドラえもんは「じゃあ、確かめに行こう」とタイムマシンに乗ってのび太が生まれた日に向かった。

着いた先はのび太が生まれた日の野比家。あわてて会社からパパが家に帰ってきた。「赤ちゃんはどこだ?」と家中さがすそそっかしいパパ。そこに生まれたばかりののび太がいるはずもなく、「病院だと思いますけどぉ…」と二人。急いで病院に向かうパパ。

病院ではパパとママが生まれてきたわが子の誕生を心から喜んでくれている。あの木のようにのびのび育ってほしいという理由から名前は「のび太」になった。のび太の将来のことを嬉しそうに話す若き日のパパとママ。それを遠くから見守るのび太とドラえもん。

自分が生まれたことを本当に嬉しそうにしているパパとママをみて、のび太という自分の名前の由来も知ってのび太は反省と感謝でいっぱいになった。

そして現在に帰ってきたのび太に思いもよらないことが起こったーーーーーーーーーー。

 

 

自分が生まれたときのことをみてみたいなぁと思わせてくれる作品です。そのときの両親の会話とか細かく聞いてみたいですね。

たぶん感謝と申し訳なさでいっぱいになるんだろうなぁ。。。

 

のび太の結婚前夜

 

 

ある晴れた日。いつもの空き地を通るとしずかちゃんと出木杉が仲良く劇の練習をしていた。それを見たのび太は劇の練習とは知らずに本当にふたりが愛を語り合っていると勘違いしてジェラシー大爆発。こんな状態で将来ほんとうにしずかちゃんと結婚できるのか、と不安になってしまった。

それならば、とドラえもんと共にタイムマシンでのび太としずかちゃんが結婚する未来を確認しに行くことになった。すると、なんと日にちを間違えてしまい、結婚式の前日にきてしまった。

その日の夜、しずかちゃんの家では親子3人でお別れパーティが行われていた。しずかちゃんは結婚して家を出て行ってしまう自分と両親に対してまだ何も返していないという感情のはざまで困惑していた。

パパに「おやすみなさい」と告げて部屋から出た瞬間パパが「ゴホッゴホッ」と咳き込む。感情が爆発したしずかちゃんは「結婚をやめる」と言い出してしまう。

そんなしずかちゃんにパパは、「少しぐらい寂しくても君との楽しかった日々がある。思い出が僕を温めてくれるさ」と諭す。

一方のび太はというと、ジャイアンの家で出木杉とスネ夫としこたま飲んで盛り上がっていた。「僕らのアイドルだったしずかちゃんもついにのび太のものになるのか」と一同。そして飲み会から帰る途中、河原で小学校のときの先生に会った。くしゃみをした先生に自分の上着をかけてあげる大人のび太。

「野比!明日は遅刻するんじゃないぞ!」と、小学校のときのように喝を入れる先生-------------。

 

しずかちゃんのパパが「思い出が温めてくれるさ」のシーンは歴史に残る名シーンです。

こんなことを言える男になりたいと誰もが思うはず。

必見です。

 

 

帰ってきたドラえもん

 

 

春休みのある日。

いつものようにジャイアンにいじめられてドラえもんに泣きつくのび太。

でもドラえもんはものすごく憂鬱な顔をしていた。

実はドラえもんは未来の世界に帰らなければならなくなってしまったのだった。

泣きながら止めるのび太。小さいころのように押し入れに閉じこもっていたのび太はパパに「お前は昔からイヤなことがあるとここに隠れてたなぁ。下で待ってるからな」と諭された。そして押し入れの中でダルマの人形を発見し、おばあちゃんが病気で寝込んでいたとき、幼いのび太は「だるまさんみたいにころんでもちゃんとじぶんでおっきする。だからしんぱいしないで」とおばあちゃんに告げたことを思い出して奮起し、みんなが待つ食卓へ。

ドラえもんと最後の夜を過ごす。

なかなか寝付けない2人は公園に散歩に出かけた。公園でシーソーに乗りながら「心配いらないよ、なんでもかんでもひとりでちゃんとやれるから、安心して未来へ帰って!」と語るのび太。

この言葉に涙があふれそうになるドラえもん。涙を見せたくなかったドラえもんはその場から立ち去る。

そこへジャイアンが現れて昼間の続きをやろうと言いがかりをつけてきた。

のび太はドラえもんの名前を叫びそうになるも、自らの口を手でふさぎ、ドラえもんに心配させまいとひとりでジャイアンに挑んでいく。

ボロボロになりながらも、珍しく根性丸出しで諦めずに食らいついていくのび太。

「ぼくだけの力で君に勝たないとドラえもんが安心して未来に帰れない!!」

と最後は気持ちでジャイアンを退けさせる。そこにドラえもんが駆けつける。「ぼく…ひとりで勝ったんだよ…もう安心して帰れるだろ…?」

 

そして次の朝。

まだ眠っているのび太を見守りつつ、涙を流しながらも安心して未来の世界に帰っていったドラえもん。

 

ドラえもんがいなくなって毎日ぼんやり過ごしていたある日、ジャイアンがあわてた様子でのび太のところへやってきた。

今そこでドラえもんをみかけたという。「ドラえもんが帰ってきたんだ!」と飛び上がって喜ぶのび太。あわてて家に帰ってみたものはーーーーー。

 

この作品はもうずっと涙が止まりません。必ずティッシュを大量にご用意ください。

 

 

ワンニャン時空伝

 

 

ある日のび太は川でおぼれていた子犬を助けた。助けたばっかりにのび太が帰ろうとしてもついてくる。しかたなく家まで連れて帰ったのび太。

「イチ」と名付けて動物嫌いのママに隠れて、ドラえもんの助けを借りて部屋の中で飼うことに。

イチと遊んでいるとわれもわれもと野良イヌや野良ネコが集まってくる。そしていつの間にか町中の野良イヌや野良ネコが集まってきてしまった。数が多すぎて手に負えなくなり、困ったのび太たち一行はタイムマシンで3億年前の世界に連れて行くことを思いつく。

3億年前のビルも建物も何もない、人もいないただただ大自然だけの世界。そこで未来の秘密道具をフルに活用し、自分たちだけで生きていけるように「進化退化光線銃」で進化させる。

進化させたイチは2本足で歩けるようになった。

秘密道具「無料フード製造機」の使い方をイチに教えたのび太。その道具を置いて「明日また必ずくるからね」と言い残してのび太たち一行は現代に帰る。

次の日、タイムマシンで3億年前に向かう途中、時空間のねじれゾーンに巻き込まれてタイムマシンが故障し、イチたちと別れたあの日から1000年後の世界に着いてしまった。

そこにはネコとイヌのだけの国、ワンニャン国があった。

そこで出会ったイチそっくりなイヌとその仲間のイヌやネコたち。しかしここは1000年後の世界。イチがいるはずがない。話を聞くと、何やらイチそっくりなイヌとその仲間たちの親がとらえられているらしい。協力して助け出そうとするのび太たち。

果たして・・・。

 

感動のラストがあなたを襲います。ティッシュを準備してゆっくりお楽しみください。

 

 

まとめ

 

この5つはドラえもんの中でも特にヤバイ作品たちです。書きながら感動して涙があふれてきました。

今のドラえもんもいいですが、このときのドラえもんで育った僕としてはやっぱり大山のぶ代さんのドラえもんのほうがしっくりくるなぁというのが本音です。

でもそれはもうすでに終わったことです。少し寂しい気持ちはあるけれど、「思い出が僕の心を温めてくれる」と信じて前に進もうと思います。

ありがとうございました。

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