水墨画家Dが人生を変えるほどの衝撃を受けた画家5人

ワタクシ「水墨画家D」が水墨画家として活動するきっかけになった、こんな絵を自分も描きたい!

と深くフカク衝撃を受けた、絵を描く人たちを紹介します。

ホントにすごい人たちばかりで圧倒的に強烈なパワーを放っているのでお役に立てるかと思います。

 

外崎裕漄

 

引用:https://www.youtube.com/watch?v=mOYBdF6e-nU&t=48s

僕の水墨画人生の中で彼との出会いがなかったら僕は今のような絵を描くことはなかったと思います。

ていうか水墨画自体、描いていたかどうかもわかりません。

それぐらい衝撃的で度肝抜かれて、それまでの水墨画のイメージを完全に覆してくれた画家さんです。

まず作品のクオリティが群を抜いてすごかった。もう見た瞬間に「なんじゃこれ!?」って度肝抜かれました。水墨画を描きたいなと思ってる自分が完全にどっかいくぐらい。それはもうただのひとりの観客として、純粋に「すっげえ!」しかなかったです。ただただ興奮してました。

時間が経って冷静になったときにクリエイターとしての僕がひょっこり顔を出しました。で、そのときの感想は「あ、水墨画ってこんなことしてもいいんだ!!」です。もうね、光が差してました。パァァァーーーーーッッ!!って。

それまでの僕は山水画とか南画とか鳥獣戯画みたいな、いかにもって感じの水墨画しか知らなかったんです。こんなんは全然描きたいと思わないなーっていうのが正直あって。

理由はもうすでにたくさんそういう水墨画って世の中にあふれてて、何ひとつ新しいものを感じれなくて面白くなかったからです。どうせやるなら今までにないことをしたいなっていうのがあったので、何かないかな?って必死で探していました。

ボンヤリとはあったんですけどそれをやってもいいものなのかっていう不安な気持ちもありました。なんかそういう「水墨画はこうじゃなきゃダメ」みたいなのを自分で勝手に決めつけてしまってたところもあったのです。でもそれがこの人との出会いによって完全に崩れました。

だからこの人は僕が水墨画をやる理由をくれた人です。たぶん呼んでくれてましたね。「お前がやりたいのはこういうことだろ…?早くこっちこいよ…」って。

で、それからこの人のことをいろいろ調べてたら意外とお年を召されてたのにびっくりしました。だからこその重みというか、作品全体に渋い感じが漂っててすごいカッコイイですね。実際に会ったことはないですが、いつか直接お礼がしたいと思ってます。

 

森本草介

 

引用:http://www.kyuryudo.co.jp/

写実画家として有名な森本草介氏。もうすでに故人になってしまいましたが、彼の作品は僕の水墨画家としての道を決定づけてくれました。これを水墨画でやったらめっちゃ面白いやん!と。

彼の作品との出会いは、絵に詳しい知り合いのおじいちゃんから「こんな人いるよ」と教えてもらったのがきっかけでした。

「これは絵なのか!?」と思わずにはいられなかったのを覚えています。写真と見間違うぐらいの緻密な表現は髪の毛の一本一本まで正確に描写されてて一瞬で僕の心を鷲掴みにしてくれました。

ネットで見ただけなのにですよ?やっぱり本物の芸術は媒体関係ないんですね。圧倒的なパワーを感じます。僕の中に強烈なインパクトを残してくれました。

まだ水墨画を描き始めたばかりのときだったからなおさらです。

その当時は絶対に敵わないとまで思ってしまったけど今ではそんなに遠くもないなと感じれるようにはなりました。(調子のってます)

そんな話を教えてくれたおじいちゃんに言うと「そんなアホな」、と笑いながら答えてくれました。笑

 

 

井上雄彦

 

この方との出会いはおよそ20年前。まだワタクシがいたいけな少年時代。まだまだ絵を描いて生きていこうなんて、たぶん夢にも思ってなかったと思います。それでもやっぱりすごいなぁっ…ていうのは感じてたと思います。

それがいざ自分が絵を描くってなったときにそのスゴさを思い知ることになります。汗の湿気た感じとか吐息まで聞こえてきそうなほど圧倒的な画力には度肝を抜きました。

何がすごいかって、いや、そりゃ全体的にすごいのですが。あえて挙げるとするなら体のバランスが最高すぎること。

人の体を描かせたらこの方の上をいく人はいないんじゃないかと思うぐらい。何ひとつ不自然な描写がないんです。そしてなんかカッコイイ。それに尽きます。

彼の作品はいつ読んでも何回読んでも面白いんです。話の筋なんか全部知っててなんならセリフもほとんど覚えているというのに。

なんかね、触れたくなるんです。そういうのってないですか?僕にとってこの人の作品がそれです。読みたいわけじゃなくて、空気に触れたくなるのです。作品の。

僕らが目にするのは原画じゃなくて薄っぺらい紙に印刷されたものなのにそれでも何回も触れたくなってしまうそれがなおすごいことだなと思ったりするわけです。

 

鳥山明

 

引用:https://kowai-tosidensetu.com/

この方は僕に絵を描くきっかけを与えてくれた方です。まだ幼稚園にも通ってないぐらい小さいときから、物心ついたときからドラゴンボールの絵ばっかり描いてた記憶があります。

とにかく白い紙さえあればひたすらマネして描いてました。鳥山明氏がコミックスの冒頭のコメントのところで言ってたんです。「僕は欲しいものがあるとそれを手に入れるまで、あるいは興味がなくなってしまうまで、絵に描き続けるクセがある。(中略)」って。

「なるほど!そういうことをしてたら、毎日絵を描いてたらこんなふうに上手くなれるんだ!」と思ってひたすらマネしました。とにかく絵が上手くなりたくて、こんなパワーのある絵を描きたくて、ずぅーっと描いてました。

そうやってひたすら毎日描いてたのが土台になって今があるんだろうなぁと思います。

この方の作品も井上雄彦氏同様、何回も触れたくなります。原作のコミックスなんて何百回じゃきかないぐらい読んでると思います。それぐらいの強烈に圧倒的なパワーを放ってるというか、ナニカを放ってます。

とにかくすごいのひとことでは片づけられないぐらいスゴイです。

 

呉一騏

 

引用:https://www.pinterest.jp/

この方の作品は基本的に水墨画なんですが、なんというか、奥行き感が一枚の紙じゃないみたいに深いものを感じます。

はじめてみたときに感じた絶望感は今でもはっきり鮮明に覚えてます。

白と黒だけなのになんでこんな世界観を表現できるの?っていうなんか圧倒的な敗北感。

悔しすぎて枕を濡らすかと思ったほどです。こんなふうに圧倒的に敗北感を味あわせるぐらい圧倒的な絵を描いてみたいと心の底から思いました。

 

Dのまとめ

 

絵を描く人には画家や漫画家、いろんな人がいます。絵だけじゃなくいろんなことから刺激を受けて自分の中で昇華して自分の作品に活かすことができたら最高です。

衝撃を受けた作品やアーティストからはそれぞれ圧倒的なナニカが込められていてそのナニカを僕が受け取って自分の作品に込める。

それが今度はあなたに届く…。

そんなサイクルをずうーっと繰り返していけたらなと思います。

 

 

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