水墨画にエンピツの下書きはアリ?ナシ?描きやすいならどっちでもアリ

水墨画って下書きしていいの?

ネットとかで調べても下書きはしないと

書かれているけどどうなんだろう?

こんな疑問にお答えします。

結論からいうと下書きがダメだなんていう

決まりはどこにもありません。

誰かが勝手にそう決めたものが知らず知らずのうちに

浸透していった、という感じです。

 

水墨画でエンピツでの下書きはなぜダメなの?

 

一般的には水墨画ではエンピツでは

下書きをしないという風潮があるようです。

僕が水墨画を始める前に調べてみたらそんなことが書いてありました。

僕は独学で水墨画を学んだので誰かに直接聞いたわけでも

なんでもないのですが、水墨画という文化はかなり閉鎖的な世界です。

なのでそんな風潮が生まれたのでしょう。

 

下書きをしない理由

 

その①和紙に描くのが一般的

 

水墨画は一般的には和紙に描きます。

和紙は薄いものが多いのでたとえばエンピツで下書きをしたとしたら

あとで消しゴムで消すときに紙が傷ついてしまうリスクが高くなります。

消しゴムで消すという作業は紙にかなりの負担をかけてしまうので

下書きはしないということになっていったのです。

 

その②筆を使うから下書きがジャマ

 

水墨画は筆の特性を活かして絵を描く絵画です。

筆の特性というのは書道でいうはらったり止めをすることで、

筆の形を利用して絵を描くことです。

たとえばこんな感じですね。

こういう描き方をするとむしろ下書きがジャマになってきます。

いったん墨をのせてしまうと消しゴムで消そうと思ってもなかなか消えません。

むしろエンピツの線が完成したときに残ってしまって

作品そのものを台無しにしてしまうおそれがあります。

だから下書きはしないほうがいいということになったのです。

 

下書きをする目的

 

僕の水墨画を描く手法は独学で

試行錯誤しながら会得した方法なのでかなり独特です。

なので下書きはめっちゃやります。

それには明確に理由があります。

 

全体のバランスをとる

 

どんなサイズの紙を使っても画面のバランスはとても大事なことです。

バランスひとつで作品の良し悪しがきまります。

関連記事⇒絵を魅力的なものにするために画面のバランスをしっかり考えよう

そのバランスを取るために下書きは必ずやります。

水墨画はモノクロの世界なので構図が命です。

構図とバランスは密接な関係にあるので

これをおろそかにすることは作品そのものをおろそかにすることなので

遊びで描く以外は必ず下書きをしてから絵を描きます。

 

完成までの時間短縮

 

下書きをすることによって完成までの時間を短縮することができます。

というのもいきなり墨で描くと間違えてしまったら

また1からやり直しをしなくてはいけません。

下書きをしておけば間違えることも少なくてすむので

仕上げるまでの時間を短縮できるというわけです。

 

地球に優しく

 

下書きをすれば失敗が少なくなります。

失敗が少なくなるということは

そのぶん紙を無駄にしなくてすむということです。

逆に失敗するたびに紙をいちいち捨ててたら紙がもったいないです。

地球にも優しくありません。

こうした理由から僕は下書きをすることは

すべてにおいてメリットしかないと考えてます。

デメリットとしては、消しゴムのカスが出ることぐらいですかね。

あと、先ほど言ったように和紙では紙が傷ついてしまう可能性があるので、

その場合は薄い墨で下書きをするといいと思います。

これは一般的にもけっこうやる人いるみたいですよ。

 

まとめ

 

エンピツでの下書きは作品を完成させるための準備です。

より良い作品に仕上げるためには何をしてもいいと僕は思っています。

たとえそれが邪道と言われようが、最終的に作品を見たときに

素晴らしいものになっていればそれでいいんじゃないでしょうか。