絵を魅力的なものにするために画面のバランスをしっかり考えよう

絵が上手く描けない人によくあるのがひとつの画面の中で

バランスが取れてないことが非常に多いです。

たとえば同じパーツでもバランスが悪ければ、

不快な絵に仕上がってしまいます。

逆に少々パーツパーツのクオリティが低くても

全体のバランスが整っていれば不思議と上手く見えるものです。

不思議ですね。笑

今日はそこらへんについて詳しく解説していこうと思います。

 

絵におけるバランスとは?

 

絵を描くうえでのバランスとは、

 

  • 画面と対象物のバランス
  • 対象物そのもののバランス
  • 引いた線のバランス

 

があります。

大まかにこの3つのバランスが取れていれば絵は上手に見えます。

 

ひとつずつ解説していきます。

 

画面と対象物のバランスで変わったこと

 

絵というのは基本的には四角い画面の中に描くのが一般的かと思います。

そうじゃない例もたくさんありますが、だいたい絵を描くといえば

四角い紙だったりキャンパスだったりするでしょう。

 

その画面の中にどんなふうに描きたい対象物を入れ込むのか。

 

これが超重要事項です。

これはその人のセンスにもよりますが、対象物を画面の

どの位置におくのか。

 

たとえばネコの絵を描こうとしたとき、

ネコを見せたいのであればできるだけすぐに目につく

ようなところにネコを置いてあげたほうがいいです。

こんな感じの絵だったら何を主張したいのかよくわかりません。

仮にネコの後ろに子ネコがぞろぞろ歩いていたら

それはそれで絵として成り立ちますが。

でも一匹でこの大きさだと、空白が大きすぎて

あまりバランスが良いとは言いにくいです。

 

ちょっと大きくして真ん中のほうに持ってくるだけでも

絵としてのバランスは成り立ちます。

こんなカンタンなネコでも。笑

 

対象物そのもののバランスは簡単な図形にしたらわかりやすい

 

続いて対象物そのもののバランス。

ここでもネコを例にします。

ネコは四つ脚の動物です。

まずはネコの体をカンタンな図形に直してみます。

 

するとこんなふうに大まかに丸と四角で構成されていることがわかります。

胴体のどこに頭がついているのか、足はどのへんから生えているのか。

これらを細かくみるためには、骨格をみるといいですね。

頭と胴体は少し離れていることがわかります。

人間と同じように肩甲骨があるので前足と首にも距離があることがわかります。

 

よくあるのがこんな感じのネコの絵。

バランス悪いですね。

このバランスを上手くとれれば

あとは細かいところを描くだけでネコに見えます。

顔だけなら丸と三角だけでもじゅうぶんネコに見えますね。

顔は特にバランスが命です。

目と鼻の位置のバランスで大人のネコか、

子どものネコかを描き分けることもできます。

この絵は目と鼻のバランスを変えただけです。

左のほうは少し目の位置を下にしただけです。

これだけでもずいぶん印象が変わることがわかると思います。

 

バランスを取るというのはそういう感じのことです。

 

引く線のバランス

 

大まかなバランスが取れたら次は線のバランスを考えましょう。

 

線をバランス良く引くためには

細かい線をいくつも重ねていくイメージが大切です。

ひと筆で描こうとしてしまうと、バランスが取りにくいので

最終的に上手くいかないことが多いです。

 

、というのも、手首の動かせる範囲が小さいので、

ひと筆で描こうとすると、どうしても肘まで動かしてしまいます。

 

肘が動くとバランスが崩れるので

細かい線をいくつも重ねるほうが失敗しにくいです。

 

以上の3つのバランスを取ることを考えて練習することで

かなり効率よく練習できて、かつ上手く見える絵に仕上がります。

 

バランスのとりかたで絵は激変する

バランスの取り方がわかったところで実際に描いていきましょう。

まずは画面のサイズを選びます。

サイズは練習の初期段階では、大きいものはあまり好ましくありません。

大きい画面だと、全体のバランスが取りにくいからです。

先ほども言いましたが、手首の動かせる範囲は小さいので、

大きい画面だと肘から肩まで動かさないと描けません。

まずは手首だけで描く練習をして慣れてきたら少しずつ大きくして

肘を動かす、それにも慣れてきたらさらに大きくして肩まで動かす、

といったように段階を踏んで練習するのがいいのではないでしょうか。

 

なのではじめのうちは、小さいもの、

ハガキぐらいのサイズがちょうどいい感じだと思います。

 

アタリをつけるとバランスをとりやすい

 

では実際に描いてみます。

先ほどのネコを描いてみましょう。

まずはカンタンな図形で描きます。これをアタリをつけるといいます。

こんな感じです。

この時点でもうすでにネコに見えますね。(大丈夫?笑)

 

あとはこれに少しずつ線を足していけばネコに仕上がっていきます。

こんなふうにカンタンな図形に分解してから描くことで

先に全体のバランスを取れば、あとは細かいところを

足していけばいいだけなので上手く描けるようになります。

 

慣れれば、アタリをつけずに描けるようになっていきます。

もう少し描いていきます。

 

次は風景画です。

この写真を絵にしてみましょう。

 

風景画は先ほどのネコとちがってカンタンな図形では表しにくいので、

もとの画像を見てどれを描くのかを決めます。

たとえばこの写真なら地平線の上に木があります。

この地平線と木をメインとしてとらえていきます。

するとこんな感じになります。

雲があるのでそれもとらえてみました。

大きくとらえるとこのぐらいあれば大丈夫かと思います。

あとはこれに先ほどのネコと同じように少しずつ線を足していけば完成です。

 

大きいものから小さいものへ

 

このように、最初は全体のバランスを取ることから始めて、

細かいところはあとで描くようにすれば絵は上手く描くことができます。

 

今回はネコを例にしたので丸と三角と四角で描けましたが、

ものによってはよくわからない形もあります。

 

その場合は、自分で描きやすいようにもっていくことを第一に考えればいいのです。

丸だけでアタリをつけても全然問題ありません。

アタリなんてものはしょせん描く人だけが描きやすいように

描くものなのでほかの人に見せることはありません。

(ライブペイントなどではちょっと恥ずかしいかも…。笑)

 

あくまで練習方法としてカンタンな図形にしたまでです。

これ以外にも自分でどんなふうにすれば描きやすいかを

自分なりに考えてやればさらに絵は上達していきます。

 

まとめ

 

絵はライブペイントなどを除けば基本的には出来上がったものを見せます。

最終的に出来上がったものがいいものであれば

その途中の段階は、なんでもいいのです。

 

自分がやりやすいように、描きやすい方法を自分で考えてやれば

それがオリジナリティにも繋がっていきます。

 

バガボンドの井上雄彦氏は着物で刀を振る絵が描きにくいといって、

まず着物を着ていない状態で下描きをしてから

その上に着物を描いていくという手間のかかることをしていたそうです。

わざわざそんなことをするのは、全体のバランスを取るためだと思います。

 

でも読者にはそんなことわからないし、考えもしませんよね。

僕もそれを知ったときは「こんな人でもそんなことするんだ」と少し安心しました。

 

そんなものなのです。

最終的に出来上がったものがいいものであればそれでいいのです。

要はそこにいくまでのプロセスの問題です。

いろんな道があるので自分の道を見つけて練習しましょう。

 

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