アタリをとるだけで絵の上達速度が劇的に変わる

絵を描き始めようと思ってる人。

描き始めて間もない人。

絵が上手く描けなくて悩んでいる。

そんな人は「アタリ」をとってから絵を描くことをおススメします。

アタリをとることをすれば絵に対しての意識が変わります。

どう変わるかというと、バランスがとりやすくなるので失敗しにくくなります。

失敗しにくくなることで心に余裕が生まれます。余裕が生まれれば絵を描くことが楽しくなります。

楽しんで描くことができれば上達のスピードが格段に上がります。

 

アタリってなに?

 

アタリをとるという言葉を聞いたことはありますか?

専門学校や美大に通ってた人ならわかるかもしれません。

アタリとは、画面に対してのバランスを取るために大まかな位置を決めてエンピツなどを使って下描きをすることをいいます。

たとえばこんなのです。

これは人物を描くときに使うアタリです。丸と線で描いた簡易的な人間です。

こんなふうに棒人間でポーズを決めてから描くことで全体のバランスが取りやすくなります。

これもアタリです。

これは顔に十字の線を描くことで顔がどっちに向いているかをわかりやすくする効果があります。

 

縦の線が真ん中なのでそこに鼻をもってくると顔のバランスが取りやすくなります。

要するにアタリというのは最終的な仕上がりを素晴らしいものにするための設計図みたいなものです。

プロの漫画家でもペン入れをする前に必ずエンピツで下描きをします。

下描きをするときにはアタリをとります。

 

さらに下描きに入る前にネームという話の骨格を作ります。それは読者に最高の作品を届けたいからです。

最終的に素晴らしいものが出来上がればその過程はどうでもいいのです。

どうでもいいって言うとアレですけど、どうでもいいのです。

映画とかドラマでもそうです。

まず脚本を書いて台本書いてそれに合わせて何回も練習をして最終的にカメラに収める。

僕らの目に入ってくるものは最終的に出来上がったものですよね。

 

ファンの人ならメイキング映像を見るとまた違った感動が得られるのでそれはそれで素晴らしいですが大抵の人は最終的に出来上がったものしかみません。

そこに向かうための道筋を作ることがアタリをとるということです。

 

アタリをとることの重要性

 

仮にアタリをとらずに絵を描いた場合、どんなことが起こるでしょう。

それは設計図もないまま行き当たりバッタリで家を建てるようなものです。

怖くて仕方ないですよね。

僕の作品で実例を出してみます。この絵はアタリをとらずに描いた馬です。

ぱっと見はそんなにわからないかもしれませんがよく見ると右前脚のところがおかしくなっているのがわかります。

高さがずれております。しっかりアタリをとって描いた絵がこちらです。

左右反対になってます。

絵やイラストは静止画です。

アニメや動画なら多少ごまかしがきくかもしれませんが、静止画はそういうわけにはいきません。

バランスが少しでもおかしくなると観る側に違和感を与えてしまいます。

関連記事⇒絵を魅力的なものにするために画面のバランスをしっかり考えよう

せっかく題材が良くても全体のバランスが少しでも狂っていればすべてが台無しになってしまいます。

それぐらい、絵において画面のバランスは大切なことです。そのバランスを取るためにアタリをとることは超大切なことなのです。

 

アタリのとりかた

 

 

ではどんな道筋を作れってアタリをとればいいのでしょうか。

これは自分なりにやりやすい方法をとればそれでいいと思いますが、ここでは僕がやる方法を紹介します。

アタリをとるときに大事なのは最初はわかりやすい図形で描くことです。

これはアナログでもデジタルでも共通しています。

わかりやすく説明するために写真の模写で解説します。

これはコピー用紙にエンピツで描いたものです。

元の写真はこれです。

 

 

この写真では顔がメインなのでまず顔の位置をなんとなくで描いてそれからほかの部分をだいたいおおまかに描いています。

全体のバランスがとれたらある程度細かいところまで肉付けします。

 

ネコで説明するとこんな感じです。

おおまかなパーツの位置をあらかじめ描いておいてあとから細かいところを肉付けしていくイメージでやると大きく崩れることがないので楽に描くことができます。

 

まとめ

 

アタリは絵を描く上での設計図です。

設計図をしっかり作ることで最終的な仕上がりが劇的に変わります。

 

アタリをとることで時間の短縮にもつながります。

アタリをとらずに描けるのが理想といえば理想ですが基本的に絵はひとりで黙々と描くのが一般的なのでそこは心配する必要はないかと思います。

ライブペイントをするとかだとアタリをとらずに描くほうがかっこいいかもしれませんが。

でも最終的に仕上がったものが素晴らしければそれでいいと思います。

 

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