絵が上手い人の共通点。〇〇をこう持てば上手くなることに気づいた

絵を描くときのエンピツの持ちかたってどんなふうに持ってますか?

つい先日人に絵を教えるという機会があってそのときに

言われたのが「絵が上手い人の持ちかたしてる」って言われたんです。

たしかに絵が上手い人ってだいたいこんな持ちかたしてるんですよ。

それを言われるまでそんなこと意識して考えたことなかったので

「なんでなんだろう?」と考えてみたところ、

その理由は「力が抜ける」からだったんです。

絵が上手い人って柔らかい線を引くんです。

柔らかい線は手に力が入っていると描けないんです。

反対に下手な人はガチガチにカタイ線を引くんです。

なんかもう見てるこっちが緊張してしまうような。

絵が上手い人って薄い線を何回も重ねて濃い線にしていきますよね?

僕もそうですがあれは線を引きながら納得のいく線をさがしてるんです。

一発描きしようとすると線を濃くしないと見えません。

濃くしようとするとどうしても筆圧が強くなってしまいます。

筆圧が強くなると線がカタくなってしまいます。

結果、人に緊張を与えてしまうような線になってしまいます。

だから絵が上手い人は柔らかく線を引くためにああいう持ちかたをするわけです。

独特なあの持ちかたの理由

 

じゃあなぜあのようにエンピツの真ん中らへんを持つのでしょうか?

これにもちゃんとした理由がありました。

自分でもこんなふうに持っていますがその理由を

考えたことなんてなくて自然にそうなってました。

試しにエンピツの先のほうを持って絵を描こうと検証してみたところ、

エンピツが意外にもけっこうな重さがあることが判明しました。

なので先のほうを持つとお尻のほうが重力で下がっていっちゃうんですね。

エンピツもそれなりの重さがあるのである程度強く持たないと

エンピツが手から離れてしまうことに気がついたんです。

でもホントにある程度です。

そのある程度が命取りなんですけども。

先のほうを持ったからといって柔らかい線が引けないことはないんですが、

やっぱりどうしても線が若干カタくなってしまいますね。

だから真ん中のところを人差し指と親指で添えてあげて

指の付け根のところにエンピツのお尻の部分を

置くような感じで持つとちょうどいい塩梅になります。

この持ちかたで線を引くとかなり薄い線を引くことができます。

というのも、力を抜いてエンピツを持つと

エンピツの重さだけで線を引くことができるからです。

親指と人差し指の位置を変えることでエンピツを持つ力を

変えることなく線の濃さを調節することもできます。

先のほうに近づけば近づくほど線は濃くなります。

 

このエンピツの持ちかたのいいところは

なんといっても柔らかい線が引けるということ。

線が柔らかいだけでちょっと上手くなった気にもなれます。

まわりの人にも「お?こいつ絵上手いんか?」みたいな感じで

ちょっと一目置かれたりすることも。

この持ちかたしてるだけで上手そうに見えますよね?笑

力抜いてるので手とか腕とかを痛めにくいのもこの持ちかたのいいところですね。

 

あとは水彩画とか油絵とか水墨画とかになったときに筆を使うじゃないですか?

筆は先が柔らかいので力入れてたら絶対絵なんか描けないので力抜く練習にもなりますね。

最初のうちは全然描いた気がしないです。線が薄すぎて。

でもこの持ちかたに慣れてしまうともはや濃い線で絵を描くことが怖くなります。

やっぱりね、線がガタガタになるんですよね。

なので慣れるまでこの持ちかたでひたすら線を引く練習をしてみてください。

世界が変わります。