模写のコツ:絵が上達したいなら線を見ない。形や雰囲気、空気感を見る

絵の練習方法でいちばん手っ取り早い方法は「模写」です。

模写は絵や写真などをまねて写しとること。

その写しとったもののことをいいます。

これはもはやどこの画家や漫画家、イラストレーターなど、

絵を仕事にしている人なら誰もが通ってきた道のはず。

 

絵を上達させたいなら模写をくりかえしやること以外に道はないです。

カンタンに描くためのコツはあるにはありますが、

あくまでそれはしょせんその場しのぎ。

 

地の画力をあげるためにはやっぱり地道な練習以外に道はありません。

 

ただ、やみくもに模写したってそれは上達には程遠いので。

上達させるにはそれなりのコツがいります。

今回はそのコツを解説していこうと思います。

 

模写のコツその1:描きたいものを描く

 

模写には人それぞれ解釈の違いがあると思いますが、

他の人が描いた絵をマネて描くのが模写で、

その目的はそのマネた作品の作者の意図や雰囲気、

空気感とかを肌で感じるためにやるコトです。

 

なのでただ単に技術を上げたいからといって描きたくもない、

描こうという意欲がわかない作品の模写はまるで意味がありません。

 

僕はこれまで絵に関わる仕事などをしてきたという、とあるオジさまに

「画力を上げるならイヤというほど自分の手を描きなさい」

、といわれたことがあります。

そのオジさまいわく、実物を見て描いたほうが上達は早いからという理由でした。

 

が。

 

たしかにそれ自体は何も間違ってはいないしおっしゃる通りです。

でも僕は手を描くという行為に対してあまり意欲がわきませんでした。

描きたいと思わないのです。

 

だって面白くないんですもの。

 

何回か描いてみましたが、描いてるときのワクワク感がまったくない。

描くのがイヤになるほどでしたね。。。

 

そんな気持ちで絵に向きあうことは耐えられないし何より

時間がもったいない。とさえ思いました。

 

"どうせ描くなら自分がワクワクするような絵を描きたい。"

 

そんな想いがあったので手を描くのは

10枚ぐらい描いてそれ以降まったく描いていません。

 

面白くないので。

なので自分が描きたいと心から思うものを模写したほうがいいですね。

楽しんで描かないと上手くなれませんので。

もう一回いいます。

 

描きたいと思うものを描いてください。

 

模写のコツその2:雰囲気や空気感のある写真を模写する

 

描きたいと思うものは人それぞれあると思いますが、

僕は自分が描きたいと心から思うもの、

見た瞬間に胸のあたりがウズウズするものを

描いた方が上達は早いと思っていまして。

絵描きは描きたいというモチベーションにどう持っていくかです。

仕事で絵を描くにしろ、趣味で絵を描くにしろ、

そのおおもとは「描きたい」という欲求がいちばん底にあったほうが

良い作品を作り上げることができるからです。

 

僕の場合は幻想的な風景とか神秘的なものを見たときに

描きたいというワクワクを感じるので

そんな写真ばかりをネットで拾ってきて

ひたすらマネて写して描いていました。

 

たとえばこんなのとか。

 

最初は上手く描けなくて失敗ばかりです。

でも描くのがイヤになるようなことはまったくなく、

むしろ描けない自分が悔しくて

「絶対に描き上げてやるっ!」

、と思うほうが強かったです。

 

こういう気持ちがあったから画力はみるみる上がっていきました。

それなりにできあがったときのやったった感は格別なものですよ。

 

模写のコツその3:模写は線を見たらダメ

 

 

他の人が描いた作品を模写するときに気をつけなければならないのは

 

「線を見て描かないこと」

 

線を見てしまったら線しか描けなくなってしまいます。

 

絵に何がいちばん大事かというと、対象物の形、雰囲気、空気感。

これがいちばん大事なものです。

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それがないとただの線を引いただけの絵になってしまって、

たとえそれで上達したとしても「ただの上手い絵」になってしまいます。

もっと最悪なのは「模写が上手い人」になってしまうこと。

 

模写が上手くなったってそこから何も生まれません。

独創的な絵を描こうと思ったら絶対線は見ないほうがイイです。

なので紙の下に絵を置いて描く「トレース」は

あまり、というかまったく意味がないですね。

それこそ線を写すだけになってしまうので。

 

大事なのは画面の中にあるものの質感、奥行き、雰囲気、空気感。

 

そういうものを目で見て脳内に入れて

「どんな肌触りなんだろう」とか

「どれぐらいの大きさなんだろう」とか

温度、湿度、匂いなどなど挙げればキリがないぐらい

その画面の中に詰まってるであろう情報を

頭の中でできるだけ細かくイメージしてそれを紙の上に

自分なりに再現する。

自分なりにというのがミソです。完コピする必要はありません。

 

これが本当の意味での模写なのです。

 

自分で描くときは線を引いて描きますが、人の絵を模写するときは

線を見たらコピーになってしまうので意味がないです。

コピーと模写は違います。

 

模写のコツ:まとめ

 

①描きたいものを描く

②雰囲気や空気感のある写真を模写する

③線は見ない

 

絵を上達させるには模写が手っ取り早い方法ですが、

自分が楽しんで描けないと何の意味もありません。

 

楽しまないで描いた絵は観る側にとっても何も楽しくないものです。

 

だけど心の底からワクワクして描いた絵というのは

不思議なほど観る側にもそのワクワクが伝わるものです。

 

模写のコツは自分が早く描きたいと

ワクワクするほどの作品や写真を見つけることです。

 

その気持ちがあなたの画力をあっという間にあげてくれます。

 

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