心に残る絵を描くためにやるべき3つのこと:上手い下手じゃない

心に残る絵。

 

それは上手い下手ではなくそのときの感情が

1枚の紙の上に漏れることなく表現されているかどうかです。

絵だけではなく芸術全般に言えることですが、

心の奥底にドンッ!と伝わってくる作品というのは

上手いとか下手とかそういう次元をはるかに超えています。

 

そんな絵を描くために何をすべきか。

とりあえず3つだけあげてみました。

 

1.技術はあくまで感情を伝えるためのもの

 

 

絵を描くときに必要なもの。

それは画力です。

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だけど画力がなくても伝わることは多々あります。

これはほんとに。

フシギなぐらいに。笑

 

でもこういう表現がしたい!と思ったとき

それを100%余すことなく伝えるために

それなりに画力はあったほうがイイというだけの話です。

 

 

でも画力だけを追い求めて

小手先だけで上手くなったところで

それはつまらない絵になってしまいます。

 

その最たるものがCGなどのデジタルですね。

 

デジタルとアナログ

 

 

もちろんデジタルだってちゃんと使いこなせれば

心のこもった絵は描けます。

こちらは僕が描いたデジタルです。

 

 

人間は基本的にアナログな動物なので

最終的に仕上がったものは全部アナログです。

人間の脳はデータを読み込めません。

 

アナログのいいところは

デジタルでは表現できない温かさや素朴さです。

 

それはその人の感情とか生き様、性格、雰囲気、空気感

というデジタルではなかなか表現できないところにあります。

 

そういうものを最大限"伝える"ために

技術が必要なだけでそこを置き去りにしてしまうと極論、

"紙の上に線を引いた"だけのものになってしまいます。

 

なので心に残る絵を描くためには

感情を優先して描くほうがいいですね。

 

2.普段から自分の心に残るナニカを探す

 

 

絵を描くときにけっこう悩むことが多いのが「何を描くか」ということ。

モチーフを何にするのかでもその人の感情とか性格が出ます。

 

要するに描きたいという欲が沸いてくるかどうか。がいちばん大切。

 

描きたくないものを描いたところでそれは

イヤイヤ感が思いっきり出てしまうのでやめたほうがイイです。

 

どうせやるなら心の底から描きたいと思うものを

描いたほうが他の人の心には届きやすい、かつ残りやすいです。

 

そのためにやるべきことは日常生活のなかで

常にアンテナを張って自分がこれ描きたい!

と思えるものを探すことです。

 

絵を描くというのはその人の感情や生き様がモロに出るので

普段の何気ない一瞬の出来事をどう感じるか、というのが

カギになります。

 

 

そしてそれを頭の中に残しておくと

いざ真っ白な紙に向かったときに

そのときの感情を思い出して描くと自分でも

「うおおっっ!」と思える作品が出来上がったりします。

 

何に対してそういう感情になるかは人それぞれ違ういますが、

常にアンテナを張っていると思いもよらないところで

ゾワゾワっと描きたい願望が押し寄せてくるときがあります。

 

描きたいものなんてそこらへんにゴロゴロ転がってますよ。

 

音楽とともに

 

 

そういう感情になるには

音楽の力を借りるのもひとつの方法ですね。

たとえばわかりやすいモチーフを例にあげると、「夕日」。

 

夕日をモチーフにしようとしたときにどんな感情で描くか?

ということをテーマに考えてみましょう。

 

夕日は1日の終わりを告げるものでもあるし、

明日への希望を予感させるものでもあります。

 

1日の終わりを告げるものと捉えたらどこか切ない、

センチメンタルな感情になります。

「ああ、今日という日はもう終わりなんだな」という感情を

前面に押し出すことでそういう作品になります。

 

明日への希望を予感させるものと捉えたら、

「あの夕日に向かって走ろう!」じゃないですが

どこからともなく勇気が湧いてくるような作品ができあがります。

 

 

そういう感情になるために音楽を聴きながら

夕日を見ると不思議とそういうふうに見えてくるもので、

同じ夕日でも聴く音楽によって全然違うものになります。

 

偏見入りまくりの例として。

『the pillows』というバンドの

「Swanky Street」という曲を聴きながら

夕日を見るとなんとも言えない感情が生まれます。

切ないような温かいような。。

 

『植松伸夫』氏の「仲間を求めて」という曲を聴きながらだと

すごく勇気が湧いてきます。その勇気も一度絶望の淵に

立たされてからの勇気なのでなおのこと希望しか見えません。

 

 

そういう感情になって描くことができたら

不思議と自分の心にも残るし、それを見た他の人の心にも残ります。

 

3.構図に命をかける

 

 

絵において構図というのはその人の感情を出すためには

ものすごく大事なことで、構図が少し違うだけで

その作品から伝わってくる感情が全然違うものになります。

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たとえばさっきの夕日を描くにしても、ただ単に夕日だけを描くのか、

ほかにモチーフを付け加えるのか、

正面から見るのか横から見るのか。

 

これだけでも方法は何通りも生まれます。

 

自分の感情を全力で表現できるのは

どういう構図がいちばんしっくりくるのか。

 

これはホントにいろんな構図を試してみて

自分で見てうおおっ!と思えるものでないと、

胸張って他の人に見せることができません。

 

まとめ

 

 

 

絵はしょせんと言ったらアレですが、

1枚の紙の上という限られた枠の中でいかに

自分の感情を表現するかということが大事なコトです。

 

まずは自分の心に残らないと、人の心に残すことはできません

 

それでも届かないときは人の感覚と

自分の感覚との間に大きなズレがあるということです。

 

そんなときはまず、人が何に対してオッと思うのかを

分析して研究しないと人の心に残る絵を描くというのは

なかなかムズカしくなります。

 

それでも自分の感覚だけで描いて死んでから

名を馳せた芸術家はたくさんいます。

どうせやるなら生きてるうちにそうなったほうが嬉しいし、

死んでしまったら何にもわかりませんね。

 

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