こんにちは。水墨画家のDと申します。
今回は「絵を描いて収入を得る」というテーマで能書きをたれていこうと思います。
絵を描いている人、絵を描こうと考えている人なら誰もが一度は「絵でお金を稼ぎたい!」思ったことがあるんじゃないかと思います。
絵で収入を得るということは大きく分けると
①原画を買ってもらう
②絵に絡めた商品を作って売る
③絵を教えてその講師としての収入を得る
こんな感じになると思います。内訳は、、、
①原画を買ってもらう
主に画家さんですね。油絵、水彩画、水墨画、などなど。。。
方法としては個展を開いてその場で買ってもらったり、画廊とかに置いてもらってその画廊のお客さんに気に入ってもらって買ってもらったりとかです。
ほかにもブログに人を集めて記事を読んでもらってそこから絵を買ってもらったり、SNSを利用していろんな人にみてもらって気に入った人が買ってくれたりとかです。
基本的には展示している絵をみてもらってその絵をそのまま買ってもらうか、もしくは画風を気に入ってもらえて「こんな絵を描いてほしい」と依頼を受けて値段交渉してお互い納得いけばそれで売買が成立します。
依頼されて描いた絵を気に入ってもらったりすると、また絵を描いてほしい、と再度依頼を受けることもあります。
②絵に絡めた商品を買ってもらう
日本ではこれがいちばん多いんじゃないかと思います。いろんな絵に関する商品があふれてて、イラストレーター、漫画家、グラフィックデザイナー、絵本、アニメーターなどなど、たくさんありすぎてアタマが追いつかないぐらいです。
絵そのものを買ってもらうというよりかは、何かほかにメインになるものがあって、それに絵がついてくる、といった感じです。たとえば漫画家とかアニメーターは、メインは「絵」ではなく、「ストーリー」です。絵を連続させたり、絵そのものを動かしたりしているので絵がメインのような感じがしますが、あくまでも「ストーリーをわかりやすく伝える」ために絵があります。
イラストレーターもポスター、広告、商品パッケージ、看板など、メインは「絵」ではなく、宣伝や商品の価値を伝えるのが主な役割です。
③絵を教えてその講師としての収入を得る
これは絵の描きかたとか絵に関する知識を売って収入を得るいわば「先生」のお仕事です。
美術系の大学とか専門学校、絵画教室で絵を教えている人たちがそれにあたります。そう考えると日本中あちらこちらにありますね。
これもメインは「絵」そのものではなく、絵に関する技術や知識です。
こんなふうに考えると絵そのものを販売して収入を得るのってなかなかハードルが高そうな感じがしますね。
では、日本で絵で収入を得ている人たちはどんな仕事をしているのか?をまとめてみたのでごらんください。
何かの参考になれば嬉しいです。
絵の仕事あれこれ①漫画家
日本でいちばんポピュラーな絵を描く仕事は漫画家だと思います。
日本は神様・手塚治虫氏のお力で漫画という文化がこの上なく発展した国です。本屋さんに足を運んでみても漫画コーナーの支配領域がえげつないことになっております。
インターネットが爆発的に普及したことでそれは日本だけにとどまらず、世界中に日本の漫画のファンがいて、いまや漫画は日本が誇る「宝」ともいえます。
そんな漫画を描く仕事、「漫画家」に憧れてわざわざ日本に漫画を勉強しに来日する外国人もかなり多くて、中には実際に日本で成功してしまった外国人もいるようです。
こんな感じで日本では漫画という文化がとってもとっても浸透していて、もはやただの娯楽ではなく漫画からたくさんの感動とか勇気をもらえたり、ときには教養を学べたりする素晴らしいエンターテイメントのひとつです。
そんな漫画家のお仕事は〆切との追っかけっこの毎日で、とてもとてもハードワークのようです。
特に物語の核の部分になる「ネーム作り」は本当につらい仕事だそうです。
彼らの収入源は出版社からの原稿料だったり、単行本の印税だったりします。
人気作家になるとアニメ、映画、キャラクターグッズのデザイン・販売、ときには原画展をしたり、絵を教えたりと、いろんな道が開けます。ハードですが夢のある仕事といえます。
絵の仕事あれこれ②アニメーター
漫画と同じぐらい日本の文化として成立しているのが「アニメ」だと思います。
それを作っているのが「アニメーター」という仕事です。
たぶん日本でいちばん絵を描いている職業です。でもそれは自分の好きな絵を描くというわけではなく、あらかじめ作画監督や監督から「決められた絵」を描く仕事をしています。
監督の要求にすぐに応えられるだけの画力と対応力が求められる上に想像を絶するほどの枚数の絵を描く超絶ハードなお仕事です。
アニメーターの収入源は制作会社からのお給料だったりスポンサーからの制作費だったりします。実力をつけて作品の知名度が上がったりするとそのぶん仕事が増えて収入も跳ね上がります。
若手のときにそういうハードワークを経験して世界的な映画監督になったのが言わずと知れた宮崎駿氏です。
彼の時代はアニメーターという仕事は相当ハードだったようです。
同じアニメの仕事でも、背景とかを専門に描く美術部門というのがあったりします。
作品が有名になって背景の原画の個展を開いて何十万人も動員するまでになったのがジブリの男鹿和雄氏です。#個人的な好みが大いに反映されています
頑張ればそういうことになる可能性もたくさんあるので夢のあるお仕事だと思います(*^^*)
絵の仕事あれこれ③画家
ちょっと前まで日本ではかなり希少な存在でしたが、今の時代はインターネットを利用して画家として仕事を成立させている人がたくさんいらっしゃいます。
この「白と黒の世界」のようにブログに記事を投稿してそれをみてくれた人が絵を買いたい、とか絵を教えてください、といった感じで収入になります。
でもブログは最初は誰もみてくれません。
でもコツコツ頑張っていれば次第にいろんな人がみてくれるようになっていきます。
最初はツラいですが、地道にコツコツ頑張れば何もしなくても一日に1000人以上の人がブログを訪れてくれるようになっていきます。
絵の仕事あれこれ④イラストレーター
イラストレーターは基本的にクライアントの要望に合わせて絵を描くお仕事です。
その対象はゲームのキャラクター、本の挿絵、広告関連のポスターやチラシ、雑誌などたくさんの分野で仕事があります。
彼らの収入源はフリーランスか企業勤めかで大きく変わってきますが、基本的には商品や広告に依存する形になります。
なので絵自体の実力がそんなに大したことなくても商品が爆発的に売れたりすると絵の認知度も上がってイラストレーターとして大成功!みたいなことも起きたりします。
まとめ
以上「絵の収入を得る仕事アレコレ」というテーマでお送りしてまいりました。
4つほど例を挙げてみましたが、どの仕事にも共通していることはたくさんの日人にみてもらえればそれだけ絵を知ってもらったり買ってもらえるチャンスが増えるということです。
いちばんの問題はそこで、それを確実にモノにできるのは今のところ「ブログ」かなぁと思っております。
ほかの仕事はわりと運任せだったりするところもありますが、ブログはコツコツやっていれば確実にいろんな人にみてもらえるようになるのでおススメです。
それではさようなら~。
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