水墨画:馬の描き方の注意点と意識すること。リアルな馬を描こう

こんにちは。水墨画家のDと申します。

水墨画のかっこいい馬の描きかたを解説していきたいと思います。

僕の水墨画の手法で馬を描くとリアルで、躍動感、立体感のある馬が描けるようになります。

参考までにこちらが僕が描いた馬です。


大きさは910mm×727mmです。

なかなかの躍動感あふれる馬でしょ?

この馬を描くにあたってどんなところに気をつけて描いたか、などを解説していきたいと思います。

 

水墨画の馬の描き方①骨格・筋肉を知る

 

まずは馬のことをしっかり理解します。

絵を描くうえでそのモチーフのことを深く知ることはすごく大切なことです。

それは水墨画だろうが油絵だろうがどれも同じこと。

よく知らないものの絵なんて描こうと思っても描けません。

関連記事⇒デッサンのコツ:デッサンは描くことよりも観ることが大切

■骨格を知る

 

というわけでまずは馬の骨格をしっかり把握しましょう。僕は競馬が好きなので馬は毎週欠かさず見ているほどの馬好きです。中学生のときから競馬をこよなく愛しています。

なので僕の水墨画は馬がモチーフになってることがけっこうあります。そんな馬好きな僕でも、骨格まではさすがに調べたことがなかったので馬の絵を描くにあたって調べました。

そしたらこんな感じでした。

 

ネットで拾ってきたものを引用してます。実際に見ようと思ってもそうそうお目にかかることってないと思います。

魚の骨ならしょっちゅう見ていたりしますがさすがに馬の骨となるとそうそうないと思うので、とりあえず図鑑とかネットとかで調べるしか方法がありません。

いちばん見るべきところは脚です。人間が四つんばいになってるような感じではなく、むしろ人間でいうと指で立ってるような感じです。

ちょうどいい画像があったので引用します。

だから前脚や後ろ脚が人間と反対の方向に曲がるんですね。

 

■筋肉を知る

 

お次は筋肉です。骨格を知ることも大事なことですが、輪郭を描くときに筋肉を知っておけばよりリアルな馬の輪郭を描くことができます。

特に首から前脚にかけての胸の部分なんかはよく観察しておいたほうがいいです。前からみた馬を描くときにはかなり役に立ちます。

Horse Anatomyというアプリで馬のより詳しく筋肉や骨格が勉強できます。

興味があればぜひどうぞ。お値段少しお高めで1200円です。

 

水墨画の馬の描き方②肌はテカテカさせる

 

馬には毛が生えています。

毛が生えてはいるのですが、リスのシッポとかヒツジみたいにフサフサしてるわけではありません。

どちらかというとテカテカしてるイメージですね。

こんな感じで。

なので毛に関してはそこまで意識して毛を描こうとはしていません。実際に写真とかテレビとかでみると毛感が出てるのってたてがみとかシッポぐらいですよね。

どちらかというと毛感を出すことよりも立体感を出すためにお腹の丸みだったり筋肉のゴツゴツ感を意識して描いてます。

それでも多少の毛感は出てると思います。

 

描き方のコツはこちらの記事かオンライン水墨画教室で解説しています。

関連記事⇒【水墨画の描き方】難しい技法がなくても楽しんで描く方法

水墨画の馬の描き方③目は優しく

 

「目は口ほどにものを言う」ということわざがあります。馬に限らずですが目はものすごく大事な部分です。

動物の目は人間みたいに邪心がないのですごく清らかな目をしています。馬は特に草食動物で全体的におとなしい性格なのでとーっても優しい目をしてらっしゃいます。

見習いたいぐらいです。優しい目を描くには、自分自身が優しい気持ちになることです。馬の気持ちになって描けば優しくて透き通った目を描くことができます。

大事なことなのでもう一回言います。

馬の気持ちになって優しい気持ちで描いてください。コツは球体を描くイメージと、程よくキラキラさせることです。

真っ黒な目にしてしまうとちょっと闘争心むき出しでイカつい感じになります。

まあ、それも描きたいイメージによって変わりますが。ちなみに僕は実験で目の部分を白抜きにした馬を描いたことがありますが、完全に失敗でした。↓↓↓

 

水墨画の馬の描き方④躍動感を出すためのアレコレ

 

馬といえばなんと言っても走ってる姿でしょうっ。穏やかな馬がナシというわけではありませんが、やっぱり走ってる姿ってすごくカッコイイですよねっっ。

走馬灯いう言葉があるぐらいなので。そんな馬が走ってる姿にはものすごい躍動感があります。

その躍動感を出すためにはどうすればいいか?

ただ単に走ってる姿だけで躍動感が出ればそれに越したことはないですが、さらに躍動感を出すために、シッポとたてがみを思いっきり暴れさせました。

これだけでも相当な躍動感が演出できます。さらに躍動感を出すために僕は砂煙を描いています。

ほかにも、芝生とかを散らしたりするとより効果的です。

 

まとめ

 

以上馬の描きかたでした。

馬を描くときはモチーフをよく観察して細かいところまで知ることが大事なことです。

これは馬に限らず絵を描くことすべてに言えることで、基本的なことなのでぜひ覚えておいてください。

そして何よりも描く対象のことを好きかどうかってすごく大事だと思います。絵ってそういう気持ちの部分がすごく出ちゃうものだと思います。

馬が好きな人と別にそうでもない人が同じ画力レベルで描いたときに、完全に馬が好きな人のほうがいい絵が描けるんですね。

芸術のマジックです。

 

僕は中学生のときにダービースタリオンというゲームを通じて競馬を知り、馬の魅力に取り憑かれました。

馬ってカッコいいし、ロマンがあります。

そんな想いがあるからこそ僕は馬を描くときはより気持ちが入っていい絵が描けるのかもしれません。。。

というわけで参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

詳しい描きかたとかほかにもたくさんいろんなことを解説するのでのぞいてみてください↓↓↓(*^^*)↓↓↓

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