こんにちは。水墨画家のDと申します。
水墨画で可愛い猫を描きたい!
そんな欲望を僕がサポートいたします。
僕の手法で描く猫は可愛いだけではなく、実際にそこに猫がいるかのようなリアルさがあります。
可愛いでしょ?
触れたら毛がフワッとしそうなほどリアルに表現にするために僕がどんなことに気をつけたかなどを解説していきたいと思います。
猫の骨格・筋肉を知る
水墨画でも油絵でもなんでもそうですが、絵を描くときはモチーフを深く知ることが大切です。
僕は水墨画を始める前にエンピツで猛烈に練習をすることを推奨しています。
エンピツでの練習には絵を描く基本的な要素がすべて詰まっています。デッサンでも模写でもエンピツでやるのですが基本的には描くことよりも見ることのほうが大事です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
関連記事⇒デッサンのコツ:デッサンは描くことよりも観ることが大切
■骨格を知る
というわけでまずは猫の骨格をしっかり把握します。
僕は猫は小さいころから犬派か猫派かでいうと猫派だったので馴染みが深いです。#知らんがな
じいちゃんの家にも猫がいたので猫に触れる機会は多かったです。
やっぱりそういうところからも何をモチーフに絵を描くかって偏ったりするもんですね。
でもいくらふれあいが多くても骨格までは見ることなんてさすがにないので図鑑を見たりネットで調べたりしました。
するとこんな感じになっていました。
猫の骨格なんてそうそう見ることないですよね?
たまに道端で車に轢かれてる猫とかいますけど骨格まではわからないですもんね…。#やめい
しかし骨格だけ見ると人間とそっくりですね。
人間が四つんばいになった感じ。
違いは鎖骨がないことと尻尾がないことぐらいですかね。
あとは細かい違いはあれど似たような感じです。
■筋肉を知る
引用:https://tonarineko.com/
お次は筋肉です。
筋肉は輪郭を描く上で知っておくと便利なアイテムです。
筋肉がないとネコのあのシルエットは成り立たないんです。
そんな細かいことまで考えて描くのとそうでないのとでは最終的に出来上がった作品に大きな大きな違いが出ます。
なので超重要事項です。
まぁ、知らなくても描けるっちゃー描けるのですが、知っとくといろいろ後々役に立つこともあるよ、というお話でした。。。
猫の毛はフワフワさせる
猫は全身毛に覆われています。
なので触ったときに気持ちいいですね。
水墨画であのフワフワした感じを再現するには少し根気が必要です。
あくまでも僕の手法では、ですが。にじみとかを使えばまた全然違った表現になるのでそれはそれで面白くなったりします。
この絵を見てもらえればわかりますが、僕は毛の一本一本を丁寧に描いています。
細い筆で。
これがまーーータイヘンなんです。でも描き上がったときの達成感と出来上がりを見たらやってよかったなと思います。
でも本気で集中したときってタイヘンとは思わないんです。不思議なことに。
むしろ楽しくさえあります。
お絵描きって不思議ですねぇ。
さっきの絵だと割と毛は短めですが、描く猫の種類によっては
長い毛の猫もいるのでもっとタイヘンですね。
#今気づいたけど「猫」と「描」ってクリソツ
実際には全部の毛を1本1本描いているわけではなく、ちょっとした秘密があります。
くわしくはオンライン水墨画教室で解説しています。
猫の目はちょい不思議ちゃん
僕が人間や動物をモチーフにするときにいちばん神経を使うのが「目」です。
目が上手く描けなかったら、たとえほかのところがめちゃくちゃ上手くいってたとしてもその絵は台無しになってしまうことだってあります。
…っていうぐらい僕は目は大事なものだと思っています。
いろんな動物がいますが、いちばんややこしい目をしてるのが人間です。
ほんとに。
「目は口ほどに物を言う」
ということわざがあるように、目だけでも感情を表現できるんです。
猫の目は人間でいえば少し「不思議ちゃん」なイメージです。
※個人的な感想です。笑
ちょっと何考えてるかわからないような、でもすごく寂しがりやで、気まぐれ。
人間でいうと超めんどくさいやつです。
でも猫だから許せちゃう。
それが猫の可愛さですよね。
そんな愛情を持って絵を描けば自ずと超可愛らしい猫ちゃんが描けます。
猫の可愛さを表現するために
猫の可愛さを最大限に発揮させるために、僕はあることを意識して描いています。
それは目の大きさと位置。そして頭と体の比率は頭を少し大きくするように意識しています。
目の大きさは実物よりもほんの少し大きくして若干鼻に寄せる感じで描いてます。
そうすることで可愛さが倍増します。
頭も少しだけ大きくするとそれだけでも可愛さが倍増します。
ぜひ試してみてくださいっ。
まとめ
以上ネコの描きかたでした。
猫は身近な動物です。ペットにしてらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
よく目にする動物だからこそしっかり観察する機会も多いと思うので、これでもかというぐらい目ん玉ひんむいて観察してみてください。
きっと今まで見えなかったものが見えたりします。そんなときに絵って進化していくものだと思います。
お役に立てたら嬉しいです。ご静聴ありがとうございました。
オンライン水墨画教室ではもっと詳しく描きかたを解説しているので興味がある方はのぞいてみてください。
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