体がだるい原因は筋肉からきています

特に何かしたわけでもないのに体がだるい…

なんだか体が重い…

 

風邪をひいてるわけでもないし何か病気になったわけでもない。

 

そんなよくわからない体のだるさや重さの原因は実は「筋肉」にあります。

人間の体は常に負担がかかっている

 

 

人間の体には24時間365日、常に重力がかかっているので、全身の力を抜いたとしたら、スライムのようにグチャっとつぶれます。そうならないように、普通に立ったり座ったりしてるだけでも、どこかしらの筋肉が頑張って伸びたり縮んだりしてくれているのです。

 

普通に立ったり座ったりするっていうのはあんまり意識してするようなことではないので、ほぼ無意識です。

 

 

…ということは、さっき言ってた

「特に何かしたわけでもないのに……」

っていうのは、あくまで自分の意思で何かをしたわけではない、ということになります。

 

じゃあ、日常生活はどうなんでしょう?

 

朝起きて、布団から出て立ち上がる。

トイレに向かって歩く。

顔を洗う。

 

これらは、多くの人が特に意識することなく体が勝手に動く毎朝の「ルーティン」です。

でも。立ち上がるのも、トイレに向かって歩くのも、顔を洗うのも、すごく負担がかかっています。

大人の体重はおよそ60キロぐらいです。

60キロといえば30キロのお米ふたつ分です。

なかなか重たいです。

 

その重い体重を、全身の筋肉が伸び縮みさせて支えたり動かしたりしてるので、そう考えるとすごい負担だなってことがわかるかと思います。

でもそんなことをいちいち意識してやってるわけではなく、ほぼ無意識です。

 

なので、何もしてないっていう錯覚に陥ってるだけで、実は日々普通に生活してるだけでも、いろんな筋肉にめちゃくちゃ負担がかかっているのです。

 

筋肉には疲労がたまる

 

 

僕ら人間が日々の生活の中でいろんな動きができるのは、筋肉が伸びたり縮んだりすることで、骨と骨をつなぐ関節が曲がったりするからで、筋肉がなければ人間は何もできません。

 

筋肉を動かすためにはエネルギーが必要です。

車でいうとガソリンみたいなもので、血管を通ってそれぞれの筋肉に行き渡っています。

車がガソリンを燃やしてエンジンを回すように、筋肉もエネルギーを燃やして筋肉を伸び縮みさせています。

 

ガソリンを燃やすと排気口から排気ガスが出るように、筋肉もエネルギーを燃やすと老廃物が出ます。

でも、人間の場合はそれを車のように外に出すことはできません。

その代わりに動脈と静脈で、血液を循環させて、肺で呼吸をしてガス交換をすることで血液をキレイにしています。

なので、老廃物は静脈を通って心臓に戻っていくのですが、全ての老廃物を心臓に戻せるわけではなく、少しだけその場所に留まってしまうのです。

その"少し"の老廃物は時間をかけて少しずつたまっていきます。そしてチリも積もれば山になって、血液の循環を悪くしてしまいます。

排水口にゴミがたまって水の流れが悪くなるのを想像してもらうとわかりやすいかと。

 

循環が悪くなってしまった筋肉は、弾力性を失って次第に硬くなってしまいます。

この硬くなってしまった筋肉が「体がだるい」とか「体が重い」という感覚を生むのです。

 

体が「だるい」とか「重い」は危険信号

 

 

筋肉が硬くなってしまうことは体にとってはものすごく重大な大事件 です。

 

それだけで?

 

…と思うかもしれませんが、筋肉からすれば大問題です。

 

その硬くなった部分にはほとんど酸素も栄養も回ってきません。

僕ら人間に置き換えると、のどが腫れてしまって食べ物がほとんどのどを通らないようなものです。

 

これは大事件ですね。

人間の体は常に健康な状態を保とうするシステムがあります。

これを難しい専門用語で「ホメオスタシス(恒常性維持)」といいます。

 

ホメオスタシスによって、体のどこかに異常が発生するとその場所から脳にSOSの信号を送ってくれるようになっています。

そのSOSを僕らは「痛い」とか「だるい」とか「重い」といった感覚として僕らは認識します。

 

まず最初に「だるい」とか「重い」といった感覚が襲ってきます。それを放置すると徐々に「痛み」に変わっていきます。

これは人それぞれ感覚が違っていて、「だるい」と「重い」を感じない人もいます。

 

その場合は、いきなり「痛み」に襲われるのでパニックに陥ることもあります。

その代表的なのが「ギックリ腰」です。

 

ギックリ腰は突然腰のあたりに激痛が走って身動きがまったくとれなくなるのですが、あれは腰ではなく、「お尻」の筋肉に老廃物がたまって硬くなってしまっているのです。

 

解決方法

 

 

体がだるいとか重いのは筋肉に老廃物がたまってる状態なので、老廃物をその場所から動かすことができれば和らぎます。

 

まずはストレッチをしてみてください。

ストレッチは筋肉が伸びると同時に血管も伸びます。血管も筋肉でできてるので。

伸びるとその分面積が増えて血液の流れが良くなって老廃物もスーッと流れていくことがあります。

 

それでもダメなときは、マッサージをして外から圧力をかけて、たまった老廃物を強制的に心臓に戻してあげることでだるいのも重いのも和らぎます。

 

それには多少の痛みを伴う場合があります。

でも痛みのあとにはスッキリ爽快な気分になるのでぜひぜひ。

 

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