肩こりや腰痛を生む「筋肉が硬くなる仕組み」を徹底解説

体のあらゆる痛みは筋肉からきています。

だいたい8割から9割近くは筋肉が原因です。

 

肩こりや腰痛、膝、そのほか関節などの痛みは

100%に近いぐらい筋肉が原因です。

そこらへん詳しくはこちらをご覧ください。

関連記事⇒体のあらゆる「痛い」の原因は筋肉の疲労が8割以上を占めている

今回は肩こりや腰痛などの体の痛みを発生させる

「筋肉が硬くなる仕組み」を徹底的に深掘りして

解説していきたいと思います。

 

筋肉が硬くなる仕組み①人は常に筋肉を使って生きている

まず、筋肉は日々の生活の中で休むヒマがないぐらい活動しています。

どんな姿勢であろうと、座っていても、寝ていても

常に筋肉はエネルギーを使って縮んだり伸びたりしています。

普段そんなことをあまり意識することはないと思いますが、

座る姿勢を維持するだけでも相当なエネルギーを使っています。

これはどこかを痛めたときやケガをしたときなどに痛感します。

普段何気なくやっていることでも

実はかなりのエネルギーを消費しているということに。

で、そのエネルギーを消費するというのは

ガソリンを燃やしてエンジンが回るみたいな感じです。

車が交差点とかで止まっていてもエンジンは回ってますよね?

そんな感じをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

最近ではブレーキを踏むとエンジンが止まる仕様の車も増えていますが…。

筋肉が使うエネルギーは血液の中の酸素や栄養です。

この血液は血管を通じて心臓から体が全体に行き渡ります。

 

筋肉が硬くなる仕組み②老廃物がでる

 

筋肉を使うとそのぶん老廃物が出ます。

車がガソリンを燃やして排気ガスが出るように。

しかしながら車は排気管を通して排気ガスを

大気中に排出しますが、人間の場合は外に出すことができません。

これが車と少し違う点です。

人間の場合は出した老廃物を血管を通していったん心臓に戻します。

心臓から肺に流れて呼吸することで酸素が血液の中に充満します。

そんな過程で血液はキレイな状態に戻ります。

キレイな血液がまた体じゅうに行き渡るというシステムになっているのです。

 

筋肉が硬くなる仕組み③血管に老廃物がたまる

 

筋肉が使ったエネルギーから出た老廃物は

100%心臓に戻るわけではありません。

中にはその場に留まってしまうものもあります。

それはごくわずかなものです。

排水口にゴミが少しずつ溜まるような感じです。

排水口なら見た目ですぐにわかるかもですが、

自分の体の中に少しずつ溜まるものは見えません。

 

ましてそれはほんとうにわずかなものなのでまず気づくことはできません。

激しい運動をして疲れがたまるのとはわけが違います。

それが長い時間をかけてチリも積もれば山になっていきます。

溜まった老廃物が疲れたという感覚を生み出します。

ある程度まで溜まらないと体はそれを認知できません。

 

筋肉が硬くなる仕組み④血流が悪くなる

 

老廃物が溜まるということは排水口にゴミが溜まるイメージだ

ということはおわかりいただけたのではないかと思います。

ゴミが溜まった排水口は水の流れが悪くなりますよね?

血液もそこらへんは同じです。

老廃物が邪魔をして血液の流れが悪くなります。

流れが悪いということはそのぶん心臓から送られてくる

血液の量が減ってしまうということです。

送られてくる血液の量が減ると筋肉は

思うように伸びたり縮んだりできなくなります。

そうなるとますます老廃物は溜まっていきます。

するとますます血液の流れが悪くなってしまいます。

こうして悪循環が生まれます。

老廃物がたくさん詰まってしまうと血流が止まってしまいます。

通り道が広い血管だと止まることはあまりないですが、

毛細血管のように細い血管だと血流は止まってしまいます。

老廃物で完全に道が塞がれた状態です。

筋肉は硬くなってしまうのはこの老廃物が道を塞いでしまった状態なのです。

 

マッサージの効果

 

停滞した老廃物を流すためには外から

何かしらの力を加えてあげることが必要です。

それがいちばん有効なのがマッサージです。

マッサージで外から圧力をかけることで溜まった老廃物を

強制的に押し出して血液の流れを元に戻します。

マッサージを受けたあとは体がじんわり温かくなるのはこのためです。

逆を言えばそうならないマッサージは

受けてもあまり意味がないということになります。

そのときだけ気持ちいいマッサージは

この一連の流れを理解していないのだと思います。

なのでマッサージを受けてもそのときは気持ちいいのに

あとから余計にだるくなった、というのは老廃物が

まだそこに停滞しているので気持ちよかったという

ギャップでだるくなったと感じるだけです。

 

元々ゼロだったものが一瞬マイナスになって

すぐにゼロにもどってしまうということですね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

筋肉が硬くなるということは

日々の生活の中でのいろんな動きが影響しています。

それを放置すると肩や腰に疲れたという違和感を覚えます。

本来ならその段階で何かしらのアクションを起こせば

すぐに回復しますが、違和感程度なら放置しても問題ないだろうと

多くの人が思うのでそこで何かアクションを起こす人は極めて少ないです。

だから肩こりや腰痛を訴える人が後を絶たないのです。

一人一人がそういう意識をしっかり持てばこの日本から

肩こりや腰痛はなくなると僕は本気で思っています。

 

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