体のあらゆる「痛い」の原因は筋肉の疲労が8割以上を占めている

体が痛いと訴える人は後を絶ちません。

中でも肩こりや腰痛はもはや10人に1人2人ではありません。

10人に8人、9人の人たちが肩こりや腰痛に悩まされています。

それでも日々の激務があるので

なんとかごまかしながらやり過ごして日々生きています。

 

この肩こりや腰痛は

「特に何もしていないのに痛みが生じる」典型的なものです。

多くの人がそのようにおっしゃいます。

では「特に何もしていないのに痛みが生じる」のはどういうことなのか?

それを理解している人は10人2人いるかいないかです。

 

のべ4万人を超える治療実績がある

僕の見解では「何もしていない」はありえません。

 

そんな相談を数多く受けるので深掘りしていきたいと思います。

読めば原因がスッキリして日々の生活が変わります。

 

「何もしていない」はあくまでも個人的な感覚

 

 

ホントによく言われることですが

「何もしてないのに痛い」、「なんでこんなに痛くなるの?」

これは毎日イヤと言うほど聞きます。

 

特に肩こりや腰痛などはその最たるもので

何もしてないのに肩がこった、何もしてないのに腰が痛くなった

、という人がホントに後を絶ちません。

 

ホントに何もしていないのか?

 

本質はそこにあります。

 

地球には重力がある

 

僕たち人間は地球という星で生きて暮らしています。

これは誰がそうしたわけでもなく、勝手にそうなってました。

そこに理由なんかありませんよね。

生まれるときに親を選べないのと同じです。

 

地球という星で生まれてなんとなく生きてた。

それに抗う術はありません。そこに感謝をするか、

"なんでやねん"という気持ちを持つかは

個人個人でいろいろあると思いますが。

共通していることは

この地球という星には重力があるということです。

この重力があることによって助けられている部分はというと、

歩く喜びを感じることができる。走る喜びを味わうことができる。

重力がなければその喜びは感じることができません。

スポーツも重力があるからこそ楽しむことができます。

 

たとえば野球。

重力があるからこそ楽しいのです。

ピッチャーからキャッチャーまで18.44メートルあります。

この距離があるからいろんなドラマが生まれるわけです。

夏の甲子園やプロ野球の手に汗握るような名試合も

重力があるからこそ生まれるわけです。

 

ボールが落ちるのは重力があるから。

 

少しでも重力に逆らって速い球を投げてバッターを空振りに仕留める。

そんな想いを一球一球に込めて投げるからテレビの前で、

あるいは球場で観戦して盛り上がるわけです。

僕たちが今地球上でいろんなことに感動ができるのは重力があるからこそです。

オリンピックもワールドカップも重力があるからこそ

楽しむことができます。

 

仮に重力がないとなると、今あるいろんな楽しみが姿を消します。

 

骨も重力という負荷がかかってはじめて成長できます。

重力はそんなところでも効果を発揮しているのです。

 

重力はこんなふうに良いところがたくさんあります。

 

でも、ひとたび目線を変えれば重力は悪者にもなります。

 

それは常に体にはそれだけ負担がかかっているということです。

このことを多くの人が忘れがち、あるいは意識していません。

楽しいことならそれほど意識することはないかと思いますが、

一方で労働など、自分にとってのマイナスな側面に目を向けたとき

それは一気に悪者になってしまいます。

 

重力によって生まれるマイナスなこと

 

重力は楽しいことばかりではありません。

肩こりや腰痛などの「体にとって都合のわるいこと」

それもまた重力によって生まれます。

重力がある限り、日々生きていく中での

「何もしていない」はありえないことです。

 

現場仕事の人ならまだしも、事務仕事で一日中机に向かって

パソコンしてる人は特に「何もしていない」ということを言い張ります。

 

僕からすると一日中机に向かってるだけで

体にかかる負担はものすごいことなっているのですが。

 

例えば朝8時に出勤して5時に業務終了のAさんがいたとします。

Aさんの仕事はほぼパソコンに向かってる仕事です。

出張のスケジュール表を作ったり、プレゼン用の資料を作ったり、

たまに商品開発の会議に出たり、

同じ課の人から相談を受けたりすることもありますが、

基本的には一日中同じ場所で同じ業務をこなしています。

 

、ということは一日中イスに腰掛けてるということになります。

このときに、お尻の気持ちになってみてください。

 

大変なことですよ?

 

間に1時間お昼休憩があったとしても、

残りの8時間ほぼイスに座ってるということは

それだけお尻に負担がかかっているということです。

人間の上半身、お尻から上は体重の半分以上の割合を占めています。

 

仮にAさんの体重が50キロだとしても30キロぐらいは上半身です。

その体重をお尻だけで支えているようなものです。

それを8時間です。

どんなに大変かが想像がつくかと思います。

 

自分では意識していないかもしれませんが、

体にはそれだけの負担が常にかかっているということです。

 

それは重力という一長一短のものが存在しているからに他なりません。

 

「何もしてないのに」というのはあくまでも個人的な感覚なのです。

 

筋肉の疲労が8割〜9割

 

 

重力によって負担がものすごくかかっていることは

だいたいご理解いただけたかと思います。

では、その負担は誰が背負ってくれているのか?

 

これを理解するとまた一段と体への考え方が変わるかと思います。

 

それは先ほどのAさんの例でいうと、お尻の筋肉です。

イスに腰掛けるというのは、坐骨という骨と、

臀筋という、お尻の筋肉に負担がかかっています。

 

お尻の筋肉、臀筋の下には足につながる血管や、

神経が数多く通っています。

 

一日中イスに腰掛けるというのは、

そのぶんだけ血管や神経を圧迫しているということです。

 

さらに、筋肉に負担がかかるということは

それだけ筋肉が緊張状態にあるということです。

 

筋肉は縮んだり伸びたりすることで

関節を動かしたり、衝撃を吸収したりしてくれています。

イスに座るだけでも筋肉は縮んだ状態を維持していることになります。

 

縮むということはそれだけのエネルギーを消費しているということです。

筋肉は血液から酸素や栄養をもらうことで

縮んだり伸びたりすることができます。

 

自動車のようにガソリンを燃やしてエンジンを回すみたいなものです。

車のようにガソリンを燃やせば排気ガスが出ます。

車なら排気ガスは排気管を通って外に出ますが、

体には外に出すようなものはありません。

血管を通して体の中を巡り巡って肺で呼吸することによって

外から酸素をもらってきれいな血液になります。

 

そんなシステムになっています。

人間の血液は体中いたるところに張り巡らされています。

 

なので筋肉を動かしたあとの燃えかすは大部分は

血管を通して肺に回ってキレイになりますが、

一部はその場にとどまってしまいます。

 

それはほんのわずかなものですが、チリも積もれば山になります。

徐々に山になるものが疲労となって体に不快感を与えます。

最初は不快感程度で済みますが、量が増えるにつれて、

だんだん「重い」や「だるい」、「痛い」といった感覚に変わっていきます。

 

それはコップに少しずつ、

水を一適ずつ入れていくようなイメージです。

コップからすれば一滴の水なんてものはごくわずかです。

それでも時間をかければ、少しずつ

満杯に近づいていきます。

体に疲労がたまるのもそんな感じで少しずつ

たまっていきます。

でもホントに少しずつなので気づくことができないのです。

 

「何もしていないのに痛い」の正体はほぼこの「筋肉の疲労」にあります。

 

 

原因が理解できれば意識がそこにいく

 

 

僕自身がそうですが、この「痛み」のシステムが理解できれば

それを治すことはものすごくカンタンなことなのです。

その人の日常の体の動かし方を把握できれば

なぜ痛いのかを判断することができます。

 

「痛い」には必ず原因があります。

 

それは、日常生活の中のちょっとしたことでも原因になりえます。

例えば先ほどのAさんの場合でも、腰だけではなく、

肩こりの原因としてもじゅうぶん可能性を秘めています。

 

頭の重さは体重の約8%ほどです。

50キロの人でも4キロほどの重さになります。

 

それを一日中細い首が支えてくれるているのですから

その負担がかなりのものであるということは

簡単に想像ができるかと思います。

 

そんな意識を常に持っていれば、それが当然だとは思えないはずです。

 

自分が日々の激務をこなすことができるのは、

体が常に頑張ってくれているからなんだと思うことができれば、

「体にも優しくしなきゃな」なんて感情が生まれるハズ。

 

疲れを感じるときは体からのSOS信号です。

それを放ったらかしにすることは

ある意味では自虐行為です。自殺行為です。

 

放置すればそのうちSOS信号は無くなります。

でもそれは治ったのではなく、脳がその信号に慣れてしまっただけです。

 

根本的な解決にはなりません。

 

なので放置すればするほど疲労がどんどん体に蓄積していくことになります。

それがキバをむいたときに、四十肩や五十肩、ギックリ腰、

腱鞘炎となって手遅れになった状態で体を襲ってきます。

 

少しでもSOS信号を素早く的確に受け止めて、

体を大事にしていただければと思います。

 

どうやって治したらいい?

 

結論から言うと、体にたまった疲労をその場所から

逃がしてあげることです。

そのためには筋肉をほぐすことがいちばんです。

 

マッサージを受けてほぐすのがいちばんなのですが、

このことを理解している人はおそらく少数派です。

 

相性的な問題もあります。

 

なのでそういう人が見つかるまで探しつづけるか、

僕のマッサージを受けるか、ですね。

僕に相談する場合はコチラからお願いします。

 

自分ひとりでどうにかしないといけない場合は

ストレッチがオススメです。

それだけでも多少は楽になることもあります。

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体が痛いということはやる気を削がれます。

自分の体のことは自分にしかわかりません。

 

ご自愛ください。

 

 

 

 

 

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