体のどこかが痛くなって原因がわからないからとりあえず整形外科に行ってみたけどレントゲン撮って何も異常なし。
それでも痛いと訴えてみても痛み止めの薬と湿布を出して何もしてくれることなく「しばらく様子を見ましょう」
なんてことはありませんか?
ここではその理由と対処法を徹底的に解説します。
これまでにそんな人たちを何百人と治してきた僕の経験と知識をふんだんに盛り込んでいます。
結論から言うと医者の見る範囲が狭すぎることが原因です。
基本的に彼らは能ナシなんだなと思わざるを得ません。
整形外科は骨しか見ない

レントゲン写真には骨しか写らない
多くの場合、骨には何の異常も見当たりません。
ここがすごく大事なところです。
骨にまで影響を及ぼすというのはよほどのこと。
例えば「変形性膝関節症」というのがありますが、これは膝関節の軟骨である「半月板」という組織がすり減って骨と骨が直接ぶつかり、徐々に関節が変形していくというものです。
テレビなどでもよくCMでやってます。グルコサミンとかコンドロイチンとか。
あれです。
骨まで影響がいってしまったら、激痛で歩くことはほぼ不可能です。
こうなってしまうと最悪の場合手術をして人工関節を入れるということになってしまいます。
レントゲンは基本的に骨しか写らないので骨に異常がなかったらそれ以上のことはわからないしわかろうともしません。
痛いと訴えても触ろうともしない

僕が関わってきた患者さんのほとんどが「痛いと訴えてても触りもしてくれない」とおっしゃっていました。
ほんと能ナシです。
彼らはデータや画像でしか患者さんを見ようとしていません。
痛いと訴えている以上、体に何か異変が起きているということは確かなのですが、整形外科の医者はそれを追求しようとはしないようです。
だからとりあえず痛み止めと湿布を出すだけで終わりなのです。
痛み止めを飲んでも一時的に痛みを感じなくなるなるというだけで根本的な解決にはなりません。
はっきりいってそれだけの治療なら素人でもできるレベルです。
痛いからとりあえず痛み止めと湿布。そんなんばっかりでうんざり。
そんなことを言っている人がこの世の中にはたくさんいらっしゃいます。
そもそも患者をみていない

もっと最悪なのは医者がパソコンの画面ばかり見て患者と向き合おうとしていないケースです。
実際にこれは何件もありました。
患者さん本人が証言してくれたので間違いないと思います。
こんな感じで患者の訴えていることと、医者側の見ようとしているところにかなりのズレがあることがわかります。
整形外科の医者は基本的に骨とパソコンしか見ないのが現状です。
ていうか何をみようとしているのかさっぱりわかりません。
能ナシ整形外科医は体の痛みのほとんどは筋肉が原因だということをわかっていない

これ事実です。後ほど詳しく解説します。
体重の3割〜4割は筋肉
骨に原因がないのならどこに原因があるのか?
それはほぼ筋肉です。
筋肉がないと僕たちは動くことができません。
この筋肉こそ、いろんな痛みの諸悪の根源なのです。筋肉は体重の3割〜4割を占めています。
筋肉は常に動いています。動いていなくても筋肉は微妙に緊張しているのです。
なので必然的に疲労がたまりやすいのです。その疲労こそが痛みの原因です。
関連記事⇒体のあらゆる「痛い」の原因は筋肉の疲労が8割以上を占めている

筋肉はレントゲンには写らないというのが現状です。
今後技術がさらに発達していけばそんなことも可能になるかもしれませんが今のところは筋肉はレントゲンには写りません。
だから能ナシの整形外科医は見ようとしないのではなく、「分からない」だけです。
なぜそんなことが起きるのかということが。
わかっていれば、体の仕組みをちゃんと理解してさえいればこんな簡単なことに気がつくのは至極当然のことです。
骨に原因がないのなら、それを動かす筋肉に原因があるのではないか?
それだけのことなのです。いたってシンプルなんです。
毎日毎日筋肉と向き合っている僕からすれば当たり前の話です。
さわらないから分からない

患者を触ろうともしない能ナシ整形外科医はそのことを理解していないと考えていいでしょう。
きちんと理解さえしていれば患部に触るはずです。
それをしないということは、根本的なことをわかっていないからです。
まあ、残念ながらさわったところでわかるとは思えません。
骨にまで影響がいくまでの道のり

ここで先ほどの変形性膝関節症を例にあげて骨まで影響が行く道すじをわかりやすく解説していきます。
まず、膝関節は大腿骨、脛骨、膝蓋骨という3つの骨で構成されています。

体重を支える役割を果たしているのは主に大腿骨と脛骨です。
膝蓋骨は筋肉の滑車のようなものなのでちょっと言いかた悪いですがオマケのようなものです。
オマケといってもちゃんとした役割はありますがここでは省きます。
クッションの存在
引用=http://health.merrymall.net/cb07_07_hangetsuban.gif
2つの大きな骨の間には半月板という軟骨があります。
この軟骨は緩衝材のようなものです。クッションです。
衝撃を吸収してくれます。
ただ、軟骨だけではすぐにすり減ってしまうのでさらに衝撃を吸収するために筋肉の存在があります。
筋肉は膝関節を動かすだけでなく、クッションの役割も果たしているのです。
この筋肉には少しずつですが疲労がたまっていきます。
ほんとに少しずつです。コップに一滴ずつ水ゆっくりを入ていくようなイメージです。

なので自覚症状はありません。この水が満杯になると、キバをむいてきます。
筋肉が少しずつ硬くなっていくのです。筋肉が硬くなるとクッションの役割を果たせなくなってしまいます。
するとその衝撃の大部分が半月板にいってしまいます。そうなると半月板は負担が大きくなるので少しずつすり減ってしまいます。
半月板は一度無くなるともう二度と再生することはありません。次第に骨と骨が直接ぶつかって膝に激痛が走ります。
こうなると痛くて歩けません。半月板が無くなることによって膝関節の形が変形していきます。
これが変形性膝関節症のおおまかな道すじてす。最初は筋肉から始まるのです。
まとめると、
筋肉に疲労がたまる。
↓
筋肉が硬くなる
↓
筋肉で吸収してた衝撃が軟骨に移行する
↓
軟骨がすり減る
↓
激痛になる
↓
関節が変形する
こんな感じの流れです。
筋肉が硬くなる時点で気づくことができたら最高です。
整形外科では絶対にやってくれない治療法

筋肉をほぐすことで徐々に治っていく
一番いいのは骨に影響が及ぶ前に処置をすることですが、相当長い期間放置しないと変形するところまではいきません。
長い期間というのは年単位の話です。
関節が変形するのにはかなりの時間がかかります。
なのであせらなくても大丈夫。
僕が治してきたケースでは筋肉をほぐすことで徐々に痛みが引いていって治っていきました。
硬くなった筋肉をほぐして、本来の役割を取り戻してあげるのです。本来の役割というのはクッションですね。
クッション性を取り戻してあげることで膝への負担を分散させます。

そうすると痛みは少しずつ引いていくのです。
ものすごく簡単なことなのに能ナシ整形外科医はこんなこと絶対にしません。
地道だけど確実
ただ、この治療法は症状にもよりますが、ものすごく時間がかかってしまうのが難点です。
人によっては痛みが引くまでに1ヶ月ぐらいかかることもあります。
時間はかかりますが、成果は確実です。
そして治療はかなりの激痛をともなうものになることが多いです。
特に最初のうちは。
僕が治療してきた人たちはほぼ100%治療が痛すぎて悶絶していました。
でも最初だけで、あとはすっかり治ってピンピンしてらっしゃいます。
そして何よりも、再発の可能性が極端に低いです。
心理的に「またあんな激痛を経験するのはイヤだ」とトラウマになり日常生活を見直すことができます。
そうすれば再発率もグッと減ります。
まとめ
結論として整形外科の医者は患者を見ていません。
ちゃんと見ようとしません。ホントに能ナシです。
一応フォローしておくと、そんな能なしの整形外科ばかりではないということです。
素晴らしい整形外科のお医者さんもたくさんいらっしゃいます。
あくまで僕が知っている範囲内ではそういう能ナシ整形外科が多いというだけの話です。
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整形外科医が接骨院の先生のことを「レントゲンをとれないからからダメ」と言っているのを聞いたことがありますが、自分はレントゲンを撮るしか能がないという意味だったのですね。記事を読んで納得しました。
手術症例しか興味がないんですかね
興味ないんだと思いますです…((+_+))