整形外科に行ってレントゲンを撮ったり血液検査したり何やかんやしてもらったけど「何も異常ありません」と言われた。
いやいや。
痛いのに???
そんな話をホントによく聞きます。
どうしてそういうことが起きるのかというと、シンプルにちゃんと診てくれてないからです。
骨しか診てくれてない
レントゲン写真に写し出されるのは骨のみです。そして骨折とか脱臼とかでない限り、骨に異常は見当たりません。
骨折とか脱臼とかだと、もう誰がみてもわかるぐらい外観が変形します。
それは素人がみても明らかなぐらい形が変わってるので、レントゲンを撮るまでもないぐらい。
病院に運ばれた時点ですぐに手術するぐらいのレベルです。
そんな緊急事態の時は大きな病院に行くことが多いので、整形外科に行く時っていうのは、パッとみた感じは健康な人とそんなに変わらない状態です。
でも、痛いからわざわざ整形外科に行ってるので、どこかしらに異常があるのは間違いないのです。
だからこそレントゲン写真を撮って中がどうなってるのかをしっかりみるのですが、レントゲン写真っていうのは基本的には「骨」しか写らないので、多くの場合何も異常がないっていう診断をされてしまいます。
いや…でも痛いんですけど…
って言うと、あまり詳しく診察することをせず、電気治療をしたり、湿布を処方されたり、痛み止めを注射して終了。
…という話をよく聞きます。
痛いと言っているのにその場所を触ってもくれない、とのこと。
痛み止めを飲んだとしても、一時的に痛みは和らぎますが、根本的には何も解決していません。
そんな医者が多い世の中です。
もっと最悪だなと思うのは、医者がパソコンの画面ばっかりみて患者さんをまったくみようとしないパターン。
この話もよく聞きます。
患者さんと向き合う気がないのでしょうか。
体の痛みの原因はほぼ筋肉
整形外科に行くような痛みのほとんどの原因は筋肉にあります。
首、肩、ヒジ、腰、膝、足
あらゆる痛みを筋肉で説明することができるのですが、筋肉はレントゲン写真には写らず、外見からも判断がしにくいものです。
さわってもくれない医者がほとんどですが、さわってもわからないような微妙な違いのものがほとんどです。
たとえば五十肩の場合。
五十肩は痛くて腕が上がらない、夜中にうずく、などの症状があります。
五十肩の原因は肩甲骨周辺の筋肉が硬くなってることです。
なので、ここらへんの筋肉をほぐせば痛みは和らぎます。
五十肩は四十肩とも言いますが、ほぼほぼここらへんの筋肉をほぐせば痛みは和らぎます。
五十肩はひどくなると骨にも異常がみられるようになるので、その場合はレントゲン写真にも写ります。
もうひとつ、腰の痛みの場合。
腰の痛みの種類はいろいろありますが、ほとんどの原因はおしりの筋肉が硬くなってることです。
ここらへんの筋肉をほぐせば腰の痛みは和らぎます。
腰の痛みで代表的なものは「ギックリ腰」、「ヘルニア」などがあります。
ギックリ腰は骨には異常がないので、レントゲン写真には写りません。
ヘルニアは軟骨が飛び出て神経を刺激するものですが、軟骨もレントゲン写真には写りません。
この場合はMRIで検査をして判断します。
坐骨神経痛なんかもここらへんの筋肉が硬くなって神経を圧迫することが原因で起こります。
なので神経がどうにかなってるわけではありません。
神経がどうにかなってたら激痛で歩くこともはおろか立つこともままならないです。
他も筋肉が原因の痛みはたくさんあります。
なぜ筋肉???
人間の体は骨が土台になって、その上に付いているたくさんの筋肉が伸びたり縮んだりすることで骨を動かしています。
筋肉を動かすためにはエネルギーが必要です。
そのエネルギーは血管を通って全身の筋肉に行き渡ります。
そのエネルギーを燃やして、その熱を利用して筋肉を伸び縮みさせています。
車がガソリンを燃やしてエンジンを回すようなイメージです。
車は燃やしたガソリンの排気ガスを排気口から外に出しますが、人の筋肉の場合はエネルギーを燃やして出た老廃物を外に出す仕組みがないので、血管を通して心臓に戻します。
その時に全ての老廃物を心臓に戻せるわけではなく、微量では、ありますがその場に留まります。
時間の経過とともに微量の老廃物はどんどんたまっていき、血液の流れを悪くします。
血液の流れが悪くなるとさらに老廃物はどんどんたまっていって、さらに血液の流れが悪くなる、という悪循環が生まれます。
たくさんたまった老廃物が塊になると少しずつ硬くなっていきます。
排水口にゴミがたまると硬くなる、っていうのと似ています。
これがいろんなところで起きると筋肉そのものが硬くなって、伸びたり縮んだりする機能が完全ではなくなります。
筋肉が硬くなるとダルくなったり、重たくなったり、痛みを感じるようになります。
体のあらゆる痛みはこんな感じで起こります。
さらにひどくなると、骨を必要以上に引っ張ってしまうことになるので、骨にものすごい負担がかかります。
たとえば手首が痛い時なんかは、手首が痛いのにヒジの近くの筋肉が硬くなってるのが原因、なんてこともあります。
これは手首の周りに付いている筋肉は細長い筋肉で、ヒジから手首にかけて付いているからです。
筋肉の付着部分が過剰に引っ張られて痛みを起こします。
手首をクイっと動かすとヒジ付近がピョコッと動くので確かめてみてください。
これは他の肩とか足とかにも同じことが起こります。
要するに
こういうことを整形外科のお医者さま方はわかってらっしゃらないことが多いので、レントゲン撮って湿布と痛み止めを処方して「ハイ終わり」ということができるのです。
痛いゆーてんのに…。
整形外科に行っても何もないと言われたらそこは行かない方がいいかもしれません。。。
関連記事⇒体のあらゆる「痛い」の原因は筋肉の疲労が8割以上を占めている
整形外科医が接骨院の先生のことを「レントゲンをとれないからからダメ」と言っているのを聞いたことがありますが、自分はレントゲンを撮るしか能がないという意味だったのですね。記事を読んで納得しました。
手術症例しか興味がないんですかね
興味ないんだと思いますです…((+_+))
痛みがずうっと続いてると言っても、夜飛び起きてしまうと言っても、他人ごとですから。腫れて動かせないからわかるから大体わかるけど、小さな骨折確認してもらうだけで期待してません。行くだけ無駄という感じ。