力を抜くと生きることがラクになる

「力を抜いて生きる」

 

この世の中を生きていくためにはどうやら力を抜いたほうが楽しく生きることができるようです。たぶん時代とか関係ありません。どんな時代でも力を抜いてほんわか生きてる人のほうが何かと楽しそうで幸せそうです。

ガチガチに力が入った状態だと本来の力を発揮することはできません。リラックスしていろんなものがゆるんだ状態でこそ本来の力を発揮することができます。これはスポーツ、楽器、絵画、なんでもそうです。ムダな力を抜いてやったほうが圧倒的に結果がいいことが多いです。

、、、とまあ、言葉ではいとも簡単に言えてしまうことなのですが、実際に自分に力が入ってるかどうかなんてのは当の本人には知る術もないし、仮にわかってたとしてもどうしようもできないことが多いのも事実です。

では、どうやったら力を抜いて生きることができるのか?そんなお話をしていきたいと思います。

力が入った状態とは?

 

精神的にエンジンがかかってるのを力が入った状態ということができます。わかりやすくいうと仕事モードです。戦闘モードです。

わかりやすいので接客業を例に挙げて説明すると、ガチガチに不自然な笑顔を作ってめっちゃ声張ってどこみてんねん?っていう顔して「いらっしゃいませー!!!」っていう店員さんいますよね?

あくまで僕の主観全開なのですが、あれなんかはまさに力が入った状態で、そんな顔で「いらっしゃいませー!!!」って言われてもいやいや、しんどいわ…ってなりません?

それよりもちゃんと目をあわして距離感とか雰囲気とかを的確に読んだ上で自然な感じで「いらっしゃいませ♡」って言ってくれたほうがスッと入っていけると思うんですね。それができてるのが力が抜けてる人です。

じゃあなんでそんな状態になっちゃうのかというと、単純に緊張しちゃってるからですね。

その緊張はどこからくるのか?って考えると、それがそのお店のマニュアルだからです。マニュアル通りにガチガチの笑顔作って大きな声を張り上げてアイサツするっていうのを徹底しないと自分が給料下げられたり、上の人に怒られたり、最悪の場合クビになっちゃうっていう。

言ってしまえば権力に支配されてる状態ですね。だから自分の考えがどうだろうとお客さんが不快だろうとそれを守るしかありません。

常にそれを守らなくちゃいけないという気持ちがいろんなところに力を入れてしまいます。

果たしてそれが本当にお客さんが満足するということにつながるのか?ということは完全に置き去りにされています。

少しばかり規模が大きな組織のお店とかなら業務がマニュアル化されていてそのマニュアルを守ることが仕事みたいなもんですから多くの人はマニュアル通りに仕事をこなそうとしてしまいます。マニュアルを守ろうとして自然体ではなくなってしまって、至るところに余計な力が入り、本人もしんどくなり、お客さんもしんどくなってしまうという地獄的な空間が生まれてしまいます。誰も幸せになれないっていう最悪のケースです。

仕事だけじゃなく、友達同士、親子、恋人、人間対人間の関係ならどこにでも起こりうることです。さすがに友達とか親子、恋人みたいなプライベートではマニュアルは存在しませんが、大人になればなるほど「常識」という名のマニュアルに似たようなものが、頭の中に自然と刷り込まれていきます。それが時としてマニュアル以上に厄介な存在になり得ることもあります。

 

ルールやマニュアルを遵守して自分を守るのか?お互いが気持ちよく過ごせる方法を選択するのか?どうやら力を抜くにはここらへんに答えがありそうです。

力を抜いて生きるには

 

力を抜いて生きるには心に余裕を持てばいいということが言えそうです。

心に余裕がない状態というのはほとんどの場合「お金のため」というケースです。マニュアルを守ることが「仕事」になるため、とりあえず中身は空っぽでもマニュアルさえ守っていれば自分の取り分は確保される。それがお客さんの不快を生もうが、それによって売り上げが落ちようが当の本人には何の関係もありません。お客さんが不快になって損をするのはお店、ひいてはそのお店を運営している会社だったりします。

大手のファストフードの店員さんなんかはまさにこんな感じですね。基本的にアルバイトがほとんどの店員さんを占めてることが多いので、マニュアル通りにできていなければ社員さんから注意を受けたり場合によっては怒られたりします。

常に監視の目がついているので気を抜くことができません。

だって気を抜いちゃったら自分の評価が下がってシフト入れてもらえなくなったりします。それは結果的に給料が下がることを意味していて自分の取り分が減ってしまうということです。こうして考えると自分の取り分しか考えないで相手のことなんか完全無視してしまうと保守的になって力が入ることにつながりそうです。

では、どうすれば力を抜くことができるのでしょうか。

まずは全体のお金の流れを把握します。

たとえば先ほどの大手のファストフード店なら、商品があってお客さんがいて商品とお金を交換することでお客さんは目的を果たします。商品を受け渡すのは多くの場合アルバイトの店員さんです。その店員さんが受け取った商品の代金はレジ、そしてお店の金庫の中にストックされて、お店単位か、会社全体で管理します。

そして売り上げたお金の全体の中から商品の材料やら広告やら、いろんな経費を引いてその中にアルバイトの給料も入ります。

このお金の流れをみるといちばん大事なところは商品を買ったお客さんが満足できているかどうか?です。

ここで力を抜くということを考えたとき、いったんマニュアルなんかは無視してお客さんの満足度を上げるためにはどうしたらいいか?をいちばんに考えるといろんな力が抜けていきます。

人によってはキチンとマニュアル通りにすることで満足する人もいらっしゃいます。

でも多くの場合、完全にマニュアルを無視した接客をすることでお客さんの満足度が上がることのほうがけっこうあったりします。

たとえば小さい子どもを連れて行ったとき、マニュアルには絶対にないであろう、子どもに変な顔をして笑わせてくれたりだとか。全然お店と関係ないような世間話をしてこちらを楽しませてくれたりだとか。そういう店員さんっていうのは力が抜けていて、しっかりこちらの状況を把握してその状況に応じた接客をしてくださいます。

でも忘れちゃいけないのがマニュアルを無視することで上の人間やヒドイときには同僚にまで注意されたり怒られたりして、自分の評価が下がったり場合によっては解雇されてしまうという危険な橋を渡ることになるということです。なのでそこは臨機応変に対応する必要があります。

でもそういうお客さんの満足度をわかってもくれないような上の人間がいる組織は長期でみたときに何も得るものはないと考えていいでしょう。この場合だと、目先の自分の取り分を考えるか、長期でみたときに自分の人間的な成長を考えるか、で力を抜けるかどうかが変わってきそうです。そして大事なことはその場の空気感、雰囲気を楽しむこと。力が抜けている人は往々にしてその場の雰囲気を楽しんでいます。

まとめ

 

ここではファストフード店を例にしてお話ししましたが、どこのどんな世界でも同じことが言えます。大事なことはまず全体を把握して今の自分の立ち位置と、どうすればその立ち位置で目の前の人が喜んでくれるか?を考えて、それをどうすれば自分も楽しんでできるか?を考えることです。その際、基本的にはマニュアルよりも大事なことがあるはずなのでそれを見失わないように注意が必要です。

ちなみに僕自身、アルバイトをしてたときに完全にマニュアル無視人間でしたのでよく上の人間とケンカしてました。でもお客さんはかなり喜んでくれていて気に入ってもらえてたのでよくご飯連れて行ってもらったり、お小遣いもらったりしていました。僕自身かなり楽しんで接客していたのでそれがお客さんにも伝わったのだと思います。最終的にマニュアルを守らない僕が目の上のたんこぶになりクビになってしまいましたが。これはマニュアルと自分の信念とのバランスを上手く取れなかったことが結果的に大失敗をまねいたという、僕の貴重な財産になっています。上の人間は完全に無視してしまっていたので幸せになれない人を生み出してしまったという失敗例ですね。

 

力を抜いて生きるためには長期的にみることが必要です。基本的には目の前の人の幸せを考えて、それを何回も繰り返していれば力は抜けていくはずです。最初からそんな器用なことができる人はたぶんあまりいないと思うのでゆっくりやっていけばいいと思います。くれぐれも目先の自分の取り分のことは考えないで冷静に目の前の人とキチンと向き合ってみてください。

多少時間はかかるかもしれませんがやる価値はあると思います。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください