人生がつまらないと感じるのはアホみたいに夢中になれるものがないからです。
アホみたいに夢中になれるものがあるだけで人生は面白くなります。
「アホみたいに」ってところがミソです。
アホという言葉は愚か者とか変な人とかそういう意味を持っているので、あまり響き的にはよろしくないかもしれませんが、個人的にはすごく好きな言葉です。いろいろあってへこんでた時に、父に「一つのことに対してアホになるぐらい夢中になって取り組め」と言われて、その言葉通りにやったらいろいろ前向きになれました。それ以来、「アホ」っていい言葉だなぁと思うようになった次第でございます。
アホみたいに夢中になるということは、本人は至って大マジメにその物ごとに取り組んでいるだけなのですが、その姿勢が常軌を逸していて、変人扱いされてしまうこともあります。「アホになれ」という言葉はそんな時にも役に立ちました。
アホになったふりをしてでも自分の信念を貫き通せ、という意味も込められているんだなと。
そんなふうにアホみたいに夢中になれることがひとつでもあれば、相乗効果でその他のことにも真剣に取り組めるようになって、人生が面白くなった人のお話をひとつ。
ヨガで人生が変わった人の話です。ヨガに夢中になって、インストラクターの資格を取るまでになった知り合いの方がいらっしゃいまして。
ヨガはある特定のポーズをとって一定時間静止していろんな筋肉を使って汗を流して、ダイエットとかにも効果があるエクササイズのひとつです。
ポーズをとるためには体が柔らかくないとできないし、ある程度スリムでないとポーズはとれません。その方はものすごい努力をして体を柔らかくして、なおかつ体型をスリムに変えるためにダイエットにも取り組んでいました。ダイエットをするために食事を見直したり、栄養バランスを考えたりで、健康にものすごく気を使ったりするようになりました。
結果、健康オタクになって、今や健康に関するすごい知識を持つようになっています。
ヨガがきっかけで健康にも興味を持って、その道でも極めてしまうという素晴らしいことをしています。
そしてその方はすごく人生が楽しそうです。
ヨガというものにアホみたいに真摯に取り組む姿勢は、一般的にみると常軌を逸していて、完全に変な人扱いです。
ヨガは哲学的なことを学んだりもする「座学」もあって、人生について考えることも増えたそうです。
ヨガに出会うまでは「人生つまらん」と思っていたそうですが、ヨガに出会ってからは、そんなことを思っていたことがウソのように輝きを放っていて、キラキラしています。
これはほんの一例ですが、人生を満喫している人の多くはこのようにアホみたいに夢中になれることがあることが確認されています。
そんな人たちの共通点として、己の信念にのっとって物事を考えることがあります。
それが世間の常識とかそんなものは一切関係ないところにあったりするので、それで変な人扱いされることもしばしば。
それが世間で多くの人に認められれば天才と呼ばれたりしています。
アインシュタインとかエジソンとかもそんな感じです。
彼らもひとつのことにアホみたいに夢中になって、世間からは変な人扱いされていました。
でも彼らの遺した言葉は今でも名言として取り上げられることが多くて、多くの人たちの心に響くものばかりです。
人生を面白く過ごしている人たちのもうひとつの共通点は常に気持ちが前向きなことです。
どんなこともポジティブにとらえることしかしなくて、ネガティブ思考になることがほぼない。
一瞬ネガティブになったとしても、すぐに切り替えてポジティブに持っていきます。
ネガティブ思考はネガティブ思考の連鎖を生むことを知っているからです。
そして気持ちが常に前向きなので、思い立ったが吉日で、すぐに行動を起こします。
失敗したらしたでそこから考えればいいや、ぐらいにしか思っていないので、失敗したらどうしよう、とかネガティブな気持ちがありません。
だから楽しく生きることができているのです。
人生がつまらないと思ってる人はアホになれるほどの夢中になれることがありません。
なので気持ちもどこか後ろ向きで、行動も起こしにくい状態になってしまっています。
なので、まずは夢中になれる何かを探してみるといいのではないでしょうか。
コメントを残す