人生つまらないならあほになるだけで10倍楽しくなるよ

毎日がつまらない、人生ってなんだろう、生きることに疲れた。

そんな人のための魔法のコトバをお届けします。

「アホになれ」

以上でございます。少し言葉は悪いかもしれないですが裏腹に非常----に深い意味が込められています。

この言葉は僕の父の口から出た言葉です。当時、いろいろあって人間不信に陥って、どう生きればいいのかわからなくなっていた僕に父が投げかけてくれました。

正直、そのときは人生つまらんなあと自暴自棄気味になっていたのでこの言葉は深く深く胸に突き刺さりました。

なんか光が差したような感じがして、それからというもの「人生がつまらない」なんて思ったことは一度たりともありません。すごく前向きに生きています。前向きになるための生きるためのレシピです。

 

なぜつまらないのか、を真剣に考える

 

まずはなんで自分の人生がつまらないのかを真剣に考えてみるといいと思います。

人生がつまらないのにはいろいろ理由があるとは思いますが、基本的にはこれは自分のせいです。誰が何と言おうとそれが真実です。

「人生つまらんなぁ」と思ってた当時の僕の話をすると、バンドが解散してしまって当時の仲間とかも全部連絡取れなくなってしまってて、ホントに何もかも失ってしまったような状態だったんですね。

バンド自体はわりといい感じに活動してて、さぁメジャーデビューに向けて頑張っていきましょう!っていうときの解散だったんです。だから関係者の方々とかもけっこう応援してくれてたんですが、それも全部白紙になって。バンドに人生を捧げようって思ってたもんですから、当時の精神状態って相当キツかったです。それこそ「死にたい」って本気で思いました。後にも先にもこのときだけです。そこまで思ったのは。

でもそれもこれも全部自分がちゃんとしてればそんな解散なんてこともなかったんです。絶対に。

でも当時はそれを受け止めれなかった。

自分は悪くないって、思いたかった。

だからもう全部何かに責任転嫁したくて、自分のことは棚にあげて、なんでおれの人生こんなにつまんねぇんだ?ってなってました。

だから大好きなはずの音楽すらイヤになってしまってて、ホントにすべてがイヤになってました。

何もやる気が起きませんでした。

で、ちょうどそんなときになんでかは忘れましたが実家に帰るタイミングがあって、そのときたまたま母がいなくて父と2人きりだったんです。

ウチの父は料理とか何にもできない人なので「お前がメシ作れよ」と。僕が唐揚げを振る舞ってやりましたよ。キャベツの千切りを添えて。#料理は得意

あとみそ汁も作りました。まー文句しか言わないですよね。母がインフルエンザなっても「おれのメシは?」とほざくような昭和の人間なので。

唐揚げがちょっとネッチョリしてるだの、キャベツの千切りが百切りになってるだの、みそ汁の味が薄いだの。なんなんだこのハゲは。ホントは嬉しいクセに。

僕はそのときもう何もかもイヤになってしまってたわけですが、父親と2人きりで晩ご飯とかたぶん生まれて初めてのことだったんです。しかも僕が全部作ってっていう、奇跡的な状況がそこにはあったわけです。

だからなんとなく僕も恥ずかしいながらもそんなやり取りとかも嬉しかったんです。

僕も父親になったからよくわかりますが、大人になった息子が自分のために料理ふるまってくれて2人でお酒飲んでっていう状況ってたぶん嬉しくてしかたないと思うんですね。たぶん父もそう感じてたんだと思いたい。

その時点ですでに人生つまらんなぁって思ってたのがちょっとどこかに行きかけてました。半分ぐらいどっかいってました。久しぶりに家族!って感じの時間を過ごせてそんなイヤな気持ちも少し忘れることができました。

ほんでそこから人生とはなんぞやみたいな話になってですね。

たぶん酔った勢いってのもあったと思うんですが、そのときに初めて父の人生のいろんな話を聞きました。

少しだけ昔話します。-----------------------

僕は18のときに家を出たんですが、当時すっげぇ父と仲悪かったんです。たぶんそれぐらいのときってほぼほぼ口聞いてないです。妹たちからもその当時むちゃくちゃ嫌われてて「もう帰ってこないで」ぐらいに思ってたみたいです。

すごく雰囲気悪かった中で半ば追い出されるように家を出ました。その2年後ぐらいにじいちゃんが亡くなりました。大好きだったじいちゃんが。そのときに久しぶりに父と口を聞いたんです。どさくさに紛れて葬式とか諸々の業務連絡的なヤツを。その当時を振り返って母親が言った言葉がすごい印象的で「おじいちゃんがあんたらを繋げてくれたんやね」って言ってました。

当時はバンド活動をめちゃくちゃ頑張ってたときで、ちょっと更生してて、父以外はなんかもう普通になってました。だからイヤだったんです。父とそんな険悪な感じなのが。

そんなとき、家で家族そろって話をしていたら父がいないことに気づき、母が「呼んできて」と。

呼びに行こうと思って玄関のドアを開けたらすぐそこに目ぇ真っ赤っかにして鼻をすすってる父がいました。何事もなかったように「わかった」と言ってスーッと家の中に入っていきました。「あの親父が泣いてる!」ってなって、すごく胸打たれて。それを機に少しずつしゃべるようになっていきました。

最初はめちゃくちゃぎこちなくて恥ずかしかったけど、それ以来険悪になることもなく良好な関係に戻っていきました。

そのとき父親が50歳ぐらいだったんですけど、突然「実家に帰る」って言い出しまして。まだ高校生の妹が2人いるのにもかかわらず。1回言い出したら聞かない人なのですぐさま帰ってました。

ーーーーーーーーーーー昔話はここまで。

そんな経緯があって、2人でお酒を飲みながらそのときの心境を聞くと、じいちゃんを近くで看取ってやれなかったからせめてばあちゃんだけでも近くで看取りたい。そういう気持ちがあって実家に帰ることを決めたんだと。子どもたちには申し訳ないことをしたけど、そうしないと後で後悔するから…と言ってました。

会社ではわりと上の方の地位にいて、けっこうな給料ももらってたけど、地位も名誉もお金も全部捨てて夫婦で実家に帰りました。この時点ですでに「いや…オヤジかっこよすぎやん…」ってなって、震えるぐらいめちゃくちゃ感動してました。

ほかにも、会社に就職活動のときの面接で「私はこの会社でやりたいことがあります。それが気に入らないのであればどうぞ断ってください」的なことを言ったみたいで。大卒の若造がそんなこと言えます?なかなか言えないですよね。で、結局それが気に入ってもらえて無事に就職が決まったと。父の仕事は化学の会社でいろんな薬みたいなのを開発したり研究したりしてたみたいでいうなれば化学者みたいな感じでした。

なんてカッコいいんだこの人はってなりました。父いわく、「そうやって自分の信念みたいなもんを貫いて生きてきた。なんでもいいからアホになれ。アホになるぐらいひとつのことを没頭してやったらそのうちいいことある」「音楽やりたいんやったら音楽にアホになったらいい。誰にも負けないぐらいアホになってやってみろ」って言われて。

それがその当時の僕の胸にこれ以上ないぐらい刺さりました。

僕はそこまでアホになれてたんだろうか?そこまで魂を込めて音楽に向き合ってたんだろうか?って自問自答しまくりました。答えはもちろんNOでしかなかったです。人生捧げる気でやってたつもりでいたけど、全然そんなことなかったなって。

それからというもの、父親に対して尊敬の念を抱くようになりました。

 

何かで活躍してる人はだいたいアホになってる

 

それからどんなジャンルでも、第一線で活躍している人ってアホになってるなぁっていうことに気がつきました。ここでの「アホ」っていうのは何ごとにも一生懸命、全力で取り組んでいるという意味での「アホ」です。

なぜアホになるのか。

アホになるぐらい全力で取り組まないと他の人たちに負けてしまうからです。あらゆる分野で活躍できている人はなんの努力もなしにそこにたどり着いたわけではありません。人一倍努力をして、悩んだり落ち込んだり、ときにはやめたくなるぐらいまで絶望してたりします。

それでもやっぱり負けたくないからそれを必死で乗り越えます。そんなふうに必死でやった結果、その位置にいれるんだなと。

 

たとえば元メジャーリーガーのイチロー選手。彼は3歳のころから野球を始めて、そのときすでにプロになると決めています。小学校のときの文集で1年間で遊ぶ日は1週間ぐらいしかないと書いていました。

まわりの人間からすれば「こいつアホやん?」ってなるぐらい野球ばっかりの日々です。たくさん笑われたと彼は言っていました。でもまわりの人間にどれだけ笑われようが、バカにされようが彼は自分の力を信じて意志を貫きました。

「絶対おれはプロになれる」と。

結果はご存知のとおり。

プロになってからも少年時代となんら変わることなく野球ばっかりの日々ですね。それぐらい必死で取り組んでるからあそこまでの選手になれたんです。

ほかにもたくさん「アホ」はいます。どの人も同じようなプロセスで第一線で活躍してる人たちばかりです。

 

勇気を出してアホになろう

 

この「アホになる」というのはものすごく覚悟がいる行為です。ある意味では自分を捨てる行為だからです。最初はまわりの目が冷たかったりします。だからなかなか一歩が踏み出せない人がほとんどです。

で、その人たちはアホになりきれずに中途半端に人生が終わる人たち。そんな人たちを見てると、ホントに楽しくなさそうです。

アホになれば心の底から笑えるようになります。

先のことを考えるならなおのことアホになったほうがいいです。先のことを考えるっていうのは失敗するリスクを怖がってるということ。

先のことなんかわからないから今の現状がそのまま続く保証なんかどこにもない。ましてこんな時代で。

一寸先は闇なのでどうせならやるだけやってアホみたいなこといっぱいして笑われてもバカにされても自分の信念みつけてそれをとことんやりぬいたらいいと思います。

失敗したら失敗から学んで次に活かせばいいんです。なにもしないことのほうがよっぽどリスクです。

さあ、勇気を出してアホになろう!

 

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