本当に優しい人の裏に見え隠れするその人の強さの正体

優しい人は世の中に数多くいるけれど、

本当の意味での優しい人はなかなかいない。

残念ながら世の中そううまくはいかないようにできてるらしい。

 

 

ホントは優しさのカケラも持ち合わせていないような人間に

見せかけだけの優しさに惑わされてしまって

ホイホイついていってあとで裏切られて痛い目に合って傷ついてしまった。

 

、、、なんてのはよくある話。

 

ここで大事なことはその優しさが

ホントの優しさなのかどうなのかというところ。

 

 

優しさなんてのは人によって感じ方が違う。

自分的には優しさ全開でいったつもりでも

それが相手に伝わってなかったらそれは優しさでもなんでもない。

 

だから特にこれといった基準なんてものもない。

なので今日は僕が考える優しさという

概念について語らせていただきたい。

 

 

優しさってなんだ?

 

 

人を憂うと書いて優しいと読む。

、ということは傷ついたり落ち込んだりしてる人に対して

どういう言葉なり態度を示せばその人の気持ちが和らぐのか。

、ということを考えればそれでうまくいくはずだ。

 

僕の体験から例を出してみる。

 

僕は20代前半のときに青春を全て捧げてきたバンドが解散した。

 

人間関係のもつれで。

 

このときばかりはさすがに人生で初めて

 

「死にたい」

 

とまで思ったほど極度の人間不信に陥ってしまった。

そうなってしまったらもはや誰の声も耳に入らない。

何を言われても疑うことしかしない。

…いや、疑うことしかできない。

 

 

あのときは誰かに手を差しのべられたわけでもなく、

自分ひとりでなんとか立ち直ったんだけど、

もし仮に今の僕がその当時の僕にできることがあるとするなら

何も言わずにただそばにいてあげることだけだった。

 

たぶんそうしてほしかった。

 

今現在の僕を「A」、当時の僕を「B」と仮定して

過去にかえって対面することができたとしたら・・・

(もはや藤子不二雄の世界観・・・。)

 

最初のうちの「B」はたぶん「帰れ」とか「もういいって」とか

とりあえず早くひとりになりたいから、そんなふうに

そばにいられることがうざったくてしょうがないから

そんな言葉を投げつけられるだろう。

もしかしたら殴られたり蹴られたりするかもしれない。

それでも「A]は黙ってそばにいる。

 

しばらくはそんなやりとりが続くかもしれないけど、

時間がたてばそのうちに「B」の心の中に

なんでこんなにそばにいるんだ?

という猜疑心の片隅でなんなんだこいつは?

という好奇心が生まれる。

 

 

またしばらくその状態が続いて、

最終的に「B」のほうから話しかけてくる。

「なんでずっとここにいるの?」

、と。

 

こうなってしまえばもうこちらの勝利である。

そうしてやっと「A]の口は開く。

 

「人間てこわいよねえ。」

 

たぶんこのひと言でカタがつく。

このたったひと言の言葉の中には

それまでのふたりが共にいた時間と、

ある程度年をとっていろいろ経験した「A]ということも

加味されて重くて濃い言葉になっている。

 

ふつうは傷ついた人間に対しては

「大丈夫?」

とか、優しい言葉をかけたりするもんだけど、

その当時の僕「B」にはそんな言葉は何ひとつ響かない。

 

「A」が吐いた言葉には

「いろいろあったかもしれないけど、

人間てそんなこわい部分も持ってるんだよ。」

 

でも「A」はそんなことをわかりきったうえで

楽しそうにイキイキしている。

 

だからこそその言葉が活きてくる。

 

「でもそんな部分もあるから逆に良い部分が

すごく良くみえたりするのが人間なんだよ。」

 

裏ではそんなふうに言ってるようにも聞こえる。

 

人間は感情があってそれを複雑に隠そうとしたりする。

 

 

そのいろんな感情を読み取れるのはいろんなことを経験した人のみ。

 

いろんなことを経験してるということは

ある程度の修羅場もいくつか乗り越えてきたということ。

 

そんな本当の優しさを持った人には深い愛情がある。

 

本当の優しさにふれることで

人ははじめて優しくなれるんだというのが僕の考え。

 

僕自身は家族に優しさをもらった。

 

そのもらったものをしばらく自分の中に温存していて

自分がいろんな経験を積んでたくさん傷ついたりした。

 

だけど温存しておいた優しさがそれを和らげてくれた。

 

そして自分の経験と温存しといた優しさが融合して

人に対して優しくなれるようになった。

 

誰でもそうなれるはずなんだけどな。

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