仕事やめたいならやめればいい。僕は入社式の日に仕事やめました

就職して気に入らなければやめてしまえばいいんです。

やりたくもないことを無理にやると精神崩壊します。

それよりもすべて自分の責任で1から仕事を構築するほうが

はるかに楽しいし人とのつながり大事にするし生きてる実感がわく。

 

僕が就職して入社式でやめた話をどうぞ。



人生の岐路に立たされた高校3年生の夏。

当時バンドをやっていた僕は

バンドでプロを目指したいと心のどこかで思っていました。

でも学校で担任の先生から進路の話をされた時に、

僕はそれを言い出すことができませんでした。

 

迷っていたのです。

 

料理人かミュージシャンか。

 

 

 

就職先は料理人

 

就職先の会社が海鮮料理屋さんみたいな

ところだったのでそのままいけば料理人になっていました。

僕は小さい時から料理が好きだったので

それはそれでいいかと思い始めました。

 

ただ、この時かなりモヤモヤした感じがあったのは

今でも鮮明に覚えています。

学校の先生と就職の方向に話がまとまると急に生まれたモヤモヤ感。

 

ホントにこれでいいのか?

そんな想いが僕の中によぎりはじめました。

 

 

この時このモヤモヤを感じていなかったら

僕はそのまま料理人になって、今の自由な生き方が

なかったかもしれません。

そんなモヤモヤが晴れないまま何回か研修に行って

順調に入社式の日を迎えようとしていました。

 

 

伯父さんの余計な言葉

 

無事に高校の卒業式を終えて、その足で昔からよく

遊びに行ってた伯父さんの家に卒業の報告をしに向かいました。

 

この時の伯父さんの言葉が僕の中にずっと残ることになります。

 

伯父さんは昔けっこうヤンチャしてたらしく、

その当時のことをいろいろ話してくれました。

そんな中で決定的な言葉を吐いてくれました。

 

「やりたいことがあったら若いうちにやっとかないとあとで後悔する。

その後悔があると、年いってから犯罪とかに走ってしまうよ。」

 

 

この言葉により、僕の中のモヤモヤは爆発的な成長を遂げてしまいました。

体から溢れ出しそうなぐらいに。

 

それでも担任の先生が一生懸命頑張ってくれた進路だったので、

溢れ出しそうなモヤモヤを必死になだめていました。

 

 

自由を手にしたらなおさらもやもやが…

 

僕はこの当時父親とあまり仲がよくありませんでした。

そして18歳になったら家を出るというのが

我が家のしきたりで僕は1人暮らし確定だったのです。

 

僕からしたらうっとうしい親から離れたいと

思っていたので非常に好都でした。

 

高校を卒業したと同時に実家を出て親と離れて暮らし始めた僕は

家を出て自由になった解放感はすさまじいものがありました。

 

今思えば、この解放感もモヤモヤが爆発的に成長した

ひとつのキッカケだったのかもしれません。

 

つるのひとこえ

 

 

そしていよいよ入社式当日。

あろうことか、僕は髪の毛にパーマをかけて茶髪にして

Gパンとジャンパーで出かけてしまいました。

 

この時の僕は社会の常識なんぞまったく知らないクソガキだったので、

スーツを着るのが当たり前という感覚がありませんでした。

 

父上も母上も何ひとつ言ってくれませんでした。笑

一言ぐらい言ってくれりゃいいのに。

 

他の新入社員の皆さんはバシッとスーツで決めてきたのに、

僕1人だけかなり浮いてしまっていました。

 

 

ついにモヤモヤが爆発した

 

そんな僕を社長さんは少し呆れ気味に、

「まーまー服装は仕方ないとして、

髪の毛はちょっとマズイからすぐ切ってきて。」

僕はすぐに家に帰って髪の毛を坊主にしていきました。

 

少しばかりの申し訳ない気持ちと、

誠意を少しでも感じてもらおうと思ってのことだったので。

 

髪の毛を切ったら服装はそのままですぐに会社に戻りました。

すると社長さんの口から思いもよらない言葉が出てきました。

 

「モミアゲ長いからもう一回行って剃ってきて。」

 

……は?

 

坊主だけでは不服だとそうおっしゃるのですか?

 

せっかくわざわざ切りに戻ったのに、

その誠意は認めてもらえないと?

 

これを言われた瞬間、僕の中でウズウズしてた

モヤモヤが一気に爆発してしまいました。

 

やーめたっっっ。

 

もうやめじゃやめじゃっっ。

 

その時から僕はその会社には行っていません。

せっかく先生が頑張ってくれたのに。

すべてを台無しにしてしまいました。

 

先生ホントにごめんなさい。

 

 

後世に伝えるべきこと

 

今考えるとそれはただの口実で、もしあのときガマンして

続けてたとしても、どこかでやめる理由を探して結局そんなに

時間たたないうちにやめてただろうなと思います。

 

結局僕はバンドがやりたかったんですよ。

 

その気持ちを封じ込めて頑張ってみたけどやっぱり無理だっただけです。

やりたいことっていうのは自分が納得するまでやりきったほうがいい。

伯父さんが言った通りだったんですね。

 

いろんな人に迷惑もかけたし、心配もかけましたが、

自分の思う通りにやってよかったと思います。

 

やらないで後悔するぐらいなら思いっきりやって

 

あーダメだった!

 

ってなるほうがよっぽどスッキリしますね。

 

僕のまわりでもやりたいこととか封じ込めて好きでもない仕事を

文句を言いながらやってる人はたくさんいます。

それはそれで素晴らしいことだとも思います。

 

でも僕には絶対ムリ。

 

人生一回きりなんだからやりたいことをガマンすると

年いってから後悔してる人がわんさかいるので。

そんな人にはなりたくない。

 

じいさんになってから

「やっときゃよかったなー。」

とかブツブツ言ってる姿を自分の子どもや孫にみせるのはイヤ過ぎる。

 

それなら失敗してもやりきって、

「じいちゃんこんなことやっちまってなー!」

なんて高らかに笑いながら言いたいもんです。

 

伯父さんが言ったあの言葉を今度は僕が伝える番ですね。



 

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