「失敗したらどうしよう」は成功への道を遠ざけてしまう

誰でも失敗するのはイヤなものですよね。

失敗したら恥ずかしいし、誰かに怒られるかもしれないし何よりも不利益なことが多いです。

でも不思議なことに「失敗」をこわがってしまうと途端に道は消えてなくなります。

 

何度も何度も失敗を繰り返してるうちにそのうち成功につながる道筋が見えてきます。

この世の中、多くの成功者がいる中でみなさんだいたい同じことを言ってらっしゃいます。

「失敗をおそれるな」と。

 

失敗はしたくないけど失敗することで得られるものはたくさんあります。

逆に失敗しないと見えないものもたくさんあります。

失敗しないと見えないもの

 

よく失敗することを転ぶとかコケるとかっていうふうに例えたりします。七転八倒とか。転ばぬ先の杖とか。

転ばないと見えないものがあります。

地面のアリとか。小さい雑草とか。普段まじまじと見ることがないと思います。転んで顔が地面と近づいたときにはじめてじっくりみたりします。

あと転んだときに「コンクリートってけっこう硬いんだなぁ」っていうことに気づいたりします。

 

同じように失敗しないと見えないものが確かにあります。

たとえば結婚。

僕の話で恐縮ですが僕は2回ほど離婚しています。バツ2です。

結婚において離婚は失敗ととらえる人が少なくないと思うのですがそういう意味では僕は2回も結婚に失敗してることになります。

離婚して見えたことはたくさんあります。

まずいろんなことが鬼のようにめんどくさいっ。離婚届けを取りに行ったときの役所の人と対峙したときの気まずい空気感…。離婚届に証人を書く欄があるのですがそれを書いてくれる人も探さないといけません。

家も出たり新居探したり引っ越ししたりでバタバタでした。

結婚はどちらかというと祝福ムードで気持ちも前向きなのですが離婚の手続き中はすっごい後ろ向きな感じがしていました。

僕はこの離婚という失敗からまず「離婚の際の消費エネルギーがすごい」ということが見えました。

そんなめんどくさくてたくさんエネルギーを消費することを僕は2回もしたのですが、それによって得たものもあります。

それは「バツ2」という肩書きです。なかなか手に入れられるものではありません。

 

これは初対面の人と話すときとかに最高のネタになってくれます。

僕は見た目が20代に見られることが多いので「その見た目でバツ2なの!?」とドカンッとなって、だいたいつかみはおっけーです。そこからいろいろ話が盛り上がったりします。バツ持ちの人なんかはすごく共感しあえるのでなおさら仲良くなれます。

そういう皆さんの反応を見てるとけっこう驚いてくれたり、僕が笑い話にしてるので喜んでくれているのをみるとバツ2って希少な存在なんだなぁと思うし、最強の武器だと思っています。

僕が離婚という失敗から「レアな人種」と「話題のネタ」というものを得ることができました。

これは確実に「失敗」しないと見えなかったものです。

 

失敗をこわがらないで思いっきりやればいい

 

僕は離婚という「失敗」をしました。

でもそれによって得たものはものすごく大きくて一生ものの財産になると思います。

意図的にやったものではなく、全力で結婚に取り組んだ結果、全力で離婚という「失敗」に終わったという感じです。

だからこそ得られたものもそれに応じて大きくなったのだと思います。

仮に力を抜いてテキトーにやってたり、失敗したらどうしようという気持ちでやっていたらここまで満ち足りたものにはならなかったと思います。

同じ失敗でも全力でやらなかった場合には「もっと思いっきりやっとけばよかった」と後悔が大きく残ることもあります。

これはあとあとずーーっと胸にネチこく残ってしまうものです。

先ほどの結婚に関しては僕は思いっきりやって、その結果失敗に終わったので特に後悔はなかったのですが、もうひとつの「失敗」は思いっきりできてなかったほうの失敗なので、後々すんげぇ後悔が残ってしまいました。

「もうちょっと上手くやれよ」と過去の自分に言ってあげれるものなら言ってあげたいです。

その失敗はメジャーデビュー一歩手前で解散してしまったバンド活動でした。

僕は当時思ってることをあまりはっきり言えるタイプの人間ではなかったので「もっとこうしたらいいのになぁ」と心の中で思っててもそれを外に出すことができませんでした。言うことで起こる摩擦を怖がってたんですね。

今となってはそれを外に出してたとしてもどう転んでたかなんてわかりませんが、ひとつだけいえることは、やった後悔よりもやらなかった後悔は後味悪くて残ってしまうということです。

 

 

失敗は誰のせい?

とにもかくにも失敗をこわがっていても僕がそうだったように何もいいことはありません。

自分の中で「もしかしたらこうしたらいけるんじゃね?」と、そこに少しでも希望を見出せたのなら迷わずGOしたほうがいいと思います。

そのうえで失敗してしまったらその瞬間はへこんだり傷ついたりしてしまいますが、後々その失敗は過去の出来事になって笑い飛ばせる日が必ずきます。

気をつけないといけないのはその失敗を自分以外の何かのせいにしてしまったらその時点で「負け」だということです。

さっきの結婚の失敗にしても、バンドの失敗にしてもすべては僕の責任だと思っています。

僕がもっとしっかりしていれば当時の結婚相手もバンドメンバーももっと幸せになれたはずです。

過去は取り戻せないので今後僕と関わってくれる人にそんな思いはさせたくないし、自分自身もあんな悔しい思いは二度としたくないという気持ちでいっぱいです。

だからといっていつまでも悔やんでいてもしかたないので、笑い飛ばして話のネタにすることで失敗した過去をなんとか輝かせようと思っています。

失敗は自分のせいにして受け入れて消化すればそこから前に進めます。

でも仮に失敗を自分以外の何かのせいにしてしまったら、そこで時間が止まってしまいます。

人のせいにしたところでその人が何かをしてくれるという保証なんかどこにもないんです。

でも自分のせいにしてしまって自分が変われば、1ミリでも前には進めるんです。

失敗がこわい気持ちは痛いほどよくわかります。逃げたくなる気持ちもわかります。

でも失敗しても自分のせいにすれば僕のようにあとで笑えるときが必ずきます。

むしろ失敗にありがとうと言えるときがきます。

 

失敗に感謝できたら成功

 

最終的に失敗したことに対して感謝の気持ちが生まれたらそれはもうすでに成功したということなんじゃないかと思います。

失敗を受け止めて前に進めてるということなので。

僕はいろんな失敗を繰り返してきましたが、その失敗がなかったら"今の自分"は確実にないと言い切れます。

 

むしろ失敗させてくれてありがとうという気持ちすらあります。

 

この先もおそらくいろんな失敗をすると思いますが、失敗をこわがらないでいつまでも挑戦し続けたいと思います。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

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