本当に優しい人は強くて弱くて人の痛みがわかる人

強い人はみんな優しい。

そんなセリフをどこかでみました。

たしかにその通りです。

 

みせかけだけの優しさの人は弱い人です。

自分をよくみせようとしてるだけで、中身すっからかんのハリボテです。だからいざという時に逃げます。

 

強い人っていうのは肉体的な強さじゃなくて、何があってもへこたれないとかメンタル的な強さです。

 

肉体的に強い人が優しいとは限りませんが、メンタル的に強い人は皆さんもれなく優しいです。

 

それは人の痛みに寄り添えるから。

 

心に傷を負って痛みを抱えてる人は、これ以上傷が広がるのを恐れるので、人を寄せ付けないように威嚇します。

 

ノラネコがシャーッてなるあの感じです。

ナウシカの「テト」というキツネリスがシャーッてなってナウシカの手を噛むようなあの感じです。

 

弱い人はその威嚇にビビってしまってそれ以上近づこうとしません。

メンタルが弱いから自分が傷ついてしまう、と思ってしまうので、寄り添うことができません。

 

でも強い人は、そんな威嚇ものともせず攻撃されようが何をされようがそばにいようとします。

傷ついた人は容赦なく罵声を浴びせてきたり、時には手を出してこちらを攻撃してきます。

もうほっといてくれ、と。

 

それは自分がこれ以上傷つきたくないという感情と、迷惑をかけたくない、とかなんとか、いろんな感情が混ざっていて、ちょっと混乱気味になっているからです。

 

強い人はその感情が痛いほどよく理解できるので、そういう時こそひとりになるのは危険だと知っています。

 

だからずっとそばにいるのです。

長い時間をかけてでも。

年単位になろうとも。

心に負った傷はちょっとやそっとじゃなかなか治らないことも知っています。

 

どれだけ罵声をあびせられても、攻撃されても全然痛くありません。

傷ついた人の心の方がよっぽど痛いことを知っているから。

 

その人が心の底から笑えるようになることで、そんな自分の傷は一瞬で消え去ることを知っています。

 

強い人は過去にいろんな経験をして、たくさん傷ついた人です。

 

人間誰しも何かしらの傷は負っています。たぶん傷がない人なんていません。体の傷は時間が経てば治りますが、心の傷って乗り越えることはできても、たぶん治ることってないのです。

その傷とどう向き合うか、がすごく大事で。

 

その傷から目を背けて他のせいにして覆い隠そうとする人が弱い人です。他のせいにするので自分を変えようなんざ夢にも思いません。

だからハリボテです。

 

その傷から目をそらさずに真正面から受け止めて自分のせいにできるのが強い人です。自分のせいにすることで自分を変えようと常に努力を惜しまなくなるのです。だから「私はこれだけの傷がある!」と恥ずかしげもなく胸を張って言える。

 

なので、本質のところでいうと強くなったわけではなく、強くあろうとしてる、といったほうが的確です。

弱くないと心に傷を負ってる人と同じ目線に立てない。

 

そんな人ばっかりだったら世の中平和になるのにな。

 

2 件のコメント

  • 加藤 章子 より:

    またまたお邪魔してしまいました。
    加藤 アイタロウです。
    読んでいて、みぞおちにずんときます。からだの中から熱が溢れているのを読んでいて、感じます。
    又お邪魔します。

  • 加藤 章子 より:

    追記です。
    私のスマホのメール受信設定にて何らかが原因でブロックをしているとの通知を受けましたので、意図していません。操作音痴です私、
    安全なサイトとしてもPRも読みました。
    今暫くは私が楽しくDさんのサイトを
    読んでいきます。感謝です。
    ありがとうございます。

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