人生が幸せになる方法:考え方次第で幸せにも不幸せにもなれる

幸せってなんなんだろう?

意味を調べてみると、「為る()+合わす」が変化して「幸せ」になったとあります。

もともとは「めぐり合わせ」の意味で使われていたものが時代の流れとともに変化していったそうな。

 

この「幸せ」という言葉。感じるところは人それぞれ違うと思います。何をもってして幸せと感じるか?

Aという人がすごく幸せそうにしていてもBという人はそれでは幸せと感じることはできない。

当たり前ですね。人それぞれ感覚が違うんだから。

例えば戦争時代。

今と比べると食べる事は満足にできなかったし、いつ空襲があるかわからないからゆっくり寝ることもままならなかったことでしょう。

もしその時代の人がタイムスリップして現代に来たらどう思うんだろう?

食べ物なんかまさに廃棄処分が何万トンも出てしまうほどあふれかえっているし空襲なんてたぶんありえないからいつでもどこでも安心して寝れてしまいます。

昔の人からしたら現代の日本はパラダイスといっても過言ではないでしょう。

でもそれって現代人の感覚では"マイナスの状態"。彼らはそこからスタートしてるから僕らが当たり前のように思ってる事でも幸せに感じる事ができます。

今と昔で比べなくても世界規模でみれば食糧難の地域なんかいくらでもあるし、戦争してる国だっていくらでもあります。シリアの国やお隣の北朝鮮なんかは、僕ら日本人がその現場に行ったらまず生きれない人が大多数だと思います。

過酷すぎて。

今考えるとキツかった専門学校時代

 

僕は30手前で柔道整復師の資格をとるため、専門学校にはいって夜も寝ないで仕事をした事があります。夜中に働いて朝から整骨院で働き、そして昼間に少しだけ寝て夜は学校に行き、そのまま晩御飯を食べてまた夜中に仕事をする。

そんな暮らしが3年ぐらい続いていました。最初はものすごく眠たくて夜中なんか特に寝ながら仕事してたなんてことも当たり前でした。

授業中に寝た事はもはや数えきれないぐらい。寝過ごしてそのまま学校に行かなかった事もしょっちゅうありました。

バイクで通ってた時期もあったので危うく居眠り運転で事故りかけたこともありました。笑

でもそのときは感覚が狂っていて、資格を取るために必死でやっていたからそれが当たり前になっていたんですね。

資格を取って夜中の仕事をやめて夜に寝て朝起きる生活に戻ったとき「夜寝れる事がこんなにも幸せなことなのか」と、嬉しすぎておしっこちびりそうになりました。

幸せの意味を考える

 

人間は本来太陽が沈んだら寝て、朝太陽が昇ると起きて、という生活をしてきました。それこそ原始時代のまだ猿だった頃からそういう生活をしてきました。それが人間にとっては心地良かったんですね。

それがずーっと残っていて、夜寝る事は当たり前になっています。一部を除いて。

僕自身も子供の頃から夜9時になったら寝かされていたし、それが当たり前でした。おそらくほとんどの人がそうだったんじゃないでしょうか?

でもそれが当たり前でなくなるとふつうに夜寝る事ってすごく幸せな事なんだなと深く深く考えさせられました。

 

、、、つまり、今現在、当たり前になってる事の中にも実は幸せっていっぱい潜んでいて、それを感じ取れるかどうか、の問題なんですね。

慣れてしまうからね。人間はね。今、地球は何が起こるかわからない。今というか、常に何が起こるかわからないはず。今ある生活が「当たり前」だというのはただの「おごり」でしかなくて、でもそんな人のほうが圧倒的に多いのが現実です。だからいざというときにあわててしまって何もできない。

仕事柄、体が痛い人たちを見てて思うのは「健康であることが当たり前」と大いに勘違いしている人が多すぎる。そんなことは絶対ないんです。人間の体は常に健康状態を保とうとがんばっているんです。本人の意思とは無関係に。それが当たり前だっていうのは家に帰ったらご飯が用意してあるのが当たり前と思ってるのと同じレベルで、まあまあ危険な状態です。

奥さんを労うことをせずにほったらかしにして熟年離婚されて、そのときにはじめて「家に帰ってご飯があることのありがたさ」がわかるようなものです。

 

明日にはもしかしたら地球は消えてなくなってしまうのかもしれません。なくならないにしても、今ある「当たり前」の事が何らかの原因で「当たり前」でなくなるかもしれません。

そんな事は誰にもわからないし知る術もないのです。大切な事は、当たり前を当たり前にせずに生きていけたらこんなに幸せな事ってないんじゃないかなと。

僕はそう思います。

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