離婚───。
それは幸せになるための第一歩です。
幸せになるために選んだ結婚という道がどこでどう間違えたのか幸せとは程遠いものになってしまった。
でも。
それってそりゃそうなるよね、って話なのです。
結婚なんてやってみなけりゃわからないものです。そして人生で何回もするものじゃなく、ほとんどの人が1回だけで生涯を終えます。
#ワタクシは3回目
人生における一大イベントなので、やること盛りだくさんです。
いろんな手続きがあったりとか、親戚との関わりができたりとか、出産で新しい家族ができたりとか。
結婚を機に人が変わってしまうことも少なくありません。
結婚前は優しかったのに……。
結婚して恋人から家族になってトキメキがなくなってしまった……。
とか。
何かといろんな試練が待ち受けていて、それも初めてのことだらけで精神が追いつかなくなってしまいます。
それをお互いがお互いを思いやって時には気持ちをぶつけ合ったりすれば軌道修正できるのですが、それができないとどんどん気持ちが離れていってしまいます。
そうなっちゃったらとっとと離婚して新たな一歩を踏み出した方が幸せをつかむ可能性は広がります。
でも経済的な問題とか、世間体があるからとか、親戚との関わりがあるからとか、子どもがいるからとか、いろんな理由で離婚に踏み切れない人がたくさんいらっしゃいます。
そうやって我慢して我慢して高齢になってから離婚する夫婦が後を断ちません。
その我慢する時間ってすごくもったいないと思うのです。
結婚よりも離婚の方がはるかにエネルギーを消耗します。
まずパートナーがそれをすんなり受け入れてくれるかどうかが最初の難関で、親権やら養育費やら家をどうするかとか、そりゃもういろんなことを話し合わないといけません。
それも気持ちが離れてしまってる人と。
結婚する前は気持ちが盛り上がってるので何も苦はなく、むしろ楽しいことばかりですが、一度は愛した人に対してもう気持ちがない。
そんな人と何回も話し合うのは地獄です。
まずそこで大量のエネルギーを消耗します。
やっとこさ話し合いが終わっても、そこから離婚届を出したり、その他いろんな手続きをしたり、親族に対しての後ろめたさがあったり、子どもたちに対して申し訳ない気持ちがあったり、精神的にはかなりやられてしまいます。
それこそこのまま仮面夫婦でも継続した方がマシなんじゃないか、と思えるぐらい。
それでも。
どっちが幸せになれるのか?っていうのは人それぞれ価値観がありますが。
人生には無限ではなく限りがあるので、間違いなく今この瞬間も死に向かって突き進んでいます。年齢が重なってからいろいろ動くのは肉体的にも精神的にもかなり負担がかかります。
なので、少しでも若いうちの方が幸せになれる可能性は広がります。
そんなふうに考えたので僕は離婚を2回しています。
最初にも言いましたが、結婚はやってみないとわかりません。そして一度きりだなんてルールはありません。
一度失敗してもそれがすべてではありません。
何回かやってみるのもアリだと思うし、もう結婚はいいや、ってなるのもそれはそれで素晴らしいと思います。
結婚と同じでやってみないとみえないことがたくさんあります。その踏み出した一歩でみえた景色がたくさんあります。
そのために離婚という制度があるのです。
それを負ととるか正ととるかの問題です。
自分の中に真実があればそれでいいんじゃないでしょうか。
子供にとって一番いいのは両親が仲が良い事です。離婚を勧めるんじゃなくて、離婚しないように良い相手と出会う方法を書いたら如何ですか?自分が反省する事は一切せず、全て相手のせいにして、子供を犠牲にして。だったら結婚しないほうがいいです。むしろ「生涯独身の勧め」でも書いたら如何でしょう。